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iPhone 7(PRODUCT)REDスペシャルエディション/iPhone SE

iPhone 7(PRODUCT)REDスペシャルエディション/iPhone SE

白に引き立つビビッドな赤

アップルと、エイズ対策を進めるプロジェクト(RED)が提携したのは2006年。以来アップルは、(RED)製品の売り上げから生み出された資金で、HIV患者を支援するという取り組みを行ってきた。これまでに、iPodのPRODUCT(RED)モデルや、赤いiPhone/iPodケースなどを製品化。10年目の昨年12月には大々的なキャンペーンを行い、赤いiPhone 7用スマートバッテリケースや、iPhone SE用レザーケースをラインアップに加えたほか、アップルペイ(Apple Pay)やアップストア(App Store)でのチャリティも行っている。

3月25日にリリースされた新色のiPhone 7も、この取り組みの一環だ。「(PRODUCT)REDスペシャルエディション」と銘打たれたiPhone 7/7プラスには、これまでの(RED)製品同様、赤い塗装が施されている。ディスプレイ側はホワイトで、付属する白いイヤポッズ(EarPods)などと合わせても、背面のビビッドな赤色が引き立つ仕様だ。

このニューカラーの追加により、iPhone 7/7プラスはローズゴールド、ゴールド、シルバー、ブラック、ジェットブラックと合わせて、全6色展開となった。スペックや価格は、従来モデルと同様だ。

ビビッドな赤色が映えるiPhone 7(PRODUCT)REDスペシャルエディション。7/7プラスの2モデルで、3月25日より発売中。

(PRODUCT)RED初のiPhone

(RED)は、世界的なロックバンド「U2」のボノが発起人となっていることでも知られている。2006年の設立当初より、アップルはこのプロジェクトを支援してきた。アクセサリを中心に展開されてきたアップルの(RED)製品だが、今回初めてiPhoneシリーズで製品化が実現。なお、昨年末には傘下のBeatsからも、赤いヘッドフォンやポータブルスピーカといった(RED)製品が生まれている。

性能・価格はiPhone 7/7 Plusと同様

新色という扱いのため、性能は従来のiPhone 7/7プラスとまったく同じだ。アップルペイや防滴・防塵にも対応する。付属品も同様で、価格にも変化はない(7:128GB 8万3800円、256GB 9万4800円、7プラス:128GB 9万6800円、256GB 10万7800円)。

ストレージは128GBと256GB

内蔵ストレージは、128GBと256GBから選択できる。iPhone 7の他のカラーリング(ジェットブラックを除く)では32GBも選択可能だが、(RED)ではこの2種類のみ。

 

iPhone SEのストレージサイズが倍増!

iPhoneケースのカラーはより多彩に

新たな「スタンダード」とユーザ一人一人の「個性」

iOS 10がプリインストールされていて、豊富な標準アプリのほか、130万を超えるアプリが利用できるのもiPadの利点。スプリットビューを用いて同時に2つのアプリを起動して作業することもできる。

32GBからがスタンダードに

iPhone 7/7プラスの(PRODUCT)REDスペシャルエディションと同日に発売されたのが、ストレージサイズの変更されたiPhone SEだ。これまで、16GBと64GBが販売されてきたが、それぞれが倍増される形で、32GB、128GBの2モデルに刷新された。価格は16GB/64GBの構成のときから変更されておらず、かなりお得なアップデートといえる。

エントリーモデルとなる16GBのストレージサイズが、発売開始からいくらか時間が経過したあとに廃されるのは決して珍しいことではなく、これまで6/6プラス、6s/6sプラスでも同様のことが行われてきた。

結果、現在販売されているiPhoneシリーズ(7/7プラス、6s/6sプラス、SE)の下位モデルは、すべて32GBとなっている。他の容量についても、全モデル共通で128GB、7/7プラスのみ256GBが存在するという、非常にわかりやすい製品ラインアップだ。

iPhone 7/7プラスが発売開始時からそうであったように、これからのiPhoneのストレージサイズは32GBからというのがスタンダードになりそうだ。モバイルデバイスとして、日増しに大きくなるiPhoneの役割を見越しての容量アップだろう。

選択できる内蔵ストレージは32GBと128GBに倍増された。しかも価格は据え置きだ(SIMフリー版で32GB 4万4800円、128GB 5万5800円)。容量以外のカラー、スペックはそのまま。

計7色追加の豊かなカラー

iPhone 7/7プラスとiPhone SE用の純正ケースのラインアップにも、それぞれ新色が追加された。

iPhone 7/7プラス用のレザーケースには、ベリー、トープ、サファイアの3色が追加され、計10色のカラー展開に。価格はそれぞれ、7用が5200円、7プラス用が5800円だ。

iPhone 7/7プラス用のシリコーンケースには、カメリア、ペブル、アジュールの3色が追加。カラー展開は計12色となった。価格はそれぞれ、7用が3800円、 7プラス用が4200円となっている。

iPhone SE用のレザーケースには、サドルブラウンが追加され、計4色に。こちらは4200円だ。

右から順に、iPhone 7レザーケース「ベリー」、iPhone 7シリコーンケース「アジュール」、iPhone SEレザーケース「サドルブラウン」。

Apple Watchバンドにも新色

アップルウォッチにも、新色バンドが多数追加された。追加されたのは、カメリア、ペブル、アジュールの3色のスポーツバンドと、オレンジ、ベリー、レッド、ポレン、タホブルー、ミッドナイトブルーの6色のウーブンナイロンだ。

さらに、これまで単体購入できなかったNike+向けのスポーツバンドの購入が可能になった。こちらのカラーは、ブラック/ボルト、アンスラサイト/ブラック、ピュアプラチナ/ホワイトの3色。

価格はそれぞれ5800円。38ミリ/42ミリともに対応している。