友人宅に遊びに行って、Wi-Fiネットワークを借りたことはありませんか? こんなときに困るのが、Wi-Fiのパスワードの扱いです。口頭で教えてもらって入力するにせよ、友人に入力してもらうにせよ、手間がかかって仕方ありません。まして、セキュリティのために難解なパスワードを設定していると、非常に面倒なことになります。
しかしこの問題はiOS 11、そしてmacOS High Sierraでは見事に解決しました。デバイス同士を近づけるだけで、ごく簡単にWi-Fiパスワードを「配れる」ようになったのです。
やり方は非常に簡単で、未知のネットワークに接続する要領でパスワード入力画面を開きます。すると、近くの、接続しようとしているネットワークに接続済みのデバイス上に、画像のような通知が現れます。ここで共有を選択すると、接続しようとしていたデバイスに自動的にパスワードが入力され、そのままネットワークに接続できるのです。
もちろん、この共有には条件があって、接続済みのデバイス上の連絡先に、接続しようとしているデバイスの情報が登録されていなければなりません。要するに「連絡先も知らないような見知らぬ他人」に共有される心配はいらないのです。また、この方法で共有すると、パスワードそのものはマスクされた状態で入力される形になるので、ネットワークは共有できてもパスワードはわからない、という状態になります。なんだかんだいってパスワードを使い回してしまうことが多い人には非常に助かるポイントでしょう。いずれにしても、やりとりがとてもスムースになるので、ぜひとも覚えておきたい新機能ですね。





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