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Macの時短術【11:00】頼まれ仕事の時短

Macの時短術【11:00】頼まれ仕事の時短

急なスケジュール確認やメッセージに応対する

集中したいとき、おやすみモードなどでMacの通知は切れても、オフィスで働いていると同僚や上司に声をかけられてしまっては、そちらを対応せざるを得ません。そんなときは、いかに素早く割り込み要求をさばくかが重要になってきます。

たとえば、急きょ会議を開催したいと上司が言い出したとして、それが本日中の予定なら通知センターの「今日」を参照すれば、開いている時間を即答できるでしょう。もちろん、ここでもマルチタッチジェスチャを活用したいところです(トラックパッドの右端から2本の指で左にスワイプ)。ちなみに、「今日」にはウィジェットも追加できますので、ここに計算機を追加すればすぐに電卓として使えますし、世界時計やSNSもここから投稿できるようになります。

また、新しいイベントをカレンダーに追加するときも、使いたい時短テクがあります。いちいちカレンダーを最前面にしなくても、ドックアイコンを長押しして[新規イベント]を選ぶと、クイックイベント作成に遷移するので、これにより一手間減らせます。

そのほか、メールやメッセージの通知機能でスタイルを「通知パネル」にすると、急なメッセージにも即時に対応することができるようになります。あとで返信しようと思ってなにもしないと、かえって気になって現在の作業効率が下がるということもあるので、とりあえず通知パネルから「のちほど返信します」といった返信を行うといいでしょう。通知スタイルの設定はシステム環境設定の[通知]パネルで行います。

今日の予定を確認

【時短テク20】通知センターの「今日」を活用

通知センターの「今日」では、当日の天気やカレンダーのイベントが一目でわかるので、スケジュールの確認に役立ちます。「今日」には、下端にある[編集]をクリックするとウィジェットを追加できます。カスタマイズして計算機やSNSなどを追加すると便利です。

 

【時短テク21】コンテキストメニューで素早くイベント作成

カレンダーにイベントを追加するときのちょっとした時短です。ドックアイコンを長押しすると図のうようなメニューが開くので、[新規イベント]を選べば素早くイベントを追加できます。

 

【時短テク22】通知バナーからのレスポンス

(1)あらかじめシステム環境設定の[通知]でメッセージやメールの通知スタイルを[通知パネル]に変更しておきます。

(2)すると、通知パネルがディスプレイ右上に現れ、その場で返信が可能になります。忙しいからと無視するよりは「少し待って」といった返信をしたほうが作業に集中しやすいかもしれません。

 

【時短テク23】通知センターから連絡もとれる

通知センターに「SNS」ウィジェットを追加しておくとツイッタークライアントなどを起動せずにメッセージを送ることもできます。作業が煮詰まってきたらツイッターでガス抜きも有効かもしれません。タイムラインは表示されないので脱線する心配もありません。

隙間時間で自動化できる単純作業をあぶりだそう

割り込み要求にも応え、昼休みも近くなったちょっとした隙間時間で、Macの力を借りることで時間短縮が可能な単純作業がないか考えてみましょう。

たとえば、画像の向きが間違っている大量の写真があったとすれば、「写真」ソフトに読み込んで一括で回転するよりも、「フォルダアクション」を使ったほうが簡単です。フォルダアクションとはスクリプトを割り当てたフォルダのことで、ファイルを追加すると自動処理してくれます。標準ではPDFへの変換や画像ファイルの変更といったスクリプトが用意されているので簡単に使えます。

また、地味に面倒なのに、つい手作業でちまちまやってしまうタスクの代表にファイルのリネームが挙げられます。たとえば、Macでスクリーンショットを撮ると「スクリーンショット 年月日時分秒」という長いファイル名になってしまいますが、「スクリーンショット」を削除したり別のフレーズに置き換えるのも一括処理できます。

さらに、複数のファイルをワンアクションでフォルダにまとめる方法もあるので、覚えておくと時間短縮につながります。こうした細かい時間の節約の積み重ねで仕事の速さはずいぶんと変わってくるはずなので、参考にしてみてはいかがでしょうか?

対応は通知から返答

【時短テク24】フォルダアクションでバッチ処理

(1)カメラの不具合かExifのエラーなのか、写真の向きがおかしい写真を一度に直したいといったときにフォルダアクションが役立ちます。

(2)新規にフォルダを作ってコンテキストメニューから[フォルダアクションを設定]を選びます。関連づけるスクリプトから[/files/user/img/brand/macfan/article/2017/03 Rotate Left]、もしくは[/files/user/img/brand/macfan/article/2017/03 Rotate Right]を選んで[関連付ける]をクリック。

(3)あとは向きのおかしい写真をフォルダにドロップすると自動的に処理が行われ、正しい向きの写真に変換されます。スクリプトはほかにもいろいろ用意されているので活用できるシーンがないか隙間時間で研究するといいでしょう。

バッチ処理で単純化

【時短テク25】ファイル名もバッチ処理できる

(1)複数のファイルを選択してからコンテキストメニューを出し、[●項目の名前を変更]を選びます。

(2)条件を設定すると自動的にまとめてリネームすることができます。図はスクリーンショットのファイル名が冗長なので「スクリーンショット」というフレーズを削除しているところです。

 

【時短テク26】ワンアクションでファイルをフォルダに

ファイルをたくさん選んでコンテキストメニューから[選択項目(●項目)から新規フォルダ]を選ぶと瞬時にフィルダ整理が行えます。たとえばデスクトップに散らかったファイルをまとめるときに有効です。