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ニコラス武 meets Apple Vision Pro。人気NBA YouTuberが空間コンピュータを初体験。 「2024 NBA All-Star Weekend」 を観て、驚いて、何を語る?

著者: 関口大起

ニコラス武 meets Apple Vision Pro。人気NBA YouTuberが空間コンピュータを初体験。 「2024 NBA All-Star Weekend」 を観て、驚いて、何を語る?

Appleは2025年10月10日、Vision Proで「2026シーズンのNBA ロサンゼルス・レイカーズの一部試合の生中継をApple Immersiveで楽しめる」と発表した。Apple専門メディア「Mac Fan」の編集者であり、NBAファンでもある筆者としては、もう居ても立っても居られない(Vision Proは持っていないけれど)。

さて、現在Vision Proで体験できるNBAコンテンツといえば、「2024 NBA オールスターウィークエンド」だ。この映像体験がとにかくすさまじく、Apple Storeの無料デモに行くことを強く推す記事もかつて作成した。

2024 NBA オールスターウィークエンド イメージ
圧倒的な解像度と臨場感、没入感で映し出される「2024 NBA オールスターウィークエンド」。画像●Apple

しかし、そのクオリティに反してあまりにも日本のNBAファンに届いていない。その歯痒さを胸に、人気NBA YouTuberのニコラス武さんにアポイントを取った。

本記事では、ニコラス武さんがVision Proを初体験する模様をお届けしていこう。

ニコラス武さん プロフィール
ニコラス武
NBA YouTuber。登録者は合計約25万人。自身のYouTubeチャンネルでの活動のほか、NBA JAPANへのコンテンツ提供なども行う。NBA YouTuberグループ「Starting 5」のメンバーとしても活躍中。
YouTube(ニコラス武)YouTube(ニコラス武ラジオ)X

Vision Proファーストリアクション。思わず叫び、笑う衝撃的な初体験

ニコラス武さんは、登録者数の合計が約25万人を誇るNBA YouTuberだ。日本のNBAファンで、その名を知らない者はいないだろう。そんなニコラス武さんに、Vision Proを体験いただいた。聞けば、VR、XRデバイス自体が初体験だという。

ニコラス武さん Vision Pro操作
まずは視線と指先を使った、基本操作をマスターしてもらう。ものの数分でスムースに操作できるようになった。

視線や指先を用いる基本操作のレクチャーを経て、「環境」機能、そして空間写真や空間ビデオ、パノラマ写真を体験。筆者の期待どおりのリアクションが返ってきた。

「ああぁーすごい! すごい! うわーーーーはっはっは! ハハハハハ!」(発言ママ)

ニコラス武さん ファーストリアクション
思わず大笑い。
アプリのウインドウを天井に移動し、「寝転びながら使うのも良さそうっすね」とニコラス武さん。

空間写真などを体験すると、“撮りたい”ものが増える。ニコラス武さんも、「うちの犬をたくさん撮っておかなくちゃ…」と噛み締めるように話してくれた。




驚き、恐怖、感動、穏やかさ。さまざまな感情に浸れるイマーシブコンテンツ

続いて「恐竜たちとの遭遇(Encounter Dinosaurs)」へ。「恐竜たちとの遭遇」は、AppleがVision Proのリリースと同時に提供したインタラクティブな映像コンテンツだ。恐竜がウィンドウから飛び出しニコラス武さんに迫ると、またもや期待どおりのリアクションが待っていた。

「出てくるんかい! お前! うわ! お前ウィンドウから出てくるんか! うわー!」(発言ママ)

これは決して大袈裟なリアクションではない。Vision Proの体験には、それだけの驚きがある。

観ているのは映像とわかっていても覚える恐怖感。Vision Proの解像度と臨場感はそれほど圧倒的なのだ。ちなみに、「恐竜たちとの遭遇」のほか、Apple TVアプリ上でさまざまなイマーシブコンテンツが公開されている。ニコラス武さんにはこのあと、いくつかのコンテンツを体験いただいた。

Vision Proで体験できるコンテンツは、「驚き」や「恐怖」にフォーカスしたものばかりではない。美しい自然風景を楽しみ、動物の生態を眺めることもできる。また、アリシア・キーズのスタジオ収録の模様や、メタリカのライブに“参加”することも可能だ。

いざ、「2024 NBA オールスターウィークエンド」のコートサイドへ

「2024 NBA オールスターウィークエンド」はタイトルのとおり、2024年にアメリカ・インディアナ州のゲインブリッジ・フィールドハウスで行われた一大イベントのイマーシブコンテンツだ。コートサイド、ときにはリムの視点から、その迫力を浴びることができる。

ニコラス武さんのリアルなリアクションをぜひ見てほしい。
興奮のシーンの連続。

「僕は実際にNBA選手に会ったこともありますし、現地観戦も何度もしていますけど、それとはまた別の体験ですね。観たことないアングルそしてとんでもない迫力があります。これを自宅で観られるってすごい時代だ…」

NBAの人気チームの試合ともなると、コートサイドの料金は数十万円にもなる。しかも日本から観戦しに行こうとすると、航空機代や滞在費も必要だ。それを考慮すると、59万9800円からという価格も高すぎないと思えてくる…?

観終えたあと、思わず言葉を失うニコラス武さん。

視聴を終え、感想を語り、最後に絞り出すようにしてでた言葉は、「もう3回くらい観てもいいですか?」。NBAを愛し、ウォッチし続けてきたニコラス武さんをもってしても、未体験の領域。1度の視聴では、その衝撃を受け止めきれなかったようだ。




NBAファンにとってのVision Pro。“イマーシブ”でひと試合観られたら…買い?

「これ、普通の試合も観られるようになっていくってことですよね」

冒頭の繰り返しになるが、すでにAppleがリリースを出している。その内容は、「2025-2026シーズンのロサンゼルス・レイカーズの一部の試合の生中継を楽しめます」というもの。NBAの未来の視聴体験は、もうすぐそこまできている。

ちなみに、Vision Pro向けのNBAアプリでは、現段階でも2Dで試合の生中継を視聴できる(リーグパスの契約が必要)。さらに一部の試合は、「テーブルトップモード」も用意。「テーブルトップモード」は、3Dのコートが目の前に出現し、選手の動きをリアルタイムで観られる視聴方法だ。

「テーブルトップモード」の体験は、Justin Ryan氏がXで公開している動画がわかりやすい。

「全試合とはいわなくても、リーグパスで多くの試合をこの見方で楽しめるようになったら、僕はVision Proを買っちゃうかもしれません。僕のYouTubeの視聴者さんに買ってください!とは言えない値段ですけど、めちゃくちゃおすすめだとは思います。これ本当にどう伝えたらいいのかわからないんですが、臨場感がもうまったく違う。選手がデカくて、それがあんなに速く動いて…爽快感すらありますね」

購入を本気で悩む…。

Vision Proに興味が湧いたら…。Apple Storeのデモに参加してみよう!

本記事でVision Proを知った読者も多いだろう。少しでも興味が湧いたなら、Apple Storeの無料デモに参加してみてほしい。予約してApple Storeに行くだけで、誰でもこの衝撃体験を味わえる。

デモの予約はAppleの公式サイトから。デモの詳細を知りたい場合は、以下の記事をチェック!

NBAファンよ、今すぐApple Storeに行け! Vision Proの無料デモでレブロン・ジェームスのトランジションダンクをくらってきた

画像からも記事にアクセス可能。




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著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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