Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

はじめてのロボット掃除機ならコレ! お値段4万円以下の超コスパ「Roomba Combo Essential robot」レビュー

著者: 関口大起

はじめてのロボット掃除機ならコレ! お値段4万円以下の超コスパ「Roomba Combo Essential robot」レビュー

Roomba Combo Essential robot

【発売】
アイロボット
【価格】
3万9300円(アイロボット公式オンラインストア価格)

【URL】https://www.irobot-jp.com/roombacombo/essentialrobot

【サイズ】33(W)×33(H)×8(D)cm

【重量】約2.8kg
【備考】無線通信:Wi-Fi 2.4GHz、カラー:ホワイト/ブラック、対応部屋数:3〜4部屋、メインブラシ:毛とゴム製のV字型シングルアクションブラシ、電源方式:充電式リチウムイオン電池(充電時間:約4時間)

【製品貸与】アイロボット

Roombaなんて、ロボット掃除機なんて、私には贅沢すぎる

思い返してみれば、物心ついてからずっとお掃除が苦手でした。掃除機をかけるにはまず床を片づけなければ…うーんめんどくさい、という負のスパイラルが常です。

しかしそんな私も、結婚して子どもが生まれてからマインドを変えました。かわいい息子の健康のため、就寝前にモップがけをするようになったのです。ただ忘れてはならないのが、もともと掃除が好きではないということ。ぶっちゃけ嫌々なわけで。

そんな中お声がけいただいたのが、お掃除ロボット「Roomba」でおなじみのアイロボット社の新製品発表会。同発表会では複数製品のリリースがありましたが、私のハートをキャッチしたのは3万9300円のエントリーモデル「Roomba Combo Essential robot」でした。

というのも、1LDKというコンパクトな我が家に高価で高機能なロボット掃除機はトゥーマッチだ」とかねてから思っていたからです。

安く賢く、静かでパワフル! Roomba最高

さて、アイロボット社から製品を借りて試した結論は、「ロボット掃除機は誰の、どんな生活にもジャストフィットする!」です。

少しでも興味があるなら、即購入を推奨します。それほどまでに生活のストレスが減りました。かつて私と同じスタンスだった妻も、「Roomba返しちゃうの…?」と今や別人のようです。

Roomba Combo Essential robotは、掃除機、そして水拭き機能を備えています。従来のRoombaシリーズでは、水拭き機能はハイエンドモデルにのみ搭載されていました。それが4万円以下の本モデルにも採用されたのだから驚きです。

本体裏面に3股の細いブラシをセット。用途に応じてタンク(手前のクリアな部分)に給水し、モップパッドを取り付ければ掃除と水拭きが行えます。コードなどは吸い込む可能性があるので、床に物がない状態で起動しましょう。

吸引力も申し分なく、ここ1カ月、裸足で生活していても足の裏にゴミがついて嫌な思いをすることはありませんでした。また、気になるゴミの吸い残しも記憶する限りありません。

タンクの裏側にある吸水口(青い蓋がついている部分)から水をチャージ。タンク内部には仕切りがあり、掃除機のゴミ溜めの役割も担っています。付属のブラシ(写真の白いパーツ)で掻き出すようにすると、ゴミの取り出しも簡単です。

駆動音も比較的静かなので、就寝と同時に起動しても問題なし。寝る直前にリビングの掃除をスタートし、ドア1枚を隔てた寝室で寝ていますが、妻も息子も起きないので、おそらくほとんどの人に当てはまるでしょう。

最新ロボット掃除機の機能を“捨てられるか”が決め手

ただ、その価格ゆえに機能は絞り込まれています。水拭きをするには都度タンクに水を入れ、専用のモップパッドを装着する必要がありますし(パッドを常備するモデルもある)、吸引したゴミは本体内に溜まるため、掃除が終わるたびにゴミ箱にすてなければなりません(ほかの現行モデルは付属のステーションにゴミを溜め置ける。その期間、最大1カ月!)。

また、アプリと連係して使用する「掃除する部屋の指定」「部分清掃や侵入禁止エリアの指定」などの便利機能にも非対応です。

しかし、これらの機能は私の生活にはトゥーマッチ。機能と価格を考慮した私のジャストフィットは、Roomba Combo Essential robotです。素敵な出会いに感謝すると同時に、多彩な生活スタイルやコスト感に合うモデルを揃えたRoombaシリーズのスゴみを感じる体験でした。

※この記事は『Mac Fan』2024年7月号に掲載されたものです。

著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

この著者の記事一覧

おすすめの記事