※この記事は『Mac Fan』2022年2月号に掲載されたものです。
Macで作曲に励む宮本佳林さんには、気になるDTMツールがいっぱい!
記念すべき第1回は、Apple製品との関わりや曲作りの環境について聞いてみました。
宮本佳林
歌手。ハロー!プロジェクト所属の女性アイドルグループ・Juice=Juiceの元メンバー。現在はソロ名義で活躍の場を広げている。趣味はアニメ・漫画鑑賞、射撃(シューティング)。
「DTMならMacがいいよ!」佳林ちゃんとMacの出会い
本連載のテーマはDTM(Desktop Music)です。宮本さんは活動の傍ら、数年前にDTMで作曲を始められたとか。
宮本佳林
2017年に機能性発声障害になって、一時的に歌えなくなってしまったんです。でも、活動休止している間も音楽に関わることを止めたくなくて。そこで曲作りをやってみよう!と思い立ちました。音楽に詳しい方に相談したところ、「DTMを始めるならMacを使うといいよ!」とアドバイスをいただいて、今も使っているMacBook Airを購入したんです。音楽制作のルーツでいうと、もともと父が音楽好きで、ピアノやフルートが演奏できたんですよね。家には本格的なキーボードやドラムマシンもありました。父が作曲、母が作詞で音楽雑誌の楽曲コンテストに応募したこともあるそうです。
「iPhoneはどのモデル?」佳林ちゃんのAppleデバイス事情
音楽制作が身近な環境で育ったんですね。Macだけでなく、iPhoneも使っていると聞きました。
宮本佳林
MacBook Airを購入した流れで、iPhoneも使い始めました。AirDropなどの機能はもちろん、デバイス間で設定などが同期されるのも便利です。それにAppleデバイスって、説明書がなくても直感的に使えてすごいですよね。あと、スマホゲームが本当にやりやすい(笑)!
普段はどんなスマホゲームをされるんですか?
宮本佳林
いろいろやりますが、シューティング系、特にFPSが多いです。それまでも、すっごくやり込んでたんですよ。でも、iPhoneに変えたらすぐにゲーム内のランキングが上がって、「急にうまくなったんだけど!?」と戸惑うくらいでした(笑)。
今気になっているAppleデバイスはありますか?
宮本佳林
Apple Watchです!私、何かを始めると熱中してしまって、寝食を忘れる傾向があって…。たとえば翌日の仕事に関係することを調べ始めたら、止まらなくなって徹夜しちゃう、とか。Apple Watchには睡眠や運動などを管理をしてくれる機能があるようなので、私が不健康な生活をしていたら「そろそろ寝なさい!」と叱ってほしいです(笑)。
DTMは“研修中”。ボーカロイドのツールも気になる!
DTMでは、普段どんなツールを使っていますか?
宮本佳林
DAWは「Logic Pro X」で、そのほかだと「KORG Gadget」やMIDIキーボードといったツールも使っています。Logic Pro Xは付属のループ音源がとても豊富で、それを組み合わせてトラックを作るだけでも楽しくて、よくダンス用の音源を作ったりしています。でも、発表するための“歌ありの楽曲”となると、コードなどの音楽的な知識が必要になってくるので、難易度がグーンと上がりますね…。
過去にイベントでご自身が作った楽曲を披露されていましたが、はじめてファンの皆さんにオリジナル楽曲を聞いてもらったときはいかがでしたか。
宮本佳林
そのときはコードや使いたい音、雰囲気などまで私が作って、そのあと大橋莉子さんというソングライターの方が素敵な曲に仕上げてくださったんですよ。だから、私というより「大橋さんの曲、すごくいいでしょ!」という気持ちがあったのですが、やはり自作の詞とメロディだと、自分の思いがより強く伝わる気がしました。
作詞と作曲、どちらが好きですか?
宮本佳林
うーん…まだ作詞にも作曲にも自分の才能を感じられていないので、現段階でどちらが好きというのはないですね(笑)。でも、これまでたくさんの音楽に触れてきたので、どちらも「こうきたら、こうきてほしい」というパターンのようなものがわかる気がします。
本連載ではDTMツールを開発・販売するメーカーなどに訪問して、宮本さんの作業に役立つ機材を探しに行きますが、気になるツールはありますか?
宮本佳林
ゲーム好きなこともあって、周辺機器はずっと“有線至上主義”だったんですけど、今はワイヤレスの品質が上がっていると聞くので体験してみたいです。あと、私ボーカロイドが大好きで。それに関連するツールが気になります。いつか初音ミクちゃんに自分の曲を歌ってもらうのが夢なんです!
ソロデビューシングルが発売中!
「どうして僕らにはやる気がないのか(2021)/氷点下/規格外のロマンス」
ソロ名義としての初シングルがリリース! トリプルA面となる今作には、アップテンポな「どうして僕らにはやる気がないのか(2021)」やミディアムバラード「氷点下」など、バラエティ豊かな3曲を収録。