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iCloudストレージのダイエット。 Macから不要なファイルを削除しよう!

著者: 松山茂

iCloudストレージのダイエット。 Macから不要なファイルを削除しよう!

iCloudは、写真や書類、ソフトのデータなどを自動でバックアップ・同期してくれる便利なサービスです。ただし、無料プランでは容量が5GBのため、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。ストレージを効率よく管理するには、まず「どのデータがどれだけの容量を使っているか」を把握することが重要です。

「システム設定」からストレージ管理の画面を開くと、カテゴリごとの使用量がグラフで表示されます。中でも多くの容量を占めがちなのが「iCloud写真」や「バックアップ」です。過去に使用していたiPhoneやiPadのバックアップが残っている場合は、不要なものを削除します。

「iCloud写真」の容量を減らすには、まず不要な写真や動画を「写真」ソフトで削除し、[最近削除した項目]から完全に消去する必要があります。特に動画ファイルは容量が大きいので、ファイルとして書き出して別のストレージに保存するのもおすすめです。

iCloud管理画面
❶「システム設定」で[Apple Account]→[iCloud]をクリックすると、iCloudのストレージを現在どれだけ使っているのかがわかります。
iCloudのストレージの管理画面
❷ストレージの[管理]ボタンをクリックすると、カテゴリごとの消費容量が確認できます。たとえばiCloud写真の消費量が多いことがよくあります。
バックアップの操作画面
❸[その他]の項目にある[バックアップ]に不要なバックアップ項目があれば、選択して[−]をクリックし削除しましょう。
「最近削除した項目に移動する」というポップアップ
❹「写真」ソフトから不要な写真や動画を選んで[delete]キーを押しても、[最近削除した項目]に移動するだけなので、すぐに空き容量は増えません。
完全に削除を選択できるダイアログ
❺サイドバーから[最近削除した項目]を選び、ウインドウ右上にある[すべてを削除]をクリックして[すべてのデバイスから削除]をクリックしましょう。
FinderのiCloud Driveファイル
❻Finderウインドウのサイドバーで[iCloud Drive]の中身を確認し、不要なファイルについても削除しましょう。

※この記事は『Mac Fan』2025年9月号に掲載されたものです。

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著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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