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センシティブな画像や動画から子どもを守る! iPhoneのスクリーンタイムの設定方法

著者: 松山茂

センシティブな画像や動画から子どもを守る!  iPhoneのスクリーンタイムの設定方法

ファミリー登録している子どものiPhoneに届いた画像または動画がセンシティブな可能性がある場合、内容を表示しないようにすることができます。この機能は「メッセージ」受信だけでなくFaceTimeやAirDrop、一部のサードパーティアプリで利用できます。

本記事では、こうしたセンシティブなコンテンツから子どもを保護する方法を解説します。

子どもの「コミュニケーションの安全性」設定は保護者の iPhoneから

❶設定は保護者のiPhoneで行います。まずは「設定」から[スクリーンタイム]を選びましょう。
❷スクリーンタイムの設定画面を下にスクロールしていくと[ファミリー]欄があります。保護したい子どもの名前をタップしましょう。
❸子どものスクリーンタイムの設定画面に切り替わるので[コミュニケーション]の欄にある[コミュニケーションの安全性]をタップしましょう。
❹スクリーンタイムのパスコードを設定します。
❺「センシティブな写真とビデオの保護」に関する説明が表示されるので一読して[続ける]をタップ。
❻続いて「コミュニケーションの安全性を改善」についても一読後に、[Appleと共有]もしくは[共有しない]のどちらかをタップします。
❼「コミュニケーションの安全性」の画面が表示されたら上図で囲んだ2つの項目がオンになっていることを確認しましょう。これで保護者側での設定作業は完了です。

センシティブな画像や動画が送られてたらどうする?


ここまでの解説のとおり設定しておけば、たとえば「メッセージ」でセンシティブな可能性がある画像が送られてきた場合、ぼかしと「これはセンシティブである可能性があります。」というメッセージが表示されます。
❷画像をタップすると確認ダイアログが出現します。この画面で「本当にそうする」を選択しても、すぐに画像が表示されるわけではありません。
❸開くにはスクリーンタイムのパスコードが必要なため、保護者の同意がなければ、子どもはコンテンツにアクセスできません。

子どもに伝えておこう! 対処法①:迷惑メッセージとしてAppleに報告

❶ボカシが入ったコンテンツの下に表示されている[迷惑メッセージを報告]をタップ。
❷続いて[削除して迷惑メッセージを報告]をタップしてAppleに迷惑メッセージとして報告しましょう。

子どもに伝えておこう! 対処法② – 大人に助けを求める

❶信頼できる人に相談したい場合は、ボカシが入ったコンテンツの下に表示されている[助けを求める方法]をタップ。
❷続いて[大人にメッセージを送信]を選びましょう。
❸自動的に保護者宛のメッセージ画面が開いて、その場で相談文を送信できます。
❹❷の画面で[助けを求める方法]を選ぶと、サポートを受けるための方法が紹介されます。
❺メンタルのケアや110番通報など、助けを求める方法が閲覧でき、今回のように写真やビデオにボカシが入る理由や対処方法も表示してくれます。
❻ぼかしの入ったコンテンツをタップしたあとの画面からでも、同じく[助けを求める方法]にアクセスできます。
❼❷の画面で[連絡先をブロック]を選ぶと、コンテンツを送ってきた相手をブロックできます。
❽確認の画面が表示されるので[ブロック]をタップしましょう。

AirDropでの受け取りもブロック。“送る側”にならないサポート機能も備えています

❶AirDropでセンシティブなコンテンツが送られてきた場合も、通知画面のサムネイルをぼかしてくれます。[続ける]をタップしても、「メッセージ」を受信したときと同じように確認画面が表示されます。
❷確認画面からは助けを求める方法が確認できます。
❸AirDropで“送信するとき”も同様です。
❹送信しようとする際はメッセージが一部異なり、送信のリスクを説明してくれます。
❺「メッセージ」を使った送信の時もセンシティブなコンテンツを送ろうとすると確認画面でブロックします。
❻以降の表示画面や対処法は、前述の内容と同じです。適切に対処するよう、子どもに使い方を伝えておくのも重要でしょう。

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著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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