東京都は、2050年代に目指す東京の姿を実現するため、2035年に向けて取り組む「2050東京戦略」を発表しています。「暑さ対策」もその一環。取り組みはいくつかありますが、本記事で取り上げるのは「東京暑さマップ」です。
2025年6月20日に公開されたばかりのこのサービス。外出前にしっかりチェックして、熱中症対策に役立てたい…!
「東京暑さマップ」で“暑さ指数”をチェック! 熱中症対策に役立てよう
「東京暑さマップ」は、「暑さ指数(WBGT近似値)」を1kmメッシュできめ細かく表示するWebサービスです。パソコン、スマホを問わずアクセスできます。
24時間以内であれば1時間ごとの情報が表示されるほか、昨日〜1週間後の間で、その日の暑さ指数の最高値を閲覧可能です。



ちなみに「暑さ指数(WBGT)」というのは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標です。①湿度、②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、③気温という、人体の熱収支に与える影響の大きい要素を取り入れています。
「暑さ指数(WBGT)」の目安
(赤)危険:31以上。運動は原則禁止。
(橙)厳重警戒(28以上31未満):激しい運動は中止。
(黄)警戒(25以上28未満):積極的に休息。
(水色)注意(21以上25未満):積極的に水分補給。
(青)ほぼ安全(21未満):適時水分補給。


ちなみに、東京都の暑さ対策は「東京暑さマップ」以外にもいろいろ。省エネ家電の買い替え時に最大7万円分のポイント付与、窓の断熱リフォームで最大130万円/戸補助、熱中症対策を目的とした「クーリングシェルター」の設置など、チェック必須です。詳しくはWebページ2050東京戦略「暑さ対策編」でご確認を!

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著者プロフィール

関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_