最近はテレビを持たない人も増えてきているようですが、iPadがあればテレビを買う必要もありません。iPadなら画面の大きさも十分ですし、持ち運びも楽チン。テレビを持っていない人はもちろん、すでにテレビがある人も、外出先で自宅と同じようにiPadでテレビを観たり、家族に邪魔されず自分だけ録画した番組を視聴したり、今までとは違った楽しみ方が体験できます。ここでは、さまざまなシーンに最適な“iPadでテレビを楽しむ”方法を解説します。
自宅にテレビがないけど楽しみたい人へ
テレキングを使って本格的にテレビを視聴!
「アンテナ線はきてるけど、テレビを持っていない」という人は、アイ・オー・データ機器の「テレキングGV-NTX2」がおすすめです。地デジとBS/110度CSチューナを搭載したボックスで、アンテナ線をつなぐことでiPadがテレビになります。ハードディスクをつなげれば番組録画も可能。ジャンルやキーワードを指定した「おまかせ録画」にも対応しています。
チューナを2つ搭載しているので、最大2番組を同時に視聴・録画できるのも本製品の魅力の1つ。録画中に裏番組を視聴・録画したり、本機のアンテナ出力をテレビにつなげておけば「家族が番組を見ているときにiPadで別番組を視聴する」といった使い方もできます。
テレキング GV-NTX2
【発売】アイ・オー・データ機器
【価格】2万9592円(直販価格)
【URL】http://www.iodata.jp/product/av/tuner/gv-ntx2/index.htm
Lightning端子に接続するだけでOK
モバイルチューナで外出中もテレビ三昧
「自宅にはテレビがあるから、とにかく出先で気楽にテレビを楽しみたい」という人には、ピクセラの「Station TV OIX-DT350N」がぴったり。本製品は「モバイルチューナ」と呼ばれるもので、iPadのLightningコネクタに接続して使います。接続して差し込みロッドアンテナを伸ばせば、あっという間にiPadで地上デジタルテレビ放送を視聴できます。小型ながらフルセグ/ワンセグに対応しており、番組を録画することもできます。また、インターネット回線を必要としないので、データ通信量を気にする必要もなし。出先でいつでもテレビを観たいという人はもちろん、自宅にテレビはあるけど、家族とのチャンネル争いが激しい…といったシーンにももってこいの製品です。
Station TV PIX-DT350N
【発売】ピクセラ
【価格】1万2800円(直販価格)
(2)「Station TV PIX-DT350N」は、ワンセグだけでなくフルセグも受信できます。視聴できるのは地上デジタルテレビ放送のみですが、録画機能を搭載。録画した番組はiPad内に格納されます。
ワンセグ/フルセグって何?
地上波デジタル放送の周波数領域は13個のセグメントに分かれています。そのうち12個のセグメントを使用するのが「フルセグ」で、解像度やフレーム数も十分あります。一方、「ワンセグ」はセグメント1つだけを使うもので、解像度の低い携帯デバイス向けのものです。
お風呂でテレビを観たいならリモート視聴かアプリを使おう
「お風呂に入りながらゆっくりテレビを観たい」と思っている人は多いと思いますが、防水機能がないiPadをそのままお風呂場で使うのは絶対にNG。どうしても見たいときは、iPadをジップロックなどのチャック付きの袋に入れて持ち込むのがベストです。ただし、これは「テレキング」などのリモート視聴が可能になるテレビチューナを利用した場合です。モバイルチューナを付けた状態で袋に入れるのはあまり現実的でありませんし、なによりお風呂場には電波は届かない可能性があります。
テレキングなどの機材がない場合は、アプリでテレビ番組を観るのも1つの手です。たとえば、「TVer」は民防のテレビ局が連係した公式テレビポータルサイトで、各局の人気番組が番組放送終了後、約7日間見放題。約170番組が無料で視聴できます。必要なのは、iOSデバイスと「TVer」アプリだけ。App Storeからダウンロードしてインストールすれば、即テレビが楽しめます。
iPadをそのままお風呂場に持ち込むのは絶対に避けましょう。どうしても観たい場合は、ジップロックなどに入れて持ち込んでください。
公式テレビポータルサイト「TVer」は、各局の人気番組が無料で視聴できる優良アプリ。「リアルタイムで番組を視聴したい!」というテレビ好きでなければ、本アプリだけでも十分かもしれません。