ICTを活用した授業づくりにおける課題の1つに、いかに授業支援のためのツールを整備するかがある。そこで、この章では教育のスペシャリストであるApple Distinguished Educator(ADE)と本誌編集部が厳選した、授業デザインに役立つツールを紹介していく。2章で取り上げた「授業づくりの視点」に沿って、Apple純正アプリ、教育現場で役立つ授業ツールを解説しよう。
おすすめApple純正アプリ
おすすめ教育アプリ
おすすめ!ICT環境整備ソリューション【アプリ】
Quizlet
【開発】Quizlet Inc 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】ただの単語暗記アプリじゃない
Quizletは、暗記学習を効率よく行える学習ツールだ。デジタル単語帳を簡単に作成でき、活用できる。テキストだけでなく、画像やグラフなども利用可能だ。また、自分で作成単語帳をつくるだけでなく、ほかのユーザがつくった単語帳データを使うこともできる。そのため、たとえば教師側が単語帳データを作成し、それを生徒たちに配布するという使い方もできるというわけだ。さらに、単語カードとして使うだけでなく、教室で使える共同学習ゲーム「Quizlet Live」機能も魅力的。生徒たちはチームに分かれ、クラス内で競い合いながら学習セットを学ぶことができる。小学校、中学校、高校と、グレードを問わず教育機関での導入が進んでおり、ADEの中でも使用している教員は多い。
Quizletは、2005年にアメリカ・カリフォルニアで当時高校生だった創業者が自分のフランス語学習のために作ったものが始まりだという。基本無料で使用できるが、有料プランでは広告非表示や、グループ数に制限がなくなる(無料は8つまで)。
NHK for School
【開発】NHK 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】学習コンテンツの宝庫
NHK for Schoolは、さまざまな教科で使える小・中・高向けの教育動画を視聴できるアプリ。70以上の番組で計2000話もの番組を配信している。教科書の目次や学習指導要領から番組を探すことができるなど、教師向けのコンテンツも充実している。
学習内容のエッセンスを簡潔にまとめた動画クリップも配信しているほか、360度あらゆる方向から昆虫を観察できるデジタル図鑑も収録している。
Puppet Pals HD
【開発】Polished Play LLC 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】動画作成に思わず夢中に
Puppet Pals HDは、簡単に人形劇の動画を作成できるアプリだ。キャラクターを自分で動かし、動画を作る過程では、思わず子どもたちも夢中になることだろう。有料プランに課金すると、登場するキャラクターを自分の写真に変えたり、自分の音声を吹き込むことができる。
キャラクターの向きを変えたり、拡大・縮小・回転などは2本指の操作で行う。子どもの個性が存分に動画の中に反映されるだろう。
KOMA KOMA for iPad
【開発】TriggerDevice Co.,Ltd 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】簡単にコマ撮りアニメーションが完成
KOMA KOMA for iPadは、簡単にコマ撮りアニメーションが撮影できるアプリ。シンプルな操作が特徴で、子どもでも使い方をすぐに覚えられる。コマ撮りアニメーションをとおして、表現の基礎を学ぶことができる。
基本操作はとても簡単。赤色ボタンで撮影、緑色ボタンで再生、青色ボタンで削除、黄色ボタンで保存、というシンプルさ。
ScratchJr
【開発】Code-to-Learn Foundation 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】やさしくプログラミング入門
ScratchJrは、教育用の低年齢向けプログラミングアプリ。子ども向けにデザインされたプログラミングブロックを指で操作して、キャラクターを動かしたり、ジャンプさせたり、ダンスや歌を歌わせることができる。
キャラクターを動かすほか、ペイントエディタで編集したり、自分の声や音を録音したり、自分で撮った写真を使うこともできる。
ピッケのつくるえほん for iPad
【開発】TriggerDevice Co.,Ltd 【価格】600円
【場所】App Store>教育
【特徴】オリジナルの絵本を作る
ピッケのつくるえほん for iPadは、生徒がオリジナルの絵本を作成できるアプリだ。NHK Eテレ「テレビ絵本」でおなじみのキャラクターを自由に配置して、表情やポーズなどを工夫して作ることができる。
絵本は、見開きのページにキャラクターと文字を配置するかたちだ。作成した絵本は印刷することもできる。
Quiver
【開発】QuiverVision Limited 【価格】無料
【特徴】自分の塗り絵が3D化
Quiverは、3Dの要素が入った塗り絵アプリ。まず下絵を選び、紙に印刷をする。印刷された下絵に好きに色をつけて、アプリのカメラで読み取ると、色を付けた状態の塗り絵が3Dとなって飛び出してくるという仕組みである。
読み取った3D塗り絵は、そのキャラクターが歩き回ったり、何かを食べたりと臨場感たっぷりに動く。
Edmodo
【開発】Edmodo, Inc. 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】先生と生徒、さらに保護者ともつながる
Edmodoは、世界190カ国、8400万人以上に利用されている教育SNSだ。学習活動に特化した機能を多数搭載し、円滑な学習感知・学習活動をサポートする。具体的な機能のひとつとして、小テストや課題の作成・配信を挙げることができる。問題は「選択問題」「正誤問題」「短回答」「空所補充」「一致問題」など、さまざまなタイプから出題することが可能だ。さらに、前に配信した小テストを引用することもでき、そうした小テストは印刷することもできる。生徒の進捗管理もEdmodo上で行うことができ、生徒の成績や提出状況を一覧で確認することも。小テストの成績をExcelファイルに書き出したり、生徒にバッジを与えたりすることも可能だ。
また、先生や生徒だけでなく、保護者とのコミュニケーションもとれる。たとえばEdmodeのアンケート機能を使って、説明会や保護者会などでの保護者アンケートの実施、自動集計が行える。
ノート機能で、課題提出・資料共有を済ませることができる。たとえば、ここで生徒が作文を提出して、ほかの生徒がコメントを付けるといったやり方も可能だ。
Microsoft Pix カメラ
【開発】Microsoft Corporation 【価格】無料
【場所】App Store>写真/ビデオ
【特徴】授業中に気になる「カシャ!」を消す
授業中にノートをカメラで撮影するときなどに、生徒全員が一斉に撮影をして、シャッター音が鳴り響いてしまった…。そんなときに使えるのが「Microsoft Pix カメラ」だ。このアプリは、多彩な機能が搭載されているほか、シャッター音をオフにする機能が秀逸。
シャッター音のオフのほか、自動で資料の傾きを補正してくれるスキャナ機能なども便利だ。
i読書
【開発】YASUHIRO HATTA 【価格】無料
【場所】App Store>ブック
【特徴】「読書の時間」のお供に
「朝の読書の時間」といった、学校における読書活動に役立つアプリがi読書だ。夏目漱石や福沢諭吉といった著名作家の作品を無料で読むことができる。学級文庫などの代わりに、生徒にインストールをしてもらう学校が増えているという。
作品はダウンロードして保存しておけば、オフラインでいつでもどこでも読むことができる。
Kahoot!
【開発】Kahoot AS 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】リアルタイムクイズで勉強
Kahoot!はリアルタイムで時間制限付きのクイズを行えるアプリだ。たとえば、英語の授業で、単語の並び替えのクイズなどを行うことができる。正解するとポイントがもらえて、最後にランキングが発表される演出も。
まず教師が問題を作成し、問題のPIN番号を表示させ、生徒にアプリ上で入力させる。任意の人数が参加したらスタートを押すと、クイズが始まる。
Adobe Spark Video
【開発】Adobe Systems, Inc. 【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化
【特徴】いつもの動画がハイクオリティに
Adobe Spark Videoは、ガイダンスに沿って進めるだけでクオリティの高い動画作品を簡単に作成できるアプリだ。写真を追加したり、サウンドトラックを選択したり、自分の声を吹き込んだりもできる。
動画を作りながら、同時に制作のイロハを学ぶことができるのもAdobe Spark Videoを使うメリットのひとつだ。
ライブビデオレコーディング
【開発】Yohann Taieb 【価格】無料
【場所】App Store>写真/ビデオ
【特徴】背景を自在に合成できる
ライブビデオレコーディングはいわゆる「クロマキー合成」ができるアプリだ。簡単に好きな背景を合成した動画が作成できる。たとえば、生徒が動画レポートなどを作成する際に活用が期待できるだろう。
ライブビデオレコーディングを使えば、生徒の動画制作に役立つ。たとえば奈良時代をテーマとした動画資料を作る際に、奈良時代の資料などを背景に演出する、などといったことができる。
AC Board
【開発】NIPPON INFORMATION CO.,LTD. 【価格】720円
【場所】App Store>教育
【特徴】ディスカッションに最適
AC Boardは、画像やPDFを画面内で自由に配置・操作ができるアプリだ。複数の端末を連結することで1つの大画面として表示・利用することも可能。協働学習やディスカッションの際に最適だ。
ボードと呼ばれる画面上に、画像やPDFといったカードを自由に配置する。カード上には手描きメモを描いたり、自由な位置にテキスト入力できる。
GeoGebra Classic
【開発】Internationales GeoGebra Institut 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】数学での必須ツール
GeoGebra Classicは、計算・幾何・代数・微積分に使える数学アプリだ。等式、座標、ベクトル、線、円錐曲線を入力・操作できる。ルートや数列の入力にも対応するため、方程式を解く作業にも役立つ。
幾何、代数、微積分用の各種機能をサポートしたGeoGebra Classic。教師、生徒、双方の数学の学習に役立つツールだ。
TED
【開発】TED Conferences 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】卓越したプレゼンから学ぶ
学術・エンターテインメント・デザインなど、さまざまな分野の人物がプレゼンテーションを行う、昨今注目を集めているカンファレンス「TED」。TEDアプリを使うと、TEDのカンファレンスを動画視聴できるようになる。
TEDの講演は基本的に英語で行われており、日本語字幕を付けて閲覧ができるので、それだけでも英語の勉強になる。
SimpleMind+
【開発】xpt Software & Consulting B.V. 【価格】無料
【場所】App Store>仕事効率化
【特徴】マインドマップで思考を定着
頭の中で試行錯誤しているアイデアを1つの図にして発想のマップを作る「マインドマップ」は、思考を定着させるのに有効で、最近では授業でもよく使われている。そんなマインドマップを簡単に作成できるのがSimpleMind+だ。
SimpleMind+はその使いやすさが特徴だ。音声メモや動画、画像などをマップ上に追加できる。
元素図鑑
【開発】Touch Press Inc 【価格】1080円
【場所】App Store>教育
【特徴】美しく元素記号を学ぶ
元素図鑑は、ただ素周期表を表示するだけでなく、その美しいビジュアルが特徴だ。元素は美しい写真サンプルが表示され、これまで紙の本では実現できなかった、拡大/縮小と360度回転によって細部まで詳細に確認可能だ。
大きく表示される元素のサンプル写真は、金属などの場合は製品などが、気体の場合は高圧放電させた際の色で元素記号が型どられる。
ZOOM Cloud Meetings
【開発】Zoom Video Communications, Inc. 【価格】無料
【場所】App Store>ビジネス/p>
【特徴】次世代ビデオ会議アプリ
ZOOM Cloud Meetingsは、オンラインビデオ会議アプリ。類似サービスであるSkypeに取って代わる存在として、昨今注目を集めているサービスだ。そんなZOOM Cloud Meetingsの特徴は、誰でも簡単につながることができるということ。使い方は「会議室」を作成し、そこにユーザがつなぎに行くというイメージだ。会議の主催者が参加者に対して招待を行い、そのメールの中に記載されたURLをクリックすれば、アプリさえインストールされていれば、すぐにオンライン会議を行うことができる。要はアプリさえインストールされていれば、アカウント取得といった煩雑な作業もまったく必要なく、簡単に接続できるというわけだ。
また、ZOOM Cloud Meetingsには録画・録音機能があるため、オンラインセミナーといった教育用途でのニーズに応えることができる。画面共有など、機能は多彩だ。
ZOOMはアメリカを中心に多くの教育機関で普及が進んでいる。アメリカのトップの大学の90%を含めた、1万以上の教育機関が講義、研究、業務などに利用しているという。
BEAKER
【開発】Li Yang 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】iPadが実験室に様変わりリ
BEAKERを使えば、iPadの画面をビーカーに見立て、そこで液体や固体などいろいろな素材を使って実際に実験したような化学反応を体験できる。泡や煙が出たり色が変わったり、反応の様子が目で確認することが可能だ。実験結果の化学式も表示してくれる。
さまざまな素材が用意してあるうえに、単に混ぜるだけでなく、加熱したりマッチで火をつけることも可能だ。
カラオケEnglish
【開発】Li Yang 【価格】無料
【場所】App Store>教育
【特徴】「話せる英語」を身につける
カラオケEnglishは、「話せる英語を身につけること」を目的として生まれた英語教育アプリ。「声を出して録音→自分の声を確認→お手本と比較→改善策の発見・実施」というサイクルをくり返し、1人で英語をブラッシュアップしていく。
カラオケEnglishは、1コマの学習を約8分で終えられるように設計されている。ミニドリルのように短時間で終わるので、すぐに達成感が味わえ、継続にもつながる。
おすすめ!ICT環境整備ソリューション【授業支援(クラウド)】
すべての授業で使える「思考力」「プレゼン力」「英語4技能」を育成する「ロイロノート・スクール」。教員と子どもたちのやりとりを活発化させることで、「21世紀スキル」を育むことができる。公立、私立の小学校・中学校・高等学校・大学・塾、1000校以上に導入されている実績もある。
【特徴1】カードをつなげて道筋を可視化
>ロイロノート・スクールでは、「カード」として表示されるさまざまな情報をつなげていくことで、プレゼンテーション資料を作ることができる。テキストや手書き文字、WEB検索や地図、写真、動画などさまざまな情報が、「カード」として表示され、そのカードを矢印線でつなげることで、見せる順番を決めることができる。自分の考える道筋がアプリ上に可視化されていくのである。
【特徴2】クラス全員の答えを一覧表示
授業中の教師の問題に対するクラス全員の答えを一覧で表示することができる。カードを使って回答するため、テキストや手書きだけでなく写真や動画まで使うことができる。生徒は自分の答えだけでなく、ほかの生徒が考えた別の答えがわかるため、いろいろな考え方や解き方をクラス全員で共有することができる。クラス全員がそれぞれ、人前で発表することが当たり前といった雰囲気になるという。
schoolTaktは、教材・写真をアップロードするだけで、児童生徒の学習状況をリアルタイムに把握できたり、皆で学び合う学習環境を簡単に構築できる授業支援ツールだ。
【特徴】直感的に授業を支援
直感的な操作で教材を手軽に作成・配布できる。教師の自作教材や、iPadのカメラで撮った写真などをすぐに児童生徒に配布したり、アンケートや選択問題を手早くグラフ化できるので、効率的な授業展開をサポートできる。各教科で使える3000以上のテンプレートや教材も魅力的だ。WEBブラウザベースで動くので、Mac、iPad、iPhoneなどデバイスを問わず利用できる。
【URL】https://classi.jp
Classiは、さまざまな機能で先生・生徒・保護者をサポートする授業支援ツールだ。生徒自ら学習に向わせるためのコンテンツを用意し、自学自習力を養成・サポートする。
【特徴】多彩な機能で幅広くサポート
ポートフォリオ機能は、生徒自身が学校生活の中で得た学びを記録し、振り返ることで“主体的に学ぶ力”を育成する。教師は日々の指導の中で生徒の学習状況の把握ができるとともに、生徒に学びのきっかけを与えることができる。グループ内でのメッセージの送信はもちろん、画像や音声データのファイル送信、「Webテスト」や「アンケート」など多くの機能との連係が可能。
MetaMoJi ClassRoom
【問い合わせ先】株式会社 MetaMoJi
東京都港区六本木1-7-27 全特六本木ビルEAST 4F
TEL:03-5114-2912
子どもの成長や授業内容に合わせ、シンプルなノート機能から、高度な協働学習まで幅広く柔軟に対応できるリアルタイム授業支援アプリ「MetaMoJi ClassRoom」。アクティブ・ラーニングを強力に支援する。
【特徴1】学習状況をリアルタイムに把握
比叡山高等学校ではMetaMoJi ClassRoom(以下、MetaMoJi)が持つリアルタイムな画面共有機能を活用して、生徒と教師のコミュニケーションを重視した双方型授業を展開している。生徒それぞれのタブレット画面がまとめてプロジェクタで投影されている。
【特徴2】編集機能で協働学習にも最適
こちらは宝仙学園小学校におけるMetaMoJiを活用した授業風景。 宝仙学園小学校では、理科の授業で実験中に撮った写真を使ったり、 それらを自由に配置して書くなど、子どもたちの学びを深め、協働学 習におけるコミュニケーションを引き出すことに役立てている。
【特徴3】汎用性の高さと多様な表現力
MetaMoJiの実力はすでに導入・活用を進めている事例校からも確認できる。聖学院小学校では、汎用性が高く、多彩なデジタル表現が可能なメリットを活かし、子どもたちの活発な試行錯誤が生まれる学習環境を築いているという
【特徴4】紙とデジタルの長所を融合
品川女子学院ではノートと同じ感覚で自然に使うことができ、これまでの授業スタイルを変えることなくスムーズに使い始めることができるMetaMoJiの長所を授業に活かしている。教える側の教師はもちろん、教わる側の生徒にとっても有効な利用方法といえる。
【特徴5】主体的な学びを支援
昭和学院中学校・高等学校では英語をはじめとしたさまざまな授業でタブレットを活用。MetaMoJiを導入して、生徒の主体的な学びに役立てているという。MetaMoJiの録音機能を使えば、英語の発音もしっかりと確認できるようになる。
おすすめ!ICT環境整備ソリューション
【デジタル教材(クラウド)】
Z会 Asteria 総合探究講座
【問い合わせ先】Z会 Asteria事務局
TEL:0120-83-0022(通話料無料・フリーダイヤル)
受付時間:月曜~土曜 10:00~12:00、13:00~18:00(年末年始を除く、祝日も受付)
教育のICT化によって、全国どこからでもクオリティの高い“学びの場”が利用できるようになった。高度な学習に挑戦できるこのオンライン講座は、協働学習や探究学習など対話的な学びの場を提供している。
【特徴1】iPadでどこからでも受講可能
「Asteria 総合探究講座」は、中高の生徒を対象としたオンライン講座だ。受講に必要なものはiPadとインターネット接続環境のみ。日本全国どこからでも学習を進めることができる。単に受験のための知識を増やすだけではなく、現代社会で重要なコミュニケーション能力を伸ばしたり、社会に出ても役立つ知識・能力が身につく実用的な講座となっている。
【特徴2】オンライン・ディスカッション
月ごとにさまざまなテーマを用意し、受講者同士でオンライン・ディスカッションを行う「協働学習」がAsteria 総合探究講座の大きな魅力の1つ。資料を読んだうえで、専門のファシリテーターのサポートを受けながら議論を進められるため、事前知識がなくても積極的にディスカッションに参加でき、他の受講者とともに課題を解決していくことが可能だ。
【特徴3】社会を知り、意欲を高める
社会の第一線で活躍している方々の講義を受けられる「探究学習」にも注目したい。さまざまなジャンルの講座から、自分たちが生きている現代社会の課題について考えたり、将来を展望する土台を築くための気づきを得たりでき、将来の進路を考えるきっかけにつなげられる。リアルタイムに質問可能なライブ配信だけでなく、いつでも視聴可能なアーカイブ配信も用意されている。
【特徴4】実社会で必要なスキルを育む
100以上の映像講義+確認問題で多様なスキルを身につけられる「個人学習」では、自分のスケジュールに合わせて、好きな時間に好きな講義を学習することが可能。用意されているテーマは「議論の進行」「反論のしかた」「ディスカッションの技法」「議論・会話の膨らませ方」など、社会に出た際に重要となるコミュニケーション力や問題解決力のスキルが得られるものが多い。
【特徴5】3つの学習の相乗効果、大
Asteria 総合探究講座で受講できる「協働学習」「探究学習」「個人学習」はそれぞれ密接に絡み合うような設計がなされており、たとえば「協働学習」を受講後に、ファシリテーターから関連する「個人学習」のテーマを提示してもらうといった相互作用を実現。3つの学習をバランスよく行うことで、対話的な学び(アクティブ・ラーニング)を通した課題解決力を養うことができる。