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3COINS(スリコ)のメガネはスピーカ搭載。音楽やラジオの“ながら聴き”に最適! 「オーディオPCグラス」&「オーディオカラーグラス」をレビュー

著者: 関口大起

3COINS(スリコ)のメガネはスピーカ搭載。音楽やラジオの“ながら聴き”に最適! 「オーディオPCグラス」&「オーディオカラーグラス」をレビュー

3COINS「オーディオサングラス」をレビューしてからはや3カ月。今度は、これからの季節も使いやすいメガネ型のスピーカが登場した。製品名は「オーディオPCグラス」と「オーディオカラーグラス」(いずれも5500円)。「PC」を謳っているが、MacやiPhone、そのほかスマホともBluetoothで接続可能だ。

というわけで、実機レビューをしていこう。

オーディオサングラス
2025年8月に登場した3COINSの「オーディオサングラス」。画像からレビュー記事にアクセスできる。

超シンプル設計のメガネ型スピーカ。ボタンやセンサも非搭載

「オーディオPCグラス」および「オーディオカラーグラス」の作りは非常にシンプルだ。以前レビューした「オーディオサングラス」はこめかみ部分にセンサがあり、そこをタップしたり、ロングタップしたりすることで操作できた。

しかし、オーディオPCグラスにはそれがない。極めてシンプルな作りなので、一見してスピーカが載っているとわかる人は多くないだろう。

オーディオPCグラスのスピーカ孔
スピーカ孔はツルの部分にある。眼鏡をかけると、ほかの人からはほぼ見えない。

このシンプルさは、操作性においてはデメリットにもなる。音楽再生をコントロールしたいとき、iPhoneなどのデバイスを操作する必要があるからだ。

だが同時にメリットにもなる。繰り返しになるが、見た目が完全にメガネで、悪目立ちすることがまったくない。そして誤操作も起きづらい。メガネとして自然に使うことができ、必要なときだけスピーカに変身する。そんな技ありな製品なのだ。

オーディオPCグラスの磁気コネクタ
ガジェットらしいポイントといえば、充電用の磁気コネクタとインジゲータくらい。インジゲータは、Bluetoothのペアリング時や電源オン時に点灯する。
オーディオPCグラスの充電ケーブルと充電アダプタ
充電は付属の専用ケーブルで行う。しかし、USB Power Delivery対応の充電器の使用は非推奨。筆者は、過去iPhoneに付属していた充電器を使った。
オーディオPCグラスの充電イメージ
充電中のイメージ。コネクタは磁力でカチッとハマる。




オーディオPCグラスとオーディオカラーグラスの違い。音質はいかほど?

「オーディオPCグラス」と「オーディオカラーグラス」の違いは、レンズの仕様とフレームの質感だけ。「オーディオカラーグラス」のレンズは、グレー、ブラウン、ブルーの3色をラインアップする。そのほか、約6時間の連続再生、重量約34g、IPX4の防水性能などは共通だ。

オーディオPCグラスとオーディオカラーグラスのレンズの違い
左が「オーディオPCグラス」。右が「オーディオカラーグラス」(レンズのカラーはグレー)。「オーディオカラーグラス」はカラーレンズとはいえ控えめな色味なので、気取らずに使えそう。どちらのレンズも紫外線を約99%カット。さらに、「オーディオPCグラス」はブルーライトも約27%カットする。
オーディオPCグラスとオーディオカラーグラスのフレームの違い
写真奥が「オーディオカラーグラス」で、フレームはマットな仕様。手前の「オーディオPCグラス」はツヤがある。

ちなみに、音質面は「オーディオサングラス」と同程度の印象だ。ながら聞き用途には十分だが、音楽を聴き込んだり、映画のサウンドを楽しんだりするには物足りない。この価格と、製品ジャンルを踏まえれば当然なので、筆者は決してマイナスポイントだとは思わない。

なお、取り扱いがあるのは3COINSの一部店舗に限られる。また、店舗により入荷・在庫状況が異なるので注意しよう。

※製品貸与:3COINS

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著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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