Appleは3月5日、新型Mac Studioを発表した。M4 Maxと新しいM3 Ultraを搭載し、究極のプロ向けデスクトップがさらなる進化を図った。

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新しいMac Studioは搭載チップとしてM4 MaxかM3 Ultraのいずれかを選択するかたちとなる。
M4 Maxは最大16コアのCPU、最大40コアのGPU、M1 Maxよりも3倍以上高速なNeural Engineを搭載する。これにより、M1 Max搭載のMac Studioより最大3.5倍高速で、もっともパワフルなIntelベースの27インチiMacより最大6.1倍高速になっているという。
一方で、新しいM3 Ultraは24の高性能コアを備えた最大32コアのCPUを搭載し、最大80コアのGPU、デバイス上のAIと機械学習(ML)のためのパワフルな32コアのNeural Engine、800GB/s以上のユニファイドメモリ帯域幅を実現する高帯域幅メモリアーキテクチャも提供している。
これにより、M1 Ultra搭載のMac Studioより最大2.6倍高速で、16コアのIntel Xeon WベースのMac Proより最大6.4倍高速だという。

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また、前モデルより最大3倍速い最大120Gb/sの転送速度を実現するThunderbolt 5ポートを最大6基搭載しているのもアップデートポイントだ。
そのほか、インターフェイスとして、USB-Aポート×2(M4 Max、M3 Ultra)、USB-Cポート×2(M4 Max)、HDMIポート、10Gb Ethernet、SDXCカードスロット(UHS-II)を搭載する。

さらにM3 Ultra搭載モデルの場合、最大8台のフル6K解像度のPro Display XDRに対応するのも注目だ。

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本体デザインは前モデルを踏襲し、9.5(高さ)×19.7(幅)×19.7(奥行き)mmのサイズは変わらない。重量は2.74kg(M4 Max)、3.64kg(M3 Ultra)とごくわずかに増えている。
価格は、32万8800円(学生・教職員価格29万8800円)から。
すでに注文受付を開始しており、発売日は3月12日となっている。
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著者プロフィール

笹本貴大
『Mac Fan』編集長。1989年生まれ、東京都青梅市出身。ベビーテックに興味あり! FP3級、世界遺産検定3級、名探偵コナン検定1級。 Xアカウント:@ssmt_tkhr