よくわかる用語解説
●可逆圧縮/非可逆圧縮
ファイル容量を小さくするためにデータを圧縮した際、元のデータに戻せる圧縮方法を「可逆圧縮」、元に戻せないものを「非可逆圧縮」と呼びます。後者はサイズを小さくできますが、元データの復元ができません。
●コンテナ
音声データや動画データ、タイトル情報などを1つのファイルにまとめられるファイル。メディアファイルの多くは音声、動画ファイルをコンテナにまとめた状態で配布されます。
●コーデック
音声データや動画データなどの容量を小さくするために使われる圧縮方法のことで、音質や画質、ファイル容量に大きく関係します。圧縮されたファイルの再生は、使われているコーデックの対応状況によって異なります。
●ビットレート
音声や動画データの1秒間に使う情報量を表すもので、たとえば12Mbpsであれば、1秒間に12メガビット(1.5MB)を使うことを意味します。ビットレートが高ければ高音質、高画質でサイズが大きくなり、低ければ低音質、低画質でサイズは小さくなります。
●圧縮率
元のファイルサイズをどの程度圧縮できるかを表します。JPEGなどでは圧縮率を上げると画質を犠牲により小さく圧縮でき、ZIPやPNGなどで圧縮率を変更した場合は展開に時間がかかりますが、元ファイルに影響はありません。
●圧縮機能・圧縮アーカイブ
圧縮機能はファイルを圧縮する機能単体を指します。アーカイブは、複数のファイルをまとめることを指します。ZIPは両方の機能を備えることから圧縮アーカイバで、GZIPは圧縮機能のみでアーカイブ機能を持ちません。