※この記事は『Mac Fan』2024年1月に掲載されたものです。
海外でのタッチ決済には思わぬ事件が付きもの
先日、香港に行ってきました。前回には、航空券の購入から現地に到着したところまでレポートしました(記事はコチラ)ので、より詳しく香港のキャッシュレス事情についてお話ししていきます。
香港は、コロナ禍を経て格段にキャッシュレス化が進んでいました。立ち寄ったお店のほとんどがタッチ決済に対応していましたし、現地のApple StoreでiPhone 15プロ・マックスを買おうとしたときもキャッシュレスでサッと支払えました。…と言いたいところだったのですが、実はApple Payでちょっとした事件が起こりました。
Apple Payに登録しているAmerican Expressブランドのクレジットカードで支払おうとしたところ、決済端末に何度タッチしてもエラーが出て支払えなかったんです。「利用限度額を超えてしまったかな。カッコ悪いな…」と焦ってしまい、別のクレジットカードで支払ったのですが、原因は限度額超過ではありませんでした。
そう、普段カードを使っている国以外で決済しようとすると、不正利用の疑いによって支払いが否決されるケースがあるのです。今回も、購入したデバイスの受け取りを待っている最中にアメックスのサポートデスクから電話があり、「海外で決済しようとした履歴がありますが、ご本人ですか?」と確認が。香港では支払いにほかのカードを使っていた状態で、いきなり20万円近い決済をしようとしたので制限されたわけですね。
カード会社によって対応の有無や方法に違いはありますが、これを回避するには渡航日程を事前にカード会社に申請しておくことが有効です。なお、海外でのキャッシング(クレジットカードを使って海外のATMで現金を引き出すこと)の利用も申請が必要な場合があるので覚えておきましょう。
あぁ、最初に支払おうとしたカードであれば、購入後90日間の破損・盗難保証があったのに…。買ったばかりのiPhoneを壊さないように、盗まれないように、気をつけようと思います(苦笑)。
Apple Payに登録できる現地の交通系ICカード「Octopus」が断然便利
と、ここまでクレジットカードについて話してきましたが、香港では現地の交通系ICカード「Octopus」を使うのもおすすめです。公共交通機関はもちろん、これを使って支払えるお店もかなり多いですし、Apple Payにも登録できちゃいます。
以前はプラスチックカードに現金をチャージする方法しか用意されていなかったのですが、現在では「Octopus for Tourists」アプリで、Apple Payに登録したクレジットカードからチャージできます。ちなみに「Octopus」というアプリもあるのですが、こちらは登録時に現地の電話番号が必要な現地在住者向け。我々は前者を使いましょう。

「Octopus for Tourists」アプリを使うと、香港の交通系ICカード「Octopus」にApple Pay経由でチャージできます。
分単位の履歴表示でいつ、どこで決済したかわかる!
また、香港では決済時にレシートをもらえる店舗が少ないのですが、先述のアプリを使えば“分単位”で利用履歴を確認できるのもポイントです。つまり、この利用履歴と一緒に旅先で撮影した写真や動画のタイムスタンプ(日付や時間)などを見比べれば、あとからでも決済した場所を簡単に推測できるわけです。クレジットカードの利用明細だと利用した日付までしか確認できないので、こちらのほうが断然便利ですよね。

「Octopus for Tourists」アプリの利用履歴画面。赤字が決済額、緑字がチャージ額で、利用履歴は分単位で確認できます。
ということで、今回の旅行でも両替を一度もせずにiPhoneだけで乗り切ることができました。しかも、財布どころか私が契約しているモバイル通信プランは海外で自動的に国際ローミングモードに切り替わるので、SIMスロットすら開けていません。…ん? せっかく物理SIMが2枚挿さる香港モデルを手に入れたんですけどね(笑)。今さらながら、本当に使う機会があるんだろうかという気持ちになってきました。

香港での支払いは、現地の交通系ICカード「Octopus」を使うのが僕のイチオシです。数多くの店舗で使える&利用履歴を分単位で確認できて超優秀!
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