四国で12店舗を展開するiPhone修理店「あいほん屋」。ここでは、3800円という手頃な価格で好きなデザインのMacBook用ケースを作れるという。そこで今回は、筆者のMacBook Pro用ケースの制作を依頼してみた。皆さんも世界に1つしかないデザインを形にして、MacBookを個性的に演出してみよう。
きっかけは宣伝目的!?
筆者のようなフリーランスは、日頃からの宣伝が大事! 何か良い場所は…と考えて思いついたのが、普段はアップルマークが鎮座するMacBookプロの背面だった。筆者は仕事柄セミナー等に登壇することも多く、講演中は常に見えているこの部分。「わてMac使ってまんねん、どやぁ!」とアピールするのではなく、興味を持ってくれた人がすぐにアクセスできるよう、ここに自分のWEBサイトへのリンクなどを表示したい。その方法を考えた末、「オリジナルデザインのケースを作ればいいのでは?」という結論に至った。
オリジナルデザインのケースを作ってくれる業者を探し「これだ!」と行き着いたのが、四国でiPhoneの修理などを手がけるショップ「あいほん屋」が提供する、MacBook/MacBookプロのシェルケースプリントサービス(http://aihonya.com/?mode=f39)。現行のMacBookシリーズ全機種に対応しており、3800円という手頃な価格で1個から注文可能とのこと。まさに筆者がイメージしていたような内容だったので、さっそくケース作りにチャレンジしてみた。
筆者が作成した、MacBook Pro 13インチ用のオリジナルシェルケース。セミナー等に登壇する機会も多いので、興味を持ってくれた方がすぐサイトにアクセスできるよう、QRコードを大きくプリントした。価格は1個3800円だ。
写真データでも入稿OK
デザインの作成は、あいほん屋のサイトからダウンロードできるアドビ・イラストレータ形式のテンプレート上で行う。あらかじめ用意された枠内に画像や文字を配置するだけなので、作業はとても簡単。テンプレート中央の円の部分を空けて、アップルマークが見えるデザインにすることも可能だ。なお、イラストレータでの作業が難しい人には、写真などの画像ファイルでの入稿も受け付けている。申し込んだあとは、細部の仕上がりについて写真付きのメールで確認してくれるなど、きめ細かい対応がうれしかった。
その後、数日で完成品が到着。印刷の施されたケース表面は光沢のないマットな質感となっており、元のメタリックなボディとはかなり違った印象になる。文字などのエッジ部分はジャギーもなく滑らかな一方、単色のベタ塗りにした部分には多少の色ムラが出るので、市販品のような「ツルッとした仕上がり」とは若干異なるかもしれない。しかし、発色は鮮やかで、色ムラも少し離れれば気にならないレベルなので、「ステージ映え」が目的だった筆者の用途には問題なし。QRコードの印刷も鮮明なので、iPhoneでの読み取りにもまったく問題はなかった。
ケース自体は、印刷された背面用と本体用(印刷は不可)の2枚組になっており、無理な力をかけなくとも簡単に脱着が可能だった。放熱用のスリットがあるため動作の問題もなく、ディスプレイもがっちり安定するので保護機能も十分。数カ月使った時点では印刷が剥がれたりすることもなく、そこそこ長期間使えそうだ。実際にやってみると予想以上に楽しかったオリジナルケース作り、愛用のMacBookで個性を演出したい人にはとてもオススメだ!
サービスを提供している「あいほん屋」のページ(【URL】http://aihonya.com/?mode=f39)ではAdobe Illustrator用のテンプレートが配布されており、簡単にデザインを作成可能。画像ファイルでの入稿も受け付けている。