Appleは2025年10月10日、Vision Proで「2026シーズンのNBA ロサンゼルス・レイカーズの一部試合の生中継をApple Immersiveで楽しめる」と発表した。Apple専門メディア「Mac Fan」の編集者であり、NBAファンでもある筆者としては、もう居ても立っても居られない(Vision Proは持っていないけれど)。
さて、現在Vision Proで体験できるNBAコンテンツといえば、「2024 NBA オールスターウィークエンド」だ。この映像体験がとにかくすさまじく、Apple Storeの無料デモに行くことを強く推す記事もかつて作成した。

しかし、そのクオリティに反してあまりにも日本のNBAファンに届いていない。その歯痒さを胸に、人気NBA YouTuberのニコラス武さんにアポイントを取った。
本記事では、ニコラス武さんがVision Proを初体験する模様をお届けしていこう。

NBA YouTuber。登録者は合計約25万人。自身のYouTubeチャンネルでの活動のほか、NBA JAPANへのコンテンツ提供なども行う。NBA YouTuberグループ「Starting 5」のメンバーとしても活躍中。
YouTube(ニコラス武)/YouTube(ニコラス武ラジオ)/X
Vision Proファーストリアクション。思わず叫び、笑う衝撃的な初体験
ニコラス武さんは、登録者数の合計が約25万人を誇るNBA YouTuberだ。日本のNBAファンで、その名を知らない者はいないだろう。そんなニコラス武さんに、Vision Proを体験いただいた。聞けば、VR、XRデバイス自体が初体験だという。

視線や指先を用いる基本操作のレクチャーを経て、「環境」機能、そして空間写真や空間ビデオ、パノラマ写真を体験。筆者の期待どおりのリアクションが返ってきた。
「ああぁーすごい! すごい! うわーーーーはっはっは! ハハハハハ!」(発言ママ)


空間写真などを体験すると、“撮りたい”ものが増える。ニコラス武さんも、「うちの犬をたくさん撮っておかなくちゃ…」と噛み締めるように話してくれた。
驚き、恐怖、感動、穏やかさ。さまざまな感情に浸れるイマーシブコンテンツ
続いて「恐竜たちとの遭遇(Encounter Dinosaurs)」へ。「恐竜たちとの遭遇」は、AppleがVision Proのリリースと同時に提供したインタラクティブな映像コンテンツだ。恐竜がウィンドウから飛び出しニコラス武さんに迫ると、またもや期待どおりのリアクションが待っていた。
「出てくるんかい! お前! うわ! お前ウィンドウから出てくるんか! うわー!」(発言ママ)
観ているのは映像とわかっていても覚える恐怖感。Vision Proの解像度と臨場感はそれほど圧倒的なのだ。ちなみに、「恐竜たちとの遭遇」のほか、Apple TVアプリ上でさまざまなイマーシブコンテンツが公開されている。ニコラス武さんにはこのあと、いくつかのコンテンツを体験いただいた。

いざ、「2024 NBA オールスターウィークエンド」のコートサイドへ
「2024 NBA オールスターウィークエンド」はタイトルのとおり、2024年にアメリカ・インディアナ州のゲインブリッジ・フィールドハウスで行われた一大イベントのイマーシブコンテンツだ。コートサイド、ときにはリムの視点から、その迫力を浴びることができる。
「僕は実際にNBA選手に会ったこともありますし、現地観戦も何度もしていますけど、それとはまた別の体験ですね。観たことないアングル、そしてとんでもない迫力があります。これを自宅で観られるってすごい時代だ…」
NBAの人気チームの試合ともなると、コートサイドの料金は数十万円にもなる。しかも日本から観戦しに行こうとすると、航空機代や滞在費も必要だ。それを考慮すると、59万9800円からという価格も高すぎないと思えてくる…?

視聴を終え、感想を語り、最後に絞り出すようにしてでた言葉は、「もう3回くらい観てもいいですか?」。NBAを愛し、ウォッチし続けてきたニコラス武さんをもってしても、未体験の領域。1度の視聴では、その衝撃を受け止めきれなかったようだ。
NBAファンにとってのVision Pro。“イマーシブ”でひと試合観られたら…買い?
「これ、普通の試合も観られるようになっていくってことですよね」
冒頭の繰り返しになるが、すでにAppleがリリースを出している。その内容は、「2025-2026シーズンのロサンゼルス・レイカーズの一部の試合の生中継を楽しめます」というもの。NBAの未来の視聴体験は、もうすぐそこまできている。
ちなみに、Vision Pro向けのNBAアプリでは、現段階でも2Dで試合の生中継を視聴できる(リーグパスの契約が必要)。さらに一部の試合は、「テーブルトップモード」も用意。「テーブルトップモード」は、3Dのコートが目の前に出現し、選手の動きをリアルタイムで観られる視聴方法だ。

「全試合とはいわなくても、リーグパスで多くの試合をこの見方で楽しめるようになったら、僕はVision Proを買っちゃうかもしれません。僕のYouTubeの視聴者さんに買ってください!とは言えない値段ですけど、めちゃくちゃおすすめだとは思います。これ本当にどう伝えたらいいのかわからないんですが、臨場感がもうまったく違う。選手がデカくて、それがあんなに速く動いて…爽快感すらありますね」

Vision Proに興味が湧いたら…。Apple Storeのデモに参加してみよう!
本記事でVision Proを知った読者も多いだろう。少しでも興味が湧いたなら、Apple Storeの無料デモに参加してみてほしい。予約してApple Storeに行くだけで、誰でもこの衝撃体験を味わえる。
デモの予約はAppleの公式サイトから。デモの詳細を知りたい場合は、以下の記事をチェック!
NBAファンよ、今すぐApple Storeに行け! Vision Proの無料デモでレブロン・ジェームスのトランジションダンクをくらってきた

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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_







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