NTTソノリティが手掛けるオーディオブランド「nwm」。ほかに類を見ない形状のオープンイヤ型のスタイルを確立しており、「耳スピ」と称したイヤフォン/ヘッドフォンを展開している。
そのフラッグシップモデルであるnwm ONEは、オーバーヘッドタイプのいわゆるヘッドフォンだ…と言いたいところだが、やはり独自性が光る。発売からすでに1年以上が経過しているものの、2025年5月28日には映画『スターウォーズ』とのコラボモデルが、同年11月21日には新色「ファントムグレイ」が登場するなど話題にも事欠かない。


耳元を大きく開放したそのデザインは、オーディオ体験にどのような影響を与えるのか。そしてその使い勝手は? レポートしていこう。


nwm ONEは着け心地軽やか。圧迫感も蒸れもなし! 音質面はいかが?
nwm ONEでもっとも目を引くのは、くり抜かれたようなスピーカ部分。圧迫感や蒸れがなく、装着感は極めて軽やかだ。約185gと軽量な設計もこれに貢献している。とにかく、装着時の不快感がない。




搭載するサウンドシステムは、12mmツイータと35mmウーファの2wayドライバ構成。ツイータには軽量CCAWボイスコイルと強化磁気回路を採用し、中高域の透明感を追求。一方、ウーファがフリーエッジ構造で低歪を実現し、オープンイヤ型ながら低音をしっかり感じさせてくれる。
また、その構造ゆえに電車内などノイズの激しい環境では音量を上げざるを得ないが、それでも、サウンドの歪みは発生しにくい印象だった。
NTTの特許技術が盛りだくさん。オープンイヤ型ながら音漏れを抑制
さて、オープンイヤ型の最大の弱点は音漏れだ。しかし、nwm ONEは特許技術のPSZ(Personalized Sound Zone)でこの課題を克服した。正相と逆相の音波を巧みに重ね合わせ、耳元に音を閉じ込めることで、周囲への音漏れを抑制する。
また、音楽だけでなく通話時の使用感にもこだわりが詰まっているようだ。その要は、NTTの特許技術「Magic Focus Voice」。
「Magic Focus Voice」は、2つのマイクに対して音が届くまで時間差を利用し、話者を特定する「ビームフォーミング」。また、ノイズを除去して音声だけを抽出する「スペクトルフィルタ」という2つの技術をハイブリッド処理している。それにより、オンライン会議や外出先での通話も、相手にストレスを与えることがない。
独自アプリ「nwm Connect」でイコライザも。nwm ONEは有線接続にも対応!
nwm ONEは、接続性とユーティリティの面でも先進的。たとえば「360 Reality Audio」への対応。ソニーの360立体音響技術を利用し、没入感ある音楽体験を楽しめる。専用アプリ「nwm Connect」を使うことで、ユーザに最適化した音場を構築することも可能だ。
また、USB-Cケーブル経由の有線接続に対応するのも見逃せない。しかも、ケーブルが付属されているのもすばらしいところ。





nwm ONEは、ピーキーなデバイスと思いきや、使い勝手が良く想像以上に利用シーンが幅広い。プライベートな時間はもちろん、周囲の音を拾えるためオフィスでの活躍も期待できる。着けているだけで、いや持っているだけで個性を放つ一台として、持っておく価値はありそうだ。
※製品貸与:NTTソノリティ

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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_








