最近、「クラウドストレージよりNASでしょ!」という声をよく聞く。言いたいことはわかるが、クラウドストレージのほうが手軽で簡単、というのがおおよその認識だろう。NASはどうにも敷居が高いのだ。初期費用も高いし。だが昨年、「UGREEN NASync」のクラファンが大きな話題を呼び、やや風向きが変わった気もする。
ただ、それもあくまでガジェットギークたちの間の話。世間一般に浸透するにはまだまだ道のりが遠いように思う。しかし、同じくクラファンで注目を集めている「Zettlab AI NAS」が、もう一歩、どでかいストライドで踏み出してきた。名前のどおりAI活用がウリのデバイスで、ファイルの保存や管理はもちろん、検索・要約といったデータ活用までサポートしてくれる。
NASの課題をローカルAIで解決。深圳初のスタートアップ・Zettlabの挑戦
Zettlabは中国·深セン発のスタートアップ。同社が開発したZettlab AI NASは、従来のNASが抱えていた課題をローカルAIによって解決することを狙った製品だ。
単にファイルを自動整理するだけではなく、AIがファイル内容を理解して検索したり、写真をまとめたり、音声を文字起こししたりといった、従来のNAS(というより従来の外部ストレージ)とはまったく異なるアプローチを採っている。外部ストレージにデータを移したあと、結局見返したことはないな…。あのデータはたぶんあのストレージの中に…と言ったあるあるの状況も防げそうだ。

独自の「ZettOS」を搭載。超簡単なセットアップで、NASのイメージを覆す
また、独自OS「ZettOS」はUIがとにかく直感的だ。ブラウザでプライベートIPにアクセスするだけで設定画面が開き、NAS初心者でも簡単に初期セットアップが完了。事実、筆者もNAS初心者だが、アンボックスから使い始めるまで30分もかからなかったように思う。

また、ネイティブアプリを多数用意するほか、App Storeも展開。サードパーティアプリの導入にも対応する。

NASといえば「設定がややこしい」のが常だった。しかし、Zettlabではそのハードルがかなり低い。これはNASの普及に向けた重要ポイントだと思う。



ファイルの中身を解析する「AIナレッジベース」。ローカルLLMの利用も可能
先にも書いたが、ZettAIのスムースな体験も好印象だった。たとえば検索機能では、ファイルの内容をテキストでざっくり伝えるだけで探し出してくれる。



ファイルを横断して質問に回答する「ナレッジQA」にも期待していたのだが、現段階では精度は発展途上という感じ。これらAI機能は、ソフトウェアアップデートで進化していくようなので、楽しみに待ちたいところだ。なお、いずれのAI機能もすべてローカルで完結する。重要なファイルを扱う可能性があるからこそ、プライバシー面での安心感は大きい。
ちなみに、Gemma、LlamaといったローカルLLMのインストールも可能だ。好きなローカルLLMを複数落としておき、用途によって使い分けることもできる。
ビギナーからプロフェッショナルまで、Zettlab AI NASは幅広い層におすすめ
Zettlab AI NASはデザインもいい。シャープなアルミボディは高級感があり、起動時に光るLEDもクールだ。また、駆動音も静かなので、デスクに置いて作業の邪魔になることもないだろう(モデルによっては筐体が大きいので注意)。



というわけで改めて、NASはクラウドストレージのランニングコストを避けたい人にとって、うってつけのデバイスだ。しかし、そのセッティングや設定の難しさによって敬遠されがち。一方、Zettlab AI NASなら使い始めるのは超簡単。電子機器が苦手な人でもとりあえず使い始めることはできるだろう。
また、おすすめできるユーザ層も幅広い。単純にデータの移動先として使うのもいいし、高いスペックとAI機能を活かし、ビジネスユースやクリエイティブワークに使うものありだ。
そんなZettlab AI NASは、現在「Makuake」にて先行販売プロジェクトを実施中。すでに目標金額の3664%が集まる盛況ぶりだが、2026年2月25日までと、まだ期間は残されている。30%前後の早割も提供されているので、気になる人はポチッと応援購入してみてはいかがだろう。


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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_






