RANVOOというブランドをご存じだろうか。2012年に中国でスタートした高級家電メーカーで、特徴的なデザインのさまざまなプロダクトをリリースしている。
2024年の夏、あまりの暑さに辟易したが、一部界隈ではRANVOOのネッククーラー「AICE LITE」の性能が話題となっていた。筆者もそのSNSでの口コミを見て、気になっていたわけだ。RANVOOの製品ラインアップは、そのほかダニ駆除機、小型の衣類乾燥機など製品ジャンルは多岐にわたる。
そして今回、同メーカーの電動歯ブラシをレビューする機会を得た。
デスクワーク中のガムやアメ。歯に優しくないとわかっちゃいるけど…
デスクワーク中、口が寂しくなってついついガムやアメを嗜んでしまう。最近は急に寒くなってきたので、喉の乾燥を防ぐためにね…と言い訳をしているが、糖分の過剰摂取は体にも、もちろん歯にも良くはない。
会社には歯ブラシを常備していて、ランチのあとに必ず磨くようにしているのだが、予定が詰まって忙しいとおざなりになることも。だからこそ、1回1回のクオリティを上げたいところ。そんな需要を知ってか知らずか、RANVOO社と連絡を取る機会がたまたまあり、製品を借りてレビューすることになった。
RANVOOの電動歯ブラシは「超強力マイクロバブル」を謳っており、優しい泡で、しかし強力に口腔内を清潔にしてくれるらしい。細かな泡だから、歯の間にも浸透するとか。これは楽しみだ。
RANVOO独自のマイクロバブルで歯の間までキレイに! 歯茎のマッサージ効果もありそう
サイズはやや大きめ。一般的な大人用歯ブラシの1.5倍くらいの長さがある。手の大小に関わらず、柄をガシッと握って使えるはずだ。
RANVOOの電動歯ブラシには、「ソフト」「クリーン」「ホワイトニング」の3つのモードが搭載されている。歯ブラシの振動の強さもこの順番のとおり。「ホワイトニング」は特に、手に持って起動すると「強すぎない?」と思うのだが、実際に歯に当てると不思議なもので、磨き心地は優しい。ソフトなヘッドと、0.01mmの超極細ブラシの恩恵だろう。
また、起動から2分間経過すると歯ブラシが自動停止する。筆者はつい長く、強く磨きすぎてしまう癖があるので、この機能には助けられそうだ。
いずれのモードでも、RANVOOの電動歯ブラシの最大の特徴である「マイクロバブル」を体感できる。歯磨きを始めて数秒は、ブラシの先端から空気が放出されているだけのような気がしていたが、次第にそれが泡に変わっていく。メーカーによると、11万個の超微細バブルを発生させ、歯の表面や歯の間、溝まで徹底洗浄するとか。
歯ブラシ後には、歯間ブラシやフロスをしたときとも違うスッキリ感があった。歯の表面がツルツルして気持ちいいのはもちろん、歯茎がマッサージされたような気もする。ただひとつ、水流を飛ばして歯の間を掃除する、いわゆるジェットウォッシャー的なものとは異なるということは注意しておきたい。あくまで本製品は電動歯ブラシで、ブラッシングの補助的な機能としてマイクロバブルがある。
充電は専用アダプタで。防カビコーティングと丸洗い対応で、キレイが続く!
RANVOOの電動歯ブラシは、1回のフル充電で最大60日間使用できるパワフルなバッテリを備えている。充電には専用のアダプタを用いるが、ちょっと困るのがその設置場所。シールで壁などに貼り付けることを前提としているため、スペースを確保する必要がある。
メンテナンス面では、まず丸洗いできるのはいいところ。IPX7の防水性能を備えているので、歯磨きのあとにブラシも本体も一緒に洗ってしまおう。また、柄の部分にはカビを防止するコーティング加工が施されているため、清潔さを維持しやすい。
個人的には、「ホワイトニング」モードの効果が楽しみである。メーカーによると、3週間で自然な白さを実現するらしい。果たして、毎日何杯もコーヒーを飲む筆者の黄ばみ進行に抗えるのだろうか。
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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_