分割式キーボードは、ガジェット好きのアンドロメダ(終着点)。そんな認識を勝手に持っている。ガジェット系インフルエンサーの方々の布教によって裾野は広がっている印象だが、まだまだニッチ。「使えば良さがわかる!」と力説する声は耳に届くが、お財布を開き、慣れたキーボードを手放すまでには至らず…というのが先日までの私である。
そんな中、完全ワイヤレスの分割式キーボード「Waffree(9万9800円)」を試す機会を得た。約10万円とリッチなアイテムだが、それだけの理由があるのだろう。というわけで、詳細と使い勝手をレポートしていく。
ちなみに、Waffreeは蔦屋家電+で2026年2月24日(火)まで展示中。記事を読んで興味が湧いたら、ぜひ二子玉川 蔦屋家電内の蔦屋家電+に足を運んで試してみてほしい。
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分割式キーボードで完全ワイヤレス。デスクはスッキリ、体への負担もしっかり軽減
Waffreeは、左右のユニットをケーブル接続する必要がない、完全ワイヤレスの分割式キーボードだ。一般に、分割式キーボードはユニット同士をケーブルでつなぐ、あるいはマシンにつなぐ、が基本スタイルとなっているため、完全ワイヤレスを実現した点はWaffreeの独自性と言える。
ケーブルレス、しかも分割式。デスクにWaffreeを置くと、かなりスッキリした印象だ。
また、アルミ削り出しの筐体は高級感があり、質感、触り心地もすごく良い。Waffreeは、約10万円という超高級キーボードだが、それも納得の存在感がある。言うなれば、工芸品のような佇まいだ。がっしり重厚感のある見た目どおり、重量は合計で約2kg(左ユニット:850g、右ユニット:1150g)。そのため持ち運びには適さないが、デスクに常に置いておく分には問題なく、むしろ入力中に位置がズレるようなことがないため、メリットとも言える。
分割式キーボードの利点としてよく語られるのが、体への負担軽減だ。理屈はわかっているつもりでも、実際に試すとその違いに驚くはずだ。左右のユニットを自分の肩幅に合わせてデスクに置くと、肩や肘が自然な位置にくる。もともと猫背で、仕事に集中すればするほど肩が入っていってしまう筆者にとっては、胸が自然と開くのも好印象。1日通して使ってみると、明らかに疲労度が違う(もちろん、猫背を完璧に矯正できるわけではないが)。
しかもWaffreeは、一体型キーボードとしても使えるのが素晴らしい。左右のユニットがマグネットで合体する。業務内容や環境に応じて、柔軟にスタイルを変えられるわけだ。



選べる4つのキースイッチ。約10万円も納得のWaffreeの仕様と機能性
Waffreeはメカニカルキーボードだ。完全ワイヤレス、分割式、ガスケットマウント、そしてメカニカル。設定を盛り過ぎたキャラクターのようだが、それがWaffree。質感や触り心地を知ってもらうには実際に手に取ってもらうほかない。しかし、筆者が試した印象では約10万円という価格も納得感がある。

ちなみに、Waffreeの購入時はキースイッチを4種から選択可能だ。筆者が試したのはOutem Silent Peach V2。一般にピンク軸と呼ばれるもので、静音性と軽いクリック感を特徴とする。Waffreeが内蔵するガスケットマウントの効果もあり、かなり静かな打鍵音だった。また荷重は40gfと軽く、スムースにタイピングできる。

ほかには、リニア式で軽やかな赤軸の「The Salt Ice」と「Gray Wood」の2種。クリック感と静音性のバランスに優れる茶軸の「Kailh Box Brown」を用意している。
打鍵感や打鍵音については好みの領域にあるため、自分に合ったものを見極めて選択しよう。なお、Waffreeはホットスワップにも対応している。

専用ツール「WaffreeTool」でキーマップ変更、バッテリのカスタム設定にも対応
Waffreeには、専用ツール「WaffreeTool」が用意されている。機能は非常にシンプルで、キーマップの変更やマクロの設定、アイドルやスリープ時間といったバッテリ設定などを行うことが可能だ。


なお、変更したキーマップはWaffree本体に保存されるため、仮にMacを買い替えても再設定する必要がない。また、Bluetoothで最大5台までペアリング可能と、マルチさも備えている。切り替えは、左の[Alt]キーの隣にある[Waffree Key]と[1]〜[5]の任意のキーを同時に押すことで実行可能とスマートだ。
さて、筆者にとっては挑戦でもあった分割式キーボード生活だったが、結果的にすばらしいものになった。姿勢の改善と、それに伴う体への負担軽減は明らかで、一体型キーボードとのギャップも思っていたほどない。そしてもちろん、その体験を支えてくれたのはWaffreeの高い品質だ。
繰り返しになるが、少しでも興味が湧いたなら蔦屋家電+に足を運んでみてほしい。ほかにも多数のプロダクトが展示されており、実際に触れて魅力を体験することができる。
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蔦屋家電+(プラス)
住所:東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C. テラスマーケット 二子玉川 蔦屋家電 1階
営業時間:10:00~20:00
東京・二子玉川にある、世界中のユニークなプロダクトやサービスを発見・体験できる次世代型ショールーム。最新テクノロジーを駆使した家電をはじめ、優れた技術を生かして開発された家具、雑貨、食品などのほか最新サービスなどを体験できます。
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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_


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