仁井谷正充氏が代表を務めるコンパイル〇は、最新作「ダブルタワー」を発表した。仁井谷氏といえば、オチゲーの金字塔「ぷよぷよ」の生みの親として知られる。そして「ぷよぷよ」といえば、Apple Arcadeの専用タイトルとして最新作がリリースされたのも記憶に新しい。
仁井谷氏は記者会見で、「ぷよぷよ」の2つの課題について触れた。それは、「連鎖の学習に5年かかる」。そして「上級者と初心者が対等に戦えない」ということ。これは「ぷよぷよ」のプレイ経験がある人なら頷けるはずだ。私自身、Apple Arcadeの「ぷよぷよパズルポップ」でほぼ初体験したくちだが、経験者になすすべもなく敗れた記憶がある。
最新作「ダブルタワー」は、「ぷよぷよ」を含む、仁井谷氏が生み出してきたオチゲーの”課題”をクリアした革命的なタイトルだという。なんと、「オチゲーの常識を20個以上破っている」とか。


「ルーレット」で“誰でも大連鎖”! 「ダブルタワー」の気持ちいいゲーム性
「ダブルタワー」のコンセプトは、①確率にゆだね、②脱力して、③地獄と天国を味わう、というもの。簡単にいうと、ステージ上に“建物(コマ)”を落とし、同じ色の“建物”同士を接触→合体→進化させていくパズルゲームだ。
ゲーム性は、以下の動画をご覧いただければすぐに理解できるだろう。シンプルだがハラハラドキドキを楽しめる、爽快感のある内容だ。
オチゲーらしく、ステージ内にコマがパンパンに溜まっていく。だが、ルーレットの出目によっては一発逆転で大連鎖し、コマが一掃されることもある。発表イベントの際、一部の参加者がゲームを試遊したが、その怒涛の展開に自然と歓声が上がった。


残念ながらモバイルでのリリース予定は現状なし。しかし、ヒットすればあるいは…?
「ダブルタワー」は現在開発段階にあり、リリースに向けてMakuakeでクラウドファウンディングを実施する。目標金額は500万円。支援者特典には、ゲームのダウンロードコード、Tシャツ、ポスター、アクリルジオラマなどのほか、『「タイトル」をしゃべる権利』(ゲーム内のタイトルコールが支援者のボイスになる)などユニークなものも用意されている。

発表イベントにて、「クラファンが成功しないとゲームは中断せざるを得ない」との発言も飛び出した。「ぷよぷよ」の爆発的ヒット、そしてその後の波瀾万丈な人生を含め、仁井谷氏はいわば“伝説的”なクリエイターだ。そんな同氏の最新作に、支援を検討してはいかがだろうか。
なお、製品版は490円(税込)での発売を予定しており、プラットフォームはNintendo SwitchとSteam。残念ながら、Mac向け、iPhoneを筆頭としたモバイルアプリなどでは提供されない。
だが仁井谷氏によると、「本当はアプリでも出したい」とか。ただ、そこにたどり着くために、まずはNintendo SwitchとSteamで5万本の販売を目指しているという。
クラウドファウンディング、そして製品版のヒットとその道のりは長い。しかし、仁井谷氏の夢、そしてパワフルなプレゼンテーションを聴いていると、成功に向けた“連鎖”の準備が整いつつある気がしてきた。

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著者プロフィール

関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_