仕事に集中するために、脳の状態をベストに整えたい!
Macの前に座って「今日は頑張るぞ」と思って仕事に取りかかっても集中力が続かず、なんだか生産性が上がらない。一方、特に意識することなく作業を始めたら、あれよあれよという間に仕事が片づいた。皆さんはそんな経験をしたことはないでしょうか。
この違いはいったい何なのかと自分なりに考えてみたところ、“脳の状態”が原因ではないかと思うようになりました。つまり、自分では気づいていないものの、脳が機能していないから仕事が捗らないのだ、と。そこで、加齢により萎縮するといわれる脳をベストコンディションに保つための努力を続けています。
たとえば、睡眠をしっかりと取ったり、早起きして軽い運動をしたり、脳に良いとされるものを食べたり(トップアスリートを育てた栄養士が書いた書籍『脳を操る食事術』がタメになりました)。さまざまな情報を仕入れて、何が自分の脳に効くのか、自分の体で実験しています。
そんな“脳の力”を整える毎日を送っている中、目に飛び込んできたアプリが「Endel」です。これは、一人ひとりに最適化されたサウンドスケープ(音景)をAI(人工知能)で作り出し、集中やリラックス、睡眠を手助けしてくれるというもの。App Storeの説明欄に「集中力が7倍になり、より持続」「気を散らさず集中を誘うことが科学的に確証済み」と書かれていたこともあって、すぐさまMacにインストール。それからというもの、毎日欠かさず使う“やみつきMacアプリ”になりました。

Endelの機能はサウンドを流す、ただそれだけ
「Endel」はMacのメニューバーから利用するアプリで、操作方法はいたって簡単です。

メニューバーのアイコンをクリックし、3つのメニュー([Focus][Relax][Sleep])から好みのサウンドを選択するだけで生成された環境音が再生されます。

「たったそれだけ!?」と思われるかもしれませんが、実際そのとおりです。気になる効果に関しては数値化するのが難しく、個人的な感覚値になってしまうのですが、仕事中に[Focus]サウンドを再生すると明らかに集中力が高まっているように感じます。もちろん、効果を感じない人もいるかもしれないので、そのあたりは実際に試してもらうしかありません。

Apple主催のアワードも受賞した根拠あるアプローチ
ただ、これだけだと説得力に欠けるので、最後にもう少し、このアプリの魅力について触れておきます。まず、「Endel」のもっとも大きな特徴は、科学的な根拠に基づいて開発されていること。脳の視交叉上核という領域で1日の整体リズムを調整する“体内時計”をベースにした独自のアルゴリズムを採用。神経科学に基づいて開発された特許取得済みのAI技術によって、時間や天気、場所、心拍数などに合わせて個人に最適なサウンドを流してくれます。とても画期的なアプローチですよね。

その実力も折り紙つきで、Apple主催のアプリアワード「Apple Watch App of the year 2020」を受賞していたり、「WIRED」や「The Wall Street Journal」など多くのメディアに賞賛されていたりします。しかも、2023年10月時点でMac App Storeの「ヘルスケア/フィットネス」ランキングでは堂々の1位。これだけ聞けば、試してみたくなりませんか?

脳のコンディショニングに加えて、トレーニングもしておきたい!
脳を活性化させるための“脳トレ”も大事かと思い、「毎日 脳トレ」で定期的に脳を鍛えています。
このアプリには全19種類の脳トレが収録されており、1つにつき5分程度で気軽にトレーニングすることが可能。自分の場合、簡単な計算式を解く「計算道場」という脳トレは得意なのに、四角形が光った順番を記憶して順番どおりにタッチする「順番記憶」(=短期記憶力)が大の苦手です。
トレーニング後には自分の脳年齢が発表されますので参考にしてみましょう。なお、「毎日 脳トレ」は厳密にいえばiPad向けアプリですが、Appleシリコン搭載Macでも動作します。

※この記事は『Mac Fan』2023年12月号に掲載されたものです。
著者プロフィール

水川歩
1977年生まれ。編集者として勤め上げ、2021年からフリーランスに。"IT"をメインに活動しているが、プライベートはテクノロジーから離れ、釣りやキャンプ、登山など、自然に浸るアウトドアライフを送る。