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iPhoneで画像生成。AppleのAI機能「Image Playground」は、もう日本で使えます! Apple Intelligence対応モデルで試してみよう

著者: 関口大起

iPhoneで画像生成。AppleのAI機能「Image Playground」は、もう日本で使えます! Apple Intelligence対応モデルで試してみよう

iOS 18.2でリリースされた画像生成AIツール「Image Playground」。Apple Intelligenceの目玉機能の1つだ。しかし、日本ではまだ使えない…こともない! 対応言語は英語のみだが、iPhoneの言語を「英語」に切り替えれば日本でも利用できる。

なお、利用できるのはiPhone 15 Pro/15 Pro Max、iPhone 16/16 Plus/16 Pro/16 Pro Maxに限られる点には注意。iPhoneの“消しゴムマジック”などとも呼ばれる「クリーンアップ機能」などと同じく、Apple Intelligence対応モデルでしか使えない。

ではさっそく、iPhoneの言語変更の方法から解説していこう。

Apple Intelligenceおよび「Image Playground」を使うために。事前準備は2ステップ!

①iPhoneの言語を「英語」に変えよう!

まずはiPhoneの「設定」アプリを開き、[一般]→[言語と地域]へと進もう。続いて、[優先する言語]の[言語を追加]で[English]→[英語を使用]を選択する。

「設定」アプリの[一般]をタップ。
[言語と地域]に進む。
[言語を追加]から[英語]を追加しよう。
[English]をタップ。見つからない場合は、ページ上部の検索機能を使おう。
[English]をタップ後、最優先の言語を選択するダイアログが表示される。[英語を使用]をタップ。
言語が英語に切り替わった。

②Apple Intelligenceでセットアップしよう!

次に、Apple Intelligenceでセットアップしよう。「設定(英語だとSettings)」のトップ画面に戻り、[Apple Intelligence&Siri]をタップ。開く画面で[Get Apple Intelligence]→[Set Up Now]と選択するとセットアップがスタートする。

セットアップ中は、[In Progress]と表示され、ダウンロードが始まると[Downloading]に切り替わる。待機時間はタイミングによって異なるようだ。筆者の場合、30分ほどかかった。表示が[Turn On Apple Intelligenceに切り替わったら準備は完了。画面の表示に従って利用設定を行い、さっそく使い始めよう。

なお、Apple Intelligenceの利用がはじめてのユーザは、[Apple Intelligence&Siri]の画面で[Join the Apple Intelligence Waitlist]→[Join Waitlist]へと進み、まずはApple Intelligence自体を有効化する必要がある。[Join Waitlist]をタップしたあと、利用開始までに数時間かかることもあるようだ。

「設定(Settingus)」アプリの[Apple Intelligence & Siri]をタップ。
[Get Apple Intelligence]を選択する。
[Set Up Now]からApple Intelligenceの利用準備を進めよう。
セットアップ中。[In Progress]と表示される。長いと数時間かかるようだ。
表示が[Turn On Apple Intelligence]に切り替わった。タップして設定を進めよう。
Apple Intelligenceの概要が説明される。
どの通知を要約するかなど、細かく設定していく。
いくつかの英文を読み上げ、Siriのセットアップも行う。上図は設定が完了した後の画面。
これでApple Intelligenceが利用できるようになった。

「Image Playground」アプリが自動でインストール! 画像生成してみよう

言語設定を英語に、そしてApple Intelligenceを有効化した状態でiOS 18.2にアップグレードすると(順序は問わない)、iPhoneのホーム画面に「Image Playground」アプリがインストールされる。

簡単にいうと、元となる写真を選んでそれをイラスト化するか、テキストを元に画像を生成するサービスだ。ただ、テーマや小物類、シチュエーションなどを提案してくれるので、画像生成のプロンプトを1から描かなくてはならないサービスと比較すると非常に使いやすい。

生成する画像も、イラスト風、写真風などさまざまなパターンがある。架空の人物を生成することも可能だ。

「Image Playground」アプリは、かわいい子犬が目印。
「写真」アプリの「ピープル」から、顔写真を選択できる。
筆者の顔写真に「Disco」のテーマを付与して生成した。なかなか似ている。
こちらは「Superhero」。画像は一枚ではなく複数生成される。
プロンプトから生成することもできる。
寿司を握るロボットが誕生した。しかしちょっと物足りない。
複数生成されたが、皿やまな板の上に乗ってしまったり、頭の上に生魚を乗せていたり、衛生的に気になるものばかり。
そこで、あらかじめ[COSTUMES]に用意されている「Chef」を追加してみた。
グッと清潔感が増した。寿司はカリフォルニアロールのようだが、まあいいだろう。
生成した画像は、再度編集したりコピーしたり、おなじみの共有機能でほかのアプリやユーザへのシェアが可能。「写真」や「ファイル」に保存することもできる。
いろいろと遊んでみた。中央左の「High power gorilla」は、シンプルなプロンプトしか入力していないが理想的な姿だ。かっこいい。

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著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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