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MOFTの新作iPhoneスタンドをレビュー! まさかの紙とペン付き。“意外と使える”アナログメモの威力を再発見!

著者: 大竹望未

MOFTの新作iPhoneスタンドをレビュー! まさかの紙とペン付き。“意外と使える”アナログメモの威力を再発見!

iPhoneスタンドなのに紙のメモ帳とペンがついている!

パソコン、スマホ、タブレット向けのバリエーション豊富なスタンドでおなじみのMOFT。多彩なカラバリやギミック感あふれる構造に惹かれるユーザは多く、人気を博しています。かくいう私もそのうちの1人です。

パソコン、スマホ、タブレット向けのシンプルながら機能的なスタンドを多く取り揃えているMOFT。

そんな中、応援購入サービス「Makuake」でクラウドファウンディング中の新製品「MOFT インスピレーションスタンド&ノート」を試す機会を得ました。

気になるのが、「紙とペンを搭載したスマホスタンド」というかなり変わったコンセプト。正直なところ、メモは「メモ」アプリで取ればいいし、わざわざ紙のノートが必要なのか…?という疑問も浮かびます。

そのコンセプトの真意はいかに。さっそく「MOFT インスピレーションスタンド&ノート」の使い勝手を確認していこうと思います。

スタンドであり、メモであり、カードポケットでもあるマルチなデザイン

パッケージを開けると、スタンド、2種類のメモパッド、シールで貼り付けられる磁気リング、そしてボールペンが入っていました。

スタンド、メモパッド、磁気リングが入っています。メモパッドは、シンプルなメモ帳と、ミシン目で上下に分割でき、貼り付けも可能な付箋タイプのメモ帳の2種類。

スタンド自体にマグネットが内蔵されているので、MagSafe対応のiPhoneであれば磁気リングは不要で、そのまま装着できます。MagSafe非対応のiPhoneと使う場合は、iPhoneの背面に磁気リングを貼り付けて使いましょう。

本体左側のポケットにメモパッド入れておくことができ、開くとすぐに必要に応じてササッとメモを取ることが可能です。本体右側に、書いたメモを挟んでおくことができます。

スタンド左側のポケット状になっている部分に、メモパッドを差し込めます。
右側のクリップボードのうしろには、4、5枚のメモを余裕で収納できました。

ちなみにiPhoneに貼り付ける面には、メモだけでなく、カードが1枚入るポケットも備わっています。緊急用にお札を一枚忍ばせておけば、スマホ決済に頼ってiPhone 1台で外出して、万が一充電が切れてしまったときでも安心できますよね。

一般的な大きさのクレジットカードは、サイズ的に収納できず。しかし、ひとまわり小さなポイントカードは左側のポケット部分に収納できました。

なお、スマホスタンドは薄さ7.5ミリメートル、重さ62グラムとスリムで軽量。常に持ち歩いてもストレスはありません。

スタンド部分の後ろを開くと、安定感抜群のスマホスタンドになります。

アイデアを書く、ToDoリスト..iPhoneの”背中”はポテンシャルだらけ!

実際に使ってみたところ、手書きの気持ちよさと手軽さに気づきました。iPhoneの「メモ」アプリは、パッと呼び出して使い始められる優れたものですが、個人的にはアプリ上に文字入力するより、iPhoneを裏返してササッと手書きするほうがスムースに感じます。また、手書きだと図やイラストも添えられるのがいいですね。

それから、アプリへの文字入力だと“ただ書き残している”感覚になりがちですが、手書きすると頭の中が整理されていくような感覚もありました。

ToDoリストをつけるのも便利です。本製品には、普通のメモパッドだけでなく、付箋状になっている「スティッキーノート」もついているので、書いたタスクを簡単に右側に貼り直せます。物理的な移動を伴うことで、達成感がありますし、作業漏れも減らせそう。

スティッキーノートを使えば、左側にタスクをパッと書き出し、完了後にすぐ右側に貼り付けられるため、タスクが終わったことが一目でわかります。

またクリップボードの後ろはフォルダのように紙を挟める仕様になっているため、書いたメモを後ろに挟んで取っておくこともできます。

電話中のメモにも役立ちました。本製品はMagSafeで簡単に着脱できるので、着信があったら素早く外し、通話しながらメモを取れるので、取り回しも抜群です。また、ハンズフリー通話なら、そもそも取り外す手間もありません。

書き味しっかりの折りたたみ式ボールペンを搭載!

正直なところ、製品のリリースを見たときは、ボールペンは“おまけ”要素で、書き味は期待できないだろうと思っていました。しかし、実際に使ってみると、ペン先の走りが良く、スルスルと書くことができました。

何より、薄さ2.8mmの板を折り紙のように3つ折りにすることでペンとなるギミックに驚きました。サイズは小さめですが、しっかりホールドできるので使いにくさは感じません。ちなみに、ボールペン部分にもマグネットが搭載されているので、ボールペンだけをiPhoneのMagSafe部分に貼り付けることも可能です。

ボールペンを使用していないときも、マグネットでiPhoneと一緒に貼り付けて持ち歩けます。

しかも、ボールペンの芯は一般的なもの。つまり、インクが切れても、市販品と交換すれば使うことができるのです。

デジタルデバイスのスタンドで人気のMOFT。そんなブランドが、アナログ文房具である紙のメモとペンに着目したのは、創業者Julianna Heさんが元々、文房具マニアだったからだそうです。「自分と同じようにアナログ要素を必要としている人はきっといるはず!と確信して、今回の商品開発した」といいます。

iPhoneというデジタルデバイスに、紙のメモとペンを融合させた本製品。機能的なiPhoneスタンドを探している人はもちろん、文房具好きにもおすすめしたい製品だと思います。

なお、本製品は現在応援購入サービス「Makuake」にてプロジェクトが進行中。お得に購入できるチャンスでもあるため、興味のある方は覗いてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール

大竹望未

大竹望未

『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利なガジェット、iPhoneのTipsを日々探し求めています。

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