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第5回 雑誌や新聞は徹底的に読み、そして行動に移す。

第5回 雑誌や新聞は徹底的に読み、そして行動に移す。

情報は一番の武器である。

現代において、情報は一番の価値を持っていると思う。

ボクは、情報を手に入れると即座に行動に移す。「これはどう使えるか?」「この人に合うべきだ」と直ぐに行動する。それが癖だ。

朝、新聞を読むと、いくつかの戦略が浮かぶ。記名原稿を見ると連絡を取りたくなる。「この社長インタビューにどうしてクライアントが出ていないんだ」と反省をしたりもする。そして、20社ほどあるクライアントさんに作戦を伝える。その連続だ。

雑誌もそうだ。毎月ドコモが提供する雑誌読み放題サービス・dマガジンに400円払っているが、ボクはそれを使い倒す。とにかく、すべての雑誌に目を通す。そしてアイデアが浮かぶ。そして実行に移す。「こうなったらいいな」という夢を現実に変えてゆくのである。

そんな毎日だ。『Mac Fan』もそうだ。先月号を見ながら、iTunesの動画の見方は直ぐに実践。YouTubeのピクチャ・イン・ピクチャはお気に入りだ。付録の別冊を見ながら「プレビュー」で手書き署名を入れられるのも初めて知った。契約書のサインが便利になるだろう。この付録の機能を順番に使うだけで半日を使ってしまった。ボクは雑誌を「暇つぶし」とは思ってない。発売された日にガッチリ読む情報収集の一部である。真剣に雑誌を読んでいるのだ。

そう、情報は受け取るだけではまったく意味がない。そこから何が学べるのか? そしてどんな行動に移せるのか? 常に考えている。

さっきAmazonから届いたのは、『40歳が社長になる日』。尊敬する岡島悦子先輩が書かれた本である。会社のあり方、働き方、部下に対する接し方などの詳細が書かれている。「デジタルネイティブに会社を任せろ!」と書いてあったので、さっさくアシスタントのA嬢にいろんなことを任せることに。

そう、この1500円の本が100万円以上の価値になるように使い倒すのである。前出のdマガジンは、多分毎月100万円以上の価値を生んでいる。テレビ東京のビジネスオンデマンドも毎月500円だが、100倍、1000倍の価値を生んでいる。そうケチだから、手に入れた情報を使わないと気が済まないのだ。

番組の企画のヒントになったり、次の書籍のヒントになったり、コンサルタントに使ったりと価値を生んでゆくのだ。

そう、「情報は素材」と決めつけている。先日、映画「ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやってきた」をAmazon Prime Videoで見たら、シェフが日本の素材を使って懸命に料理を作っていた。それと同じだ。

溢れる情報を使って、次の何かを作るのがボクの役割だ。楽しむために見ることはない。先程の「ノーマ東京」の映画から、企画書が3つ生まれた。メルマガのネタにもなった。レンタル代500円は、即座に数万円に。多分、これが大きくなって数百万円を生むだろうと思う。

ビジネス書籍も書いてあることは即実行だ。なぜか? ケチだからだ。「読んで感想」だけではもったいなくて仕方がない。少なくとも筆者はその分野の成功者だ。そのとおりに実行するだけでパワーアップだ。情報は、武器だ。それを使って未来を編むのがボクの役割だ。目にしたもの、耳にしたもののすべてを加工してアウトプットする癖をつけると、すごいパワーを生み出すんだ。

iPad Proのキーボードを最新型に変更。絶好調だ。

※この記事は『Mac Fan』2017年10月号に掲載されたものです。

著者プロフィール

野呂エイシロウ

野呂エイシロウ

放送作家、戦略的PRコンサルタント。毎日オールナイトニッポンを朝5時まで聴き、テレビの見過ぎで受験失敗し、人生いろいろあって放送作家に。「元気が出るテレビ」「鉄腕DASH」「NHK紅白歌合戦」「アンビリバボー」などを構成。テレビ番組も、CMやPRをヒットさせることも一緒。放送作家はヒットするためのコンサルタント業だ!と、戦略的PRコンサルタントに。偉そうなことを言った割には、『テレビで売り上げ100倍にする私の方法』(講談社)『プレスリリースはラブレター』(万来舎)が、ミリオンセラーにならず悩み中。

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