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セルフブランディングで「私らしい」を仕事に!

著者: 安原美理

セルフブランディングで「私らしい」を仕事に!

STORY Ⅰ @IBM

【URL】https://www.ibm.com/jp-ja/

安原美理 Miri Yasuhara

日本IBM 公式ソーシャルメディアの中の人。AIを使いこなすためのニュースメディア「THINK Watson」の編集部として、最先端の事例やキーパーソンのインタビュー、「やってみた」レポートなどを通じて、旬のテクノロジー情報を発信中!

私はソーシャルメディアや自社のメディア記事を通じてIBMのことを多くの人に知ってもらい、ファンになってもらう仕事をしています。

日本IBMのFacebookやTwitterの「中の人」として、ソーシャルメディアを通じた企業のブランディングを考える中で、企業のみならず個人のブランディングの重要性を感じました。なぜなら、ソーシャルメディア上では企業よりも個人のほうが影響力を持っていることに気がついたからです。

そこで、自分自身のソーシャルメディアを使ってセルフブランディングに取り組むようになりました。

まず、プロフィール写真をプロフェッショナルなものに一新し、面白いと思った記事やみんなに知ってもらいたいアイデアにコメントをつけて発信することを習慣にしました。

もちろん、ソーシャルメディア上で話題になっているヒトやコトなどを知るため、ソーシャルリスニングも毎日欠かさないようにしています。

また、編集を担当する自社のメディアでも、記事編集のみならず、出演することによって「IBMの中の人」ではなく「IBMの安原」として覚えてもらえるよう努めました。

今年のバレンタインデーには、自社メディアで、食材の栄養情報などを学習し、オリジナルレシピを提案してくれるというIBMのAIサービスを使って、マヨネーズ入りのチョコを作り、マヨラーの上司にプレゼントするという記事を企画・出演しました。その記事はソーシャルメディアを通じて大きな話題になり、久しぶりに会った親戚にまで「チョコとマヨネーズって合うの?」と聞かれたのには驚きました。社内でも「バレンタインの人」として覚えてもらえるようになり、それをきっかけに、情報発信の仕方やソーシャルメディアの活用に関する相談をいただくようになりました。

そのようにして、少しずつ「ソーシャルといえば安原さん」というイメージを少しずつ築けていけたらいいなと思います。

最近取り組んでいるプロジェクトは、9月29日公開の20世紀フォックスの映画「ドリーム」のプロモーションです。NASAの宇宙開発の史実に元づいたこの映画にはIBM 7090という初期のメインフレームが登場します。このプロモーション企画は20世紀フォックスとIBMがグローバル規模で協業しており、IBMは、アメリカ、カナダ、メキシコ、アルゼンチンで大規模なプロモーションをすでに実施していました。そこで日本での映画の公開が決まった時、いち早く手を上げてこのプロジェクトをリードすることになりました。このチャレンジを後押したのも、セルフブランディングの先にある「私だからできること」を少しずつ増やしていきたいという想いでした。

ソーシャルメディアはコミュニケーションの一つのツールに過ぎません。しかし上手に使いこなせば、会いたい人、やりたいことに一歩近づくことができる強力なツールになると思います。これからもソーシャルメディアを最大限活用して「私らしい仕事」で価値をお届けできるよう精進したいと思います。