Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

初心者ゴルファー、「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」をレビュー。“ゴルフ向け機能”を多数搭載したスマートウォッチの実力は?

著者: 井上晃

本ページはアフィリエイト広告を利用しています

初心者ゴルファー、「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」をレビュー。“ゴルフ向け機能”を多数搭載したスマートウォッチの実力は?

最近、“打ちっぱなし”へ練習に行くようになりました。ゴルフはまったくの初心者なので、まずはショートコースデビューが目標です。そんなときに着けているのが、ファーウェイ・ジャパンが10月9日に発売した「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」の46mmモデル(4万3800円)。ゴルフのための機能を備えたスマートウォッチで、スイングのデータも残せます。

「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」の46mmモデル。

HUAWEI WATCH GT 5 Proがスイングの回数、質、速度を計測。ちょっとしたコーチです

使っているのは、標準のアプリ一覧にある「ゴルフ」アプリ。これを開いて「ドライビングレンジ」というメニューを選択すると、ワークアウトの測定が始まります。

この状態でスイングをすると、(1)スイングの回数、(2)バックスイングとダウンスイングのバランス、(3)スイング速度、の3つのデータが記録されます。ついでに、消費したカロリーも算出してくれるのもいいところ。

素振りを含めたスイング数がわかるので、その日の練習量・負荷が可視化されるのがポイントです。筆者のような初心者にとっては、やり過ぎによる怪我を予防できて助かります。また、スイングのバランスやスイングスピードをチェックし、自分の癖や成長度合いを可視化することが可能です。この辺りは、筆者のゴルフの腕前がもう少し上達してきたら役立つことでしょう。

「ゴルフ」アプリの「ドライビングレンジ」を起動し、スイングを記録している画面。第49打では、スイングテンポが理想的な値より少しずれており、スイング速度が33.6m/sだったことがわかります。検索してみると、一般男性ゴルファーで40m/s前後が目安とのこと。筆者のスイングスピードはまだまだ遅いようです。
記録が終わると、データをまとめて表示してくれます。スイングは54回、素振りを含めて平均スイング速度は29.3m/s、最速スイングは34.1m/sでした。ボールはようやく真っ直ぐ飛ぶようになってきたものの、初心者らしい数値です。
データは、「HUAWEI Health」アプリ内にあるワークアウトの履歴からも確認できました。特に「スイング」画面では、すべてのスイングの数値を確認可能です。

HUAWEI Health

【開発】
Huawei Software Technologies Co., Ltd.
【価格】
無料(アプリ内課金あり)

Apple Watchよりも“楽ちん”。HUAWEIのゴルフ向けスマートウォッチは、3つのモデルをラインアップ

これをApple Watchでも試そうとしたのですが、実はなかなか大変。Apple Watchの「ワークアウト」アプリには「ゴルフ」の項目が用意されているものの、計測できるのは消費カロリー程度なのです。

サードパーティ製アプリまで視野を広げると、コースを回る際にスコアを記録するようなアプリはたくさんあるものの、練習のスイング分析に使えるものは意外と限られています。しかも、使おうとすると有料のサブスクリプションが必要だったり、いざ契約してアプリを使おうとしてもイマイチ使いづらかったり、とサービス選びに苦戦してしまいます。なかにはiPhoneのカメラで撮影した映像を解析してくれる便利そうなサービスもあるのですが、これも1人だと使いづらい…。

そういう意味で、HUAWEI WATCH GT 5Proで使えるゴルフスイングの分析機能は、ただアプリを起動するだけでいいし、無料だし…。要するに、手取り早くて気に入っています。

もちろん、コースを回るための機能も備わっています。具体的には、コースのデータをもとに現在地を確認したり、距離測定をしたり、グリーンの傾斜を確認したり。なんと、日本全国の2300以上のゴルフ場に対応しているそうです。おそらくルール違反になるのでコンペ等では使えないでしょうが、練習目的や家族・友人とコースを回るなら問題はありません。2025年中には、こうした機能が役立つくらいまでは上達したいところです。

ちなみに、スタンダードモデルの「HUAWEI WATCH GT 5」(3万800円)にも同様のゴルフ機能が備わっています。しかし、グリーンの傾斜を確認するといった一部機能はProにしかありません。一方、シリーズ最上位の「HUAWEI WATCH Ultimate」だと、次のショットのターゲットエリアやおすすめのクラブを提案してくれる機能も使えます。ただ、こちらの価格は14万1680円と初心者にはハードルが高め。そのため、ゴルフ機能を目当てにスマートウォッチを購入するなら、ひとまずHUAWEI WATCH GT 5 Proが狙い目なのかなと思っています。

46mmと大きめながら、洗練されたデザインがグッド。軽く上質な素材も相まって、タウンユースでも活躍します

HUAWEI WATCH GT 5Proは、ケース部にはチタニウムが、肌に触れる面にはセラミックが、ディスプレイ表面には耐久性の高いサファイヤグラスが使われています。また、ストラップバンドは装着感の良いフルオロエラストマーで、バックルは標準的なピンバックル式。ケースサイズはそこそこ大きめですが、付け心地は軽やかです。

「HUAWEI WATCH GT 5Pro」の文字版で、「スタイル」を選択した状態。常時表示機能を備え、直射日光下でも上図程度の視認性を確保します。

ディスプレイの形状はラウンドですが、ケースの形状は腕時計でいうところのオクタゴン(八角形)に近い雰囲気。過去のHUAWEI WATCH GTシリーズも何台か使ってきましたが、同シリーズのなかでは見た目も一番洗練された印象があります。

また、防水性能は「IP69K」に準拠。技術標準規格「EN13319」に基づく40mのフリーダイビングもサポートし、プールや海岸の浅瀬での水泳など、浅い水域でのアクティビティに使用できます。屋外で使っていて雨が降っても心配要りませんし、つけながら家事をしたってへっちゃらです。

アウトドアユースに対応するゴツさを持ちつつも、日常生活で浮きすぎないバランス感が気に入っています。

「高速転送」に対応。ゴルフコースもタウンマップも、超スピードでダウンロード!

ゴルフ機能以外で良いなと思った機能が、iPhoneにデータを高速で転送できる機能でした。

具体的には、HUAWEI WATCH GT 5Proに地図データなどをダウンロードする際、iPhoneの「HUAWEI Health」アプリ上に「より高速な転送」というポップアップが表示され、iPhoneとHUAWEI WATCH GT 5ProがWi-Fi Directのような、機器同士の直接的なWLAN接続に切り替わります。

HUAWEI WATCH GT 5Proは、ゴルフはもちろん、ランニングなどのワークアウト中にフルカラーのマップを表示できるため、事前にマップをダウンロードしておくと便利なのです。

「HUAWEI Health」アプリの下部にある[運動]タブ→画面上部の「ゴルフ」→[コースマップ]とタップしていくと、マップデータのダウンロード画面が起動します(図左)。まずはiPhoneにマップをダウンロードし、続いて「ウォッチに同期」操作を行うことで、HUAWEI WATCH GT 5Proにデータを転送可能です。この際、「より高速な転送」というポップアップがiPhoneの画面に現れます(図右)。

実際、マップデータの転送はあっという間に終わるので、転送中の待ち時間がまったくストレスになりません。この辺りの使い勝手はとても好印象。

Apple Watchと比べると、一長も一短も目立ちますが、(1)ゴルフ機能が気になる人、(2)Apple Watchにちょっと飽きてきたからほかのスマートウォッチも使ってみたい人、そして、動作温度が-20℃~45℃と広いので、(3)冬の寒冷地でもスマートウォッチを使いたいけれどApple Watch Ultraだと高すぎて手がでないという人…などは、HUAWEI WATCH GT 5Proも試してみると面白いかもしれません。

おすすめの記事

著者プロフィール

井上晃

井上晃

スマートフォン・タブレット・スマートウォッチなど、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌で、速報やレビュー、コラムなどを執筆している。新製品やサービスのレビュー、比較検証記事の執筆本数は年間100本以上。

この著者の記事一覧