※この記事は『Mac Fan』2018年7月号に掲載されたものです。
あなたは今日、ガッツポーズを何回しましたか? この原稿を書いているのは、夕方4時。ボクは朝からガッツポーズの連続だ。朝起きて、久々にぐっすり眠れたことをiPhoneのアプリ「Sleep Cycle alarm clock」で確認してガッツポーズ。
前日はちょっと食べすぎたにもかかわらず、体重が200グラム減っていてガッツポーズ。ジョギングで6キロ走ってガッツポーズ。さらにトレーナーからメッセージをいただき、いい仕事のメッセージもいただいて…、数えてみると22回はガッツポーズをした。
すべて、運が味方をしてくれた瞬間である。皆さんはすでに知っているが、ボクは大した人間ではない。東京大学も出ていないし、ハーバード大学のMBAも持っていない。運だけで、仕事をしている。
先日出した企画も通ったお知らせが来た。本当に運がいい。そう、運はコントロールできると信じている。
どうすれば運が良くなるか? それは、シンプルにすることだ。
目線に入るものをできる限りシンプルにすることが大切だ。ボクがApple製品を好きなのもシンプルだからだ。部屋も机のデスクも非常にシンプルだ。目に見えるものはできる限りシンプルに限る。
そして、運をコントロールするために“ガッツポーズ”が欠かせない。喜ぶ回数と“運”は結びついている。
だから、毎日1回でも多く喜ぶように努力をしている。ちょっとでもいいことがあったらガッツポーズだ。さっきも自宅近くの路上で200円拾った。
いいことがあったら、全身で喜ぶ。それが“運”を加速させるおまじないだ。ぜひとも試してみてほしい。
同時に最近感じていることがある。
せっかくの人生、1つだけの仕事で終わるのはもったいない。人は1つの才能だけとは限らない。無限大にあるというのボクの持論だ。「一流の人は一筋に限る」と思っているあなた、それは大きな間違いです。あの豊臣秀吉だって、武士であり、関白でもある。二足のわらじだ。マリナーズのイチロー選手だって、大リーガーであり、CM出演者であり、取材も受ける。ドラマ「古畑任三郎」では俳優だ。さらにテレビ番組の出演者でもある。安倍総理だって、内閣総理大臣であり、自民党総裁であり、本も書いているから著者でもある。
ちなみにボクは、放送作家、戦略的PRコンサルタント、著者、コラムニスト、セミナー講師、ラジオ出演者などいくつの肩書があるのだろうか? そう複業が当たり前の時代だ。収入の面ではない。自分で仕事をするというのは「人生を考えるいい機会」になる。
というのも、多数の仕事をするということは「自分とは何者か?」と向かい合う機会になる。いろんな仕事をしながら、「自分の才能は?」「この仕事は向くのか?」などと考えるいい機会になる。 そして才能を伸ばす機会になる。「部長」は肩書ではあるが、それだけでは複業はできない。
どんな職種の仕事ができるのか? せっかくの人生。もっとケチになっていろんな仕事にチャレンジしよう。複業が本業の給与を超えたら、それは自信につながります。ぜひとも。
著者プロフィール
野呂エイシロウ
放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーにならず悩み中。