先日、10年以上ぶりにロボット掃除機を試用した筆者。家中の汚れた床をピカピカにしてくれた最新のロボット掃除機の水拭き性能にいたく感動したのも束の間、またも最新のロボット掃除機を試す機会が到来しました。今回はRoborockの「Qrevo Curv 2 Pro」です。
ロボロックといえば、日本では数年前に彗星のごとく現れ、一躍ロボット掃除機の代表格となったメーカー。エントリーモデルからハイエンドモデルまで多彩なラインアップを揃えます。今回試す「Qrevo Curv 2 Pro」はミドルレンジの「Qrevo Curv」シリーズに属しますが、吸引力はロボロック史上最高となる2万5000Pa。ほかにも各種センサによる高精度マッピングや3輪独立制御による最大3cmの本体リフトアップ機能、100℃の温水モップ洗浄など、最上位クラスと比べても遜色がない性能です。
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まずは本体とドックのスペックをくまなくチェック!
最初に「Qrevo Curv 2 Pro」のスペックを紹介します。
本体サイズは350(W)×352(D)×79.8(H)mmで薄型のデザインが特徴です。物体を検知するストラクチャードライトとRGBカメラ、マッピングなどを行う自動昇降式のLDSレーザーセンサ、空間の高さを測定するToFセンサなどを備えます。






ドックはツヤのある質感と丸みのあるフォルムで、柔らかなデザインです。最近のロボット掃除機は軒並みドックが大きく、もはやインテリアの佇まい。そういったシックで角ばったデザインが大人っぽい部屋に合うとしたら、Qrevo Curv 2 Proの丸っこいデザインは、リビングなど明るい部屋が似合うイメージです。
機能面は、100度の温水によるセルフ洗浄機能を備えるのが特徴。内部には2つのタンクとゴミ収集用紙パック、取り外し可能な洗浄トレーが格納されています。掃除機本体への充電に加えて、掃除機本体のゴミの収集、モップの洗浄、掃除機本体への温水給水、55度の温風によるモップとドックの乾燥機能などフラッグシップ機に見劣りません。



いざ掃除開始! はたしてスペックどおりの性能は発揮されるのか?
本体とドックの大まかなスペックや構造を確認したところで、早速掃除を始めます。
「Roborock」アプリを起動して掃除モードを選択したら、そのままスタートボタンを押して掃除を開始。掃除をしながら部屋のマッピングも一緒に行われ、徐々に部屋の間取りが記録されていきます。初回はサクッと行いたいので水拭きはせず、吸引のみのモードで行ってみましたが、20分程度でリビングと客間、キッチン、玄関前の廊下、脱衣所の5箇所を周り切りました。


ロボット掃除機の動き方としては、まず部屋の隅に沿ってぐるっと一周し、その後ジグザグと部屋の内側を埋めていきます。壁際やコーナー、ゴミ箱や椅子の脚などは、サイドブラシがグイッと伸びて、取りこぼしなくゴミを除去してくれます。





パワフル設定にすると拭き上げ力が抜群にイイ!
スペックを見て、期待していたのが水拭き機能。ローラーモップが1分あたり200回転し、12Nの圧力をモップにかけて隅々まで水拭きをしてくれるといいます。
まずはデフォルトの設定で水拭きを行ってみたところ、なんとなく水量が少ない印象です。掃除後の床をみてもシミ汚れがそこそこ残っており、ちょっと物足りない結果に。
実はデフォルトでは水量が抑えられているようで、アプリで設定を変更することでスペック値の回転と圧力が得られます。再度やり直してみたところ、残っていたシミ汚れも見事に拭き取ることができました!
とはいえこのモードだとモップの洗浄と給水回数が多く、また掃除に1時間以上かかってしまいます。ビショビショに濡れるわけではありませんが、やりすぎはフローリングを痛める恐れもあるので、よほど床汚れが気になる場合や、月に1~2回程度でしっかりと水拭きしたい場合のみ設定を変更するような使い方がよさそうです。



以下の画像が清掃前後の様子です。


2階建て以上でも安心! 階数ごとにマップを作成可能
2階建て(もしくはそれ以上)の住居の場合、ドックのある1階から本体だけを2階に持っていけば掃除をすることができます。なぜなら、マップを複数作ることができるのです。


ロボット掃除機の性能に満足! 活かせる部屋づくりも視野に
また高さ7.98cmの超薄型デザインも特徴。背の高いロボット掃除機だと、棚やソファの下など、どうしても入り込めない領域がありますが、高さ7.98cmであれば、たとえばローソファなども掃除ができるようになります。
※このメリットは、ロボロックの最上位モデルである「Roborock Saros 10」レビュー記事でも解説しています。
「“超薄型ボディ”でついにソファ下を攻略! ロボット掃除機「Roborock Saros 10」レビュー」
我が家の場合、折りたたみタイプのソファや椅子がネック。一見するとどんなロボット掃除機でも問題なく通れそうに見えるのですが、脚の部分の骨組みがクロスする箇所が狭き門となり、10cmクラスのロボット掃除機では弾かれてしまうのです。しかし「Qrevo Curv 2 Pro」はこの難所を見事に潜り抜けてくれました!
ほかにも、たとえば壁際のコンセントに差し込んだアダプタの下やキッチンワゴンの下、ドラム式洗濯機の出っ張りの下など、薄型だからこそ入り込めるスポットは意外と多いので、この点は「Qrevo Curv 2 Pro」の訴求ポイントです。


ただ、我が家にあるラックや棚は床上5~7cmほどだったので、掃除機が微妙に潜れない「おしい」高さの家具も結構ありました。とはいえ、Qrevo Curv 2 Proの高さ79.8mmは業界最薄クラス。稼働棚の場合は棚を一段上げるだけで十分に入り込めるはず。もし新生活にロボット掃除機を検討している人は、合わせて家具の高さも意識しておくといいかも?
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著者プロフィール
小枝祐基
PC、Mac、家電・デジタルガジェット周りを得意とするフリーライター。著書に『今日から使えるMacBook Air & Pro』(ソシム)、『疲れないパソコン仕事術』(インプレス)など。








