デスクトップの整理整頓にはこのアプリがおすすめ
毎日を心地よく過ごすためにも、掃除や整理整頓は欠かせないもの。自宅の鍵やテレビのリモコンといった失くしやすいモノを決められた場所に置いておけば、いちいち探す手間なく生活できますが、それと同じことはMacにも当てはまります。
なかには、ダウンロードした写真や書類をはじめ、ファイルを基本的にデスクトップで管理している人も多いでしょう。
でも、Macのデスクトップにさまざまなファイルが散乱していると、作業効率がガクッと下がってしまいますよね。それに、プレゼンテーションなどで他人にMacの画面を見せる際にも、デスクトップが散らかっている状態はなるべく避けたいもの。
そんな私にとって欠かせないのが「ポップアップウインドウ」です。これは、Mac内のフォルダを“タブ化”して、デスクトップの四辺などに貼り付けて管理できる“整理整頓”系アプリ。
本稿執筆時点で980円の導入コストはかかりますが(私が買ったときはもっと高かった…!)一度使うと手放せなくなること請け合いです。
フォルダをタブ化してデスクトップに置けばすぐに目的のものへアクセスできる
Macでファイルを整理する際、まずはフォルダを作成して、その中に書類や関連する写真などの素材を入れて管理することが多いでしょう。
しかし、デスクトップ上にフォルダを作りすぎて、目当てのものを素早く探し出せなかった経験がある人もいるはず。
その点、フォルダをタブ化して、そのときに必要なものだけをデスクトップに表示すれば、目の前の作業に集中できますし、目当てのファイルを探す時間を短縮できます。


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散らかるフォルダやファイルをデスクトップの端に収納
使い方もシンプルで、アプリを起動したら、あとはフォルダをデスクトップ端に持っていくだけ。ただし作成されたタブはあくまでエイリアスなので、たとえばデスクトップ上に保存してあるフォルダをタブ化しても、そもそものフォルダは消えません。
デスクトップ上になにも置きたくない場合は、[書類]フォルダなどにエイリアス元のデータを保管するようにしましょう。
タブをクリックすると、フォルダ内に保存しているアイテムが一覧で表示されます。表示方法は、デフォルトで[グリッド]形式に設定されていますが、フォルダ/ファイル名のみが並ぶ[リスト]形式に変更することも可能。
より一覧性を高めたいならば、[リスト]表示に変更すると効率よくアイテムを見つけられるでしょう。
表示順序も[名前][作成日][修正日][最後に開いた日]などで並び替えることができ、「Finder」で詳細をチェックしたい場合は[ファインダに表示]を押すことでサッと開くことも可能です。

作成したタブはショートカットで呼び出せる!
私がイチオシしたいのが、それぞれのタブにショートカットキーを割り当てて開ける機能。これを使えば、マウスポインタをタブに持っていく必要すらなくなり、さらなる効率化が期待できます。


なお、タブはデスクトップの四辺どこにでも配置可能です。画面端から切り離して任意の場所に配置することも可能ですが、「デスクトップ上になにも置きたくない!」という目的からズレれることもあって、私は使用していません。
Macは長く使っていると、なにかとデータ管理が煩雑になりがち。作業効率を上げるためにも、ぜひこのアプリを使ってみてはいかがでしょうか。
デスクトップを“隠したい”だけなら「HiddenMe」アプリもおすすめ

仕事柄、Macのデスクトップをキャプチャする機会が頻繁にあります。筆者は基本的にデスクトップはきれいに保っていますが、仕事が立て込むと、さまざまなファイルが散乱することも…。
そんなとき、スクリーンショットを撮影するたびにいちいち整理整頓するのは少々面倒です。
そこで使っているのが、この「HiddenMe」。メニューバーに表示されるアイコンをクリックして[Hide Desktop Icons]メニューを選ぶと、デスクトップに散らばるフォルダやファイル類を一瞬で非表示にしてくれます。
ふたたびフォルダやファイルを表示したい場合は、同じくメニューバーから[Show Desktop Icons]を選びましょう。一度使えば、このシンプルな操作性を気に入る人も多いはずです。
※この記事は『Mac Fan』2023年10月号に掲載されたものです。
著者プロフィール

毛内達大
エディター/ライター。IT・テクノロジー専門の月刊誌で編集者として従事。現在はフリーランスとして、紙・Webメディア問わず複数の媒体にて、インタビュー記事や導入事例など多ジャンルの記事を編集・執筆。