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【Music Video Streaming】Apple TVを使ってテレビの大画面でMVを流し続けよう

【Music Video Streaming】Apple TVを使ってテレビの大画面でMVを流し続けよう

かつて音楽コンテンツのあり方に絶大な影響を与えたのが、ノンストップでMV(ミュージックビデオ)を流し続けるMTV。1981年にアメリカでケーブルテレビ局としてスタートすると、またたく間に大きな支持と集め、以降はポピュラー・ミュージックと凝った内容のMVは切っても切れない関係となりました。

現在MTVは、CS放送やAbema TVなどのネット放送でも視聴可能です。ただし、あくまで「放送」なので、いつでも自分好みのアーティストやジャンルの曲がプレイされているとは限りません。そこでおすすめなのが、Apple TVとApple MusicのMVコンテンツを使い、MTV風に次々とMVが再生される環境を作るという手法です。

YouTubeは広告表示で再生ストップ

アップルミュージックではMVコンテンツも配信されており、音楽と同様に月額で見放題となっています。普段MVはユーチューブなどで観る人が多いと思いますが、ユーチューブ上のコンテンツは、公式にアップロードされているものと、品質の低い違法アップロードも混在しているうえに、最近では頻繁に広告が表示され再生が中断されてしまいます。

その点、もちろんアップルミュージックならそうしたことも一切ないので、快適に高品質なコンテンツを楽しめるうえに、来客時などにも安心して楽しむことが可能です。さらに、iPhoneやiPadだけではなく、MacのiTunesでも利用できるので、柔軟に出力デバイスを切り替えられます。アップルミュージックを使っている人は、この機会にチェックしてみましょう。

●「見つける」からアクセス

Apple Music内のMVコンテンツには、各環境とも「見つける」タブにアクセスして「ミュージックビデオ」を選ぶことで表示できます。

●単体またはプレイリストで再生

MVは、曲ごとの単体に加えて、音楽同様にアーティストやジャンルなどでまとめたプレイリストとしても提供されています。

●好きなビデオを自由に検索

ミュージックビデオを見るには、「見つける」タブ以外にも、検索欄に好きなアーティストや視聴したいビデオを入力し、探すことできます。

●安定した画質を広告なしでプレイ

YouTubeなどには、画質が低い違法アップロードなどもアップされていますが、Apple Music内はすべて公式コンテンツなので高画質で楽しめます。

テレビへの表示はApple TVが最適解!

アップルミュージックで配信されているMVには、強固な著作権保護対策が施されています。そのため、テレビなどの外部ディスプレイにiPhoneを接続してフルスクリーン再生するのは大変難しくなっています。iOSデバイスの場合は、外部出力時にビデオの画面が黒くなってしまい、Macの場合はセカンドディスプレイ上ではフルスクリーン再生ができません。

フルスクリーンで再生して本格的なMTV感を味わうなら、アップルTVを使うのが断然おすすめです。テレビでも問題なくフルスクリーン再生できるのに加え、作業やSNS閲覧などほかの行為ともバッティングしないので、安心して流しっぱなしにできます。MVを流す以外にも、アップルユーザにとってのメリットがたくさんあるアップルTV。これを機に購入を考えるのもアリでしょう。

●iOSデバイスからは外部出力不可

iPhoneやiPadでは、「Lightning Digital AVアダプタ」からHDMIで外部ディスプレイに出力すると、MVの音声のみが出力され映像は表示されません。

●Macからはミラーリングのみ

MacのiTunesでは、単一のディスプレイ、またはミラーリングの場合はフルスクリーン表示可能ですが、2台以上のディスプレイをつないでいる場合は、完全なフルスクリーンになった時点で映像が停止してしまいます。

●Apple TVがイチバン快適!

Apple TVは、当然ながら接続したテレビにフルスクリーンで映すことが可能。流しっぱなしにする場合も、ほかの作業などにリソースを食われないので、安心して使うことができます。

●さまざまなコンテンツに応用可能

Apple TVがあれば、iCloudフォトライブラリや、自動ダンロードされる空撮映像などさまざまなソースをスクリーンセーバにできます。場合に応じて、MV以外にもさまざまなビジュアルを表示できるのも魅力的です。

MTV風ならプレイリストをシャッフル再生

アップルTVで再生する際は、単体ごとではなく「プレイリスト」を使うのがベスト。ジャンルやアーティストごとに多数のものが公開されているほか、もちろん自分でお気に入りの作品を集めてプレイリストを作成しても構いません。シャッフル再生をオンにしておけば、再生される順番もランダムになるので、ワンパターンで飽きてしまうようなこともないでしょう。

またアップルTVでは、再生時の音量差が大きすぎて急にうるさくなるような現象を自動的に調整する機能がついており、流しっぱなし用途で使う場合にも大いに役立ちます。もちろんアップルTVでは、音楽だけの再生や、ユーチューブなどのコンテンツ閲覧もできるので、音楽と映像をインテリアの一部としたリッチなオーディオ&ビジュアル生活を実現することができます。

●プレイリストをシャッフル再生

プレイリストは数時間単位の作品がまとめられているものも多く、シャッフル再生にしておくと便利です。

●音量の変化を自動調整

Apple TVには、音量差を調整してくれる機能もあるので、急に音が大きくなることもありません。

●部屋のインテリアにも最適!

Apple TVはコンパクトなので、どんな環境でも部屋の雰囲気を壊さないようにさりげなく設置できます。