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記憶や感情を“リアル”な色で映し出す。映像クリエイター・Y2に聞いた「SANDISK Creatorシリーズ」の魅力。確かな性能と安心感、唯一無二のデザインが支えるクリエイティビティとワークフロー

記憶や感情を“リアル”な色で映し出す。映像クリエイター・Y2に聞いた「SANDISK Creatorシリーズ」の魅力。確かな性能と安心感、唯一無二のデザインが支えるクリエイティビティとワークフロー

写真●黒田彰

旅の空気や日常の手触りを、“記憶の色”として残す。シネマティック・ビデオグラファーY2さんの、作品に対する考え方だ。Y2さんの活躍の場は、クライアントワークのほか、YouTubeやInstagramでの情報発信など多岐にわたる。

そんなY2さんに、少人数での軽快な撮影・編集作業を支える「SANDISK Creatorシリーズ」の魅力、そしてiPhoneやカメラ、ドローンなど、多様な機材を取り入れたワークフローについて聞いた。

Y2氏プロフィールカット。
Y2さん
シネマティック・ビデオグラファー。2019年に旅コンテンツを中心とした映像制作を開始。現在はフリーランスとして、観光、スポーツ、アパレルなど幅広い業界で活躍中。SNS上で、コンテンツクリエイターとしても活動している。
YouTubeチャンネル:Y2 and OGAHARU【色彩-SHIKISAI-】
Instagramアカウント:@yu_xion
SanDisk Creatorシリーズ
SANDISK Creatorシリーズ。SSD、SDカード、フラッシュドライブまで、多彩な7つのラインアップをそろえる。

Y2さんの活動の歩みとクリエイティブスタイル

映像作成への想いが膨らみ専業クリエイターに。“現場の体験”を重視する撮影スタイル

Y2さんが映像クリエイターとなったきっかけは、友人の依頼で撮影したミュージックビデオだった。もともと映像制作には取り組んでいたが、あくまで趣味。しかし、その撮影を経て、秘めていた映像制作への想いが抑えられなくなった。そうして約4年半にわたる会社員生活を終え、フリーランスの映像クリエイターとして歩み始めたのだ。

現在の撮影スタイルは、個人または少人数体制が中心だ。旅の映像では綿密なロケハンに縛られず、訪れた場所で受ける第一印象や、出演者のファーストリアクションを重視。シーンは主に山などの静かな自然環境を好み、非日常感のある環境での“体験”を推進力に変える。

「現場での体験こそが、映像のエネルギーになります。そのため、撮影では常に機動力を保てる体制と軽量な機材で臨んでいます」

トルコの美しい風景、街並みを撮影したY2さんの作品。現地の乾燥した空気や、人々の活気まで感じ取れる。

カラーは“作り込む”より“記憶の再現”を重視。だからこそ撮影→編集のフローはスピーディに

作風はカラーグレーディングにも一貫したこだわりがある。いわゆる映画的に“作り込む色”ではない。現場で自身が見た、“記憶の色”の忠実な再現を志向している。

「体験によって色の感じ方は変わります。そのため、撮影後は記憶が鮮明なうちに編集したいです。そのとき、データ転送や受け渡しが速く、フローが止まらないメディア運用であれば、より確実に“記憶の色”に戻せます」

ラトビアの首都リガで撮影された作品。美しい光や風、そして色合いに、Y2さんの旅路を追体験できる。

カメラはあくまで“記録を助ける道具”。ツールに縛られず、自由にクリエイティブを発揮する

Y2さんのメイン機材は、ミラーレス一眼の「LUMIX S5IIX」。そして、ソニーの「Cinema Line」シリーズ。カメラはあくまで“記録を助ける道具”というスタンスで、案件に応じて使い分ける。

必要なクオリティが確保できるなら、メーカーへの強いこだわりはないという。

Y2氏のメイン機材LUMIX S5IIX
メイン機材の「LUMIX S5IIX」。
LUMIX S5IIXで撮影した作品。「日本の春の光」をテーマに、桜や菜の花を美しく映し出している。

映像編集はM2 Max搭載のMacBook Pro(メモリ32GB、内蔵SSD 2TB)で。そして、編集ソフトは「Adobe Premiere Pro」や「DaVinci Resolve」を併用する。共同制作では、相手の環境に合わせてソフトを切り替える柔軟さも求められるのだ。

「Creator Phone SSD」①/MagSafe対応でiPhoneと磁力吸着。「ProRes」や「Log」の“直接記録”に欠かせない

Y2さんは、iPhoneも撮影機材として取り入れている。使用モデルはiPhone 16 Proで、4K/60fpsの「ProRes」や「Log」撮影も活用。外付けSSD「Creator Phone SSD」に“直接記録”し、効率化している。

Creator Phone SSD

【発売元】Sandisk

【価格】1万7600円〜(2025年10月21日時点)

【ストレージ容量】1TB/2TB

購入リンク(公式Webサイト)

iPhone 16 Pro Maxで撮影した映像作品。

「私のiPhoneは、内蔵ストレージが256GBしかありません。ProResやLogでの撮影はデータが大きくなります。ですが、Creator Phone SSDに直接記録するので、それで十分なんです」

Creator Phone SSDはMagSafe対応。そのため、iPhone背面に装着してすぐに使い始められる。そのシンプルさもメリットだ。

「一眼カメラに外付けSSDを固定する場合、通常リグが必要です。しかし、iPhoneとCreator Phone SSDの組み合わせなら装着してすぐ録画開始できます」

iPhoneとCreator Phone SSD。撮影イメージ
iPhoneの背面に「Creator Phone SSD」を装着。取り回しがスムースで、撮影のテンポを損ねない。
Creator Phone Drive、SanDisk Creator USB-Cフラッシュドライブ
iPhoneと使いやすい外部ストレージとして、USB-CとLightningのコネクタを備えた「Creator Phone Drive」や、「Creator USB-Cフラッシュドライブ」もある。「挿入するだけで使えるので、ショート動画を大量に撮るときの“一時退避/整理先”として便利ですね」とY2さん。

Creator Phone Drive

【発売元】Sandisk

【価格】7920円〜(2025年10月21日時点)

【ストレージ容量】128GB/256GB

購入リンク(公式Webサイト)

Creator USB-Cフラッシュドライブ

【発売元】Sandisk

【価格】4840円〜(2025年10月21日時点)

【ストレージ容量】256GB/512GB/1TB

購入リンク(公式Webサイト)

「Creator Phone SSD」②/高速でコンパクト。USB-CでMacにもつながる機動性が強み

Creator Phone SSDの利点は、シンプルな接続性だけではない。

「持った感覚も、撮影速度も、iPhone単体で撮影するときとほとんど差を感じません。現場では撮影の手を“止めないこと”が重要なので、この点は大きなメリットです」

また現場によっては、撮影をY2さんが担い、別に編集担当を立てることもある。そういったシーンでは、撮影データを記録したSSDごと渡すことが前提だ。

「Creator Phone SSDのインターフェイスはUSB-Cなので、iPhoneから外してMacに挿せば、すぐにデータをコピーできます。AirDropも便利ですが、Creator Phone SSDを有線接続したほうが速く、ワークフローもシンプルです。チームの誰かの手が止まってもフロー全体が止まらないよう、物理メディアをハブにするのがスムースな運用のコツだと思います」

iPhoneとCreator Phone SSD。MagSafeで装着
Creator Phone SSDの読み出し速度は、最大1000MB/秒。そして書き込み速度は最大950MB/秒。IP65準拠の防塵・防滴性能を備え、最大3メートルの落下にも耐えるタフな設計も魅力だ。

「Creator Pro ポータブルSSD」/撮影→データ受け渡し→編集のフローを、安心で支える相棒

記録メディアの選定において、Y2さんが価格やスペック以上に重視するのは“信頼性と容量”だ。クリエイター活動を始めた2019年から現在まで、Y2さんがSandisk製品を使い続ける理由でもある。

過去のExtreme Portable SSD
長年のSandiskユーザであるY2さん。活動をとおして、「Extreme Portable SSD」をいくつも使ってきた。上図はその一部。自宅にはまだ大量のExtreme Portable SSDが保管されているとのこと。

動画撮影の現場では、ポータブルSSDを複数枚携行し、撮影直後にカメラのデータをSSDとMacへ二重保存するのが基本だ。そのデータの移行先として、現在「Creator Pro ポータブルSSD」を使用している。

「速度や耐久性は前提として、コンパクトで持ち運びやすいのがいいですね。頼れるポータブルSSDがあると、カメラ内のSDカードを抜き差しする回数が減ります。結果、データの破損や紛失といったリスクを軽減できるのもメリットです」

MacBookとCreator Pro ポータブルSSD
Macへの高速転送には、USB-C接続のCreator Pro ポータブルSSDが最適。1/2/4TBのラインアップで、USB 3.2 Gen 2×2に対応。最大2000MB/sの読み出し速度を実現する。

Creator ProポータブルSSD

【発売元】Sandisk

【価格】2万6400円〜(2025年10月21日時点)

【ストレージ容量】1TB/2TB/4TB

購入リンク(公式Webサイト)

「Creator SD UHS-IIカード」/最大1TBの大容量。一眼カメラに“挿しっぱなし”運用の頼れる1枚

「Creator Pro ポータブルSSD」のような頼れるポータブルSSDの存在は、「SDカードの抜き差しの回数が減ること」もメリットと語るY2さん。その理由はどこにあるのだろうか。

「たとえば冬だと、カード交換時に静電気でデータが破損してしまう恐れがあります。また、SDカードは小さいので、落下させて破損、紛失してしまうかもしれません。そういったリスクをなるべく減らしたいのです」

そのため、なるべく大容量のカードを選び、交換作業を減らすのが基本方針だ。使用するのは、最大1TBのラインアップを揃える「Creator SD UHS-IIカード」。品質と価格のバランスに優れ、ほとんどの写真・動画撮影に適している。

「Creator SD UHS-IIカードは速度面も素晴らしいですね。また、大容量なのでカード内のデータ管理の回数と手間が減るのもありがたいです」

Creator SD UHS-IIカードとカメラ
プロ品質の静止画/動画収録に適したCreator SD UHS-IIカード。容量は128GBから最大1TBまでを揃える。

Creator SD UHS-IIカード

【発売元】Sandisk

【価格】8140円〜(2025年10月21日時点)

【ストレージ容量】128GB/256GB/512GB/1TB

購入リンク(公式Webサイト)

「Creator microSDカード」/ドローンなど、アクティブな撮影シーンで”挿しっぱなし”の利が一層光る

ドローンやアクションカメラ撮影でも、メディアに触る回数を減らすフローを貫くY2さん。

DJI Mavic 3 Classic
Y2さんが愛用するドローン「DJI Mavic 3 Classic」。

「ドローンやアクションカメラの記録メディアはmicroSDです。Log撮影だと64GBはすぐいっぱいになりますが、512GBにすると“内蔵ストレージ的”な余裕が生まれます。取り外し頻度が減って、運用が安定するメリットは大きいですね」

ドローンとCreator microSDカード
アクティブなシーンでの撮影が一層多いドローン。大容量の「Creator microSDカード」は最適な選択肢だ。

Creator microSDカード

【発売元】Sandisk

【価格】3080円〜(2025年10月21日時点)

【ストレージ容量】128GB/256GB/512GB/1TB

購入リンク(公式Webサイト)

Y2さんの撮影機材は、一眼カメラ、iPhone、ドローン、アクションカムと多彩だ。しかし、それらの棲み分け基準は明快である。

「一眼カメラは、レンズ表現の幅が広い“万能選手”です。そしてiPhoneは、常に持ち歩けることとPOV視点の撮りやすさが強み。ドローンは俯瞰の視点、アクションカムは超広角や強力な手ぶれ補正が武器です。ただしそれぞれ弱みもあるので、プロジェクトごとに長所で補完し合っています」

Y2さんが2023年の1年間を振り返る記録映像。深い山の中、ドローンを用いたダイナミックな映像は必見だ。

「Creator Desk Drive」/最大8TBの“据え置き型”でデータの集約場所。それでも持ち出したくなる革新性

撮影後のデータ保存に関して、Y2さんはクラウド管理ではなく“ローカル派”。編集が終わるまではポータブルSSDに集約し、最終保管は複数台のHDDに冗長化するスタイルだ。映像素材の高解像度化で必要容量が増える傾向にあるが、段階的に買い足して対応している。

最近では、バックアップと制作フローの概念を大きく変える存在に出会えたと話す。それが、最大8TBの外付けSSD「Creator Desk Drive」だ。外部電源を必要とし、基本的にはデスクに据え置きするスタイルを想定したアイテムだが、可搬性と高速性を兼ね備えた性能から、現場に“持ち出す”こともあるという。

Creator Desk DriveとMacBook
4TB/8TBの大容量、そしてUSB 3.2 Gen 2の高速転送に対応するCreator Desk Drive。制作データの集約ハブとして機能し、ワークフローを刷新する。

「イベントや遠征の撮影現場では、Creator ProポータブルSSDとMacに一次保存し、宿に戻ってからCreator Desk Driveへ集約する運用がとても便利でした。外部電源さえ取れれば撮影現場にも持ち込めますし、従来の大容量ストレージにはない利点だと思います。とにかく、この小ささは驚きですね」

Creator Desk DriveとCreator ProポータブルSSD
Creator Desk Driveは、据え置きでの使用が想定されたアイテムだ。しかし「つい持ち出したくなる魅力がある」とY2さんは言う。

Creator Desk Drive

【発売元】Sandisk

【価格】5万9840円〜(2025年10月21日時点)

【ストレージ容量】4TB/8TB

購入リンク(公式Webサイト)

SANDISK Creatorシリーズの魅力。クリエイティビティを支える“プロダクト”としての価値

Y2さんは、Creatorシリーズのブルーグラデーションカラーにも好感を示す。

「性能や信頼性はもちろん、カラーの統一感にモチベーションが上がります。今のブルーも気に入っていますが、今後カラバリが増えたら最高です」

撮影機材とSanDisk Creatorシリーズ
ブラックの一眼カメラ。濃いグレーのドローン。シルバーのMacBook。そしてナチュラルチタニウムのiPhone 16 Pro。それらと並んでも、SANDISK Creatorシリーズは独特の存在感を放つ。

SANDISK Creatorシリーズに共通するデザインと設計思想は、日々手にする道具としての“気持ちよさ”を生み、制作のモチベーションに直結する。

今後もトレンドを踏まえつつ、最終的には「なぜ動画をつくるのか」という本質へ立ち返って活動を続けたいとY2さんは語った。より多くの人に、“記憶や感情を鮮明に残す動画”の魅力を届けるためだ。

「クリエイティブに必要なのは“選択のシンプルさ”です。道具は正しく使い分ける。メディアは信頼できるものを選ぶ。そして、フローは止めないという“当たり前”を積み上げる。そうしていけば、作品の自由度とスピードは上がると考えています」

※本記事はSandiskとのタイアップです。

著者プロフィール

栗原亮(Arkhē)

栗原亮(Arkhē)

合同会社アルケー代表。1975年東京都日野市生まれ、日本大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学)。 出版社勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者兼ライターとして活動を開始。 主にApple社のMac、iPhone、iPadに関する記事を各メディアで執筆。 本誌『Mac Fan』でも「MacBook裏メニュー」「Macの媚薬」などを連載中。

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