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iPhoneで「ChatGPT」入門! 導入方法から簡単な使い方までを解説

著者: 佐藤彰紀

iPhoneで「ChatGPT」入門! 導入方法から簡単な使い方までを解説

ChatGPTのようなAIチャットボットは、その手軽さと利便性から注目を集めており、情報収集や学習、アイデア出しなど、さまざまな場面で活用されています。これからAIを始めたいと考えている方々にとって、ChatGPTはその第一歩として最適なツールです。現在、Apple Intelligence経由でChatGPTを利用することもできますが、Apple Intelligence非対応のデバイスでも利用できる「ChatGPT」アプリについて簡単に解説します。サブスクリプション課金で上位の機能も解放されますが、今回は無料版の解説です。

ただし、ChatGPTをはじめとする生成AIは、確率的にもっともらしい答えを返答するものなので、本当に事実であるかどうかは保証されません。正確性が必要な場合は、取り扱いに注意しましょう。

ChatGPTの導入方法

まずはApp Storeからアプリをインストールして、アカウントを登録しましょう。

❶App Storeを開いたら、右下の検索タブをタップし、上部の検索ウインドウに「ChatGPT」と入力して検索します。「ChatGPT」アプリを発見したら、[入手]ボタンもしくは[ダウンロード(雲のマーク)]ボタンをタップしてインストールしましょう。
❷アプリを開くと、使用上の注意事項が表示されます。確認して[続ける]をタップ。
❸すると、すぐにChatGPTを利用できるようになりますが、アカウントを登録しないと使えない機能があるので、右上の[新規登録]をタップします。
❹Apple AccountやGoogleアカウントなどで登録が可能なので、好みの方法でユーザ登録を済ませてください。
❺アカウント登録が完了すると、チャット画面に移ります。これで初期設定は完了です。

これでChatGPTを利用するための準備は完了です。




ChatGPTの使い方

平たく言えば、ChatGPTは賢い話し相手として機能します。聞きたいことや、やってほしいことを文章にして送信すると、ChatGPTが回答してくれます。「情報収集」「文章作成」「計算」「アイデア出し」「翻訳」「悩み相談」「雑談」などの場面で活用できます。

❶MacとWindowsの違いを聞いてみると、開発元やセキュリティなどの違いを教えてくれました。
❷要件だけ伝えてメールの代筆を頼むと、すぐにメール本文が出来上がります。
❸四則演算にとどまらず、簡単な定積分も途中式まで付けて計算してくれます。

このように、人と会話するような感覚でチャットをすれば、いろんな疑問や課題を解決してくれます。また、画像やテキストファイルを読み取らせることもできます。

❶チャット画面左下にある[+]ボタンをタップすると、「ファイル」や「カメラ」、「写真」アプリから画像やテキストファイルをアップロードできます。
❷画像ファイルの内容を聞くと、画像を認識して返答してくれます。
❸PDFファイルも同様に認識できます。

また、ChatGPTは回答を作成する際に、今までの会話の内容も考慮します。会話の文脈を把握して応答するので便利な反面、文脈があるせいで欲しい回答が得られないこともあります。そんなときは、新しい会話を立ち上げましょう。

❶会話を新しく作りたいときは赤枠で囲んだハンバーガーメニューのアイコンをタップします。
❷メニューが表示されるので、[ChatGPT]をタップしましょう。
❸これで新しい会話が立ち上がります。

画像生成やリサーチでも活躍します

ChatGPTでは画像の生成や、情報のリサーチも可能です。具体的な手順は以下の通りです。

画像生成の使い方

❶赤枠で囲ったアイコンをタップ。
❷するとツールの選択画面が表示されます。[画像を作成する]をタップしましょう。
❸自動的に入力画面に戻り、画像生成モードを示すアイコンが表示されるようになります。生成してほしい画像のイメージを入力して送信しましょう。
❹送信から数分経つと画像が生成されます。「ChatGPT」アプリの通知をオンにしておけば、画像生成が完了したタイミングで通知をもらうことができます。

「Deep Research」の使い方

❶赤枠で囲ったアイコンをタップ。
❷するとツールの選択画面が表されます。[Deep Researchを実行する]をタップしましょう。
❸自動的に入力画面に戻り、Deep Researchモードを示すアイコンが表示されるようになります。調査したい事柄を入力して送信しましょう。
❹ざっくりとした依頼の場合、調査したい事柄について、希望のスタイルや重視したい内容を聞いてくれます。聞かれた内容を答えると調査が始まります。
❺調査には時間がかかるため、画像生成と同様に通知設定をしておくと、完了したタイミングでお知らせしてくれるので便利です。
❻リサーチが完了すると、調査された内容が表示されます。今回の例では、画面4スクロール分のボリュームで、奈良時代から現代までのお茶の歴史が表示されました。

以上が簡単な機能解説です。このほかにも、音声入出力などの機能もあるので、慣れてきたら活用するとよいでしょう。生成AIを使って、生活をより便利にしてみてはいかがでしょうか。




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著者プロフィール

佐藤彰紀

佐藤彰紀

『Mac Fan』編集部所属。ECサイト運営などの業務を経て編集部へ。好きなものは北海道と競技ダンスとゲーム。最近はXR分野に興味あり。

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