操作スペースが視覚的でわかりやすくなる
ミッションコントロールの「操作スペース」 は、複数のデスクトップでウインドウを整理できるのは便利ですが、操作スペース間の移動が直感的にわかりづらいんですよね。このソフトは、複数の操作スペースを横一列ではなく、上下左右にタイル状に並べるかのように作成できます。[オプション]キー+[シフト]キー+[スペース]キーを押すと開く「オーバービューグリッド」から切り替えたり、ウインドウをドラッグ&ドロップして移動したりできます。
画面の端からボヨーンと飛び出すウインドウ
ドックに登録したフォルダの表示形式として「スタック」が用意されており、フォルダを開くことなく項目を開けますが、このソフトならよく使うフォルダを画面の端に「タブ」として表示し、クリックすると半透明ウインドウで中身を表示します。タブの登録は、フォルダを画面の上下左右にドラッグするだけ。タブの位置を移動したり、端から切り離したりも可能です。アイコンのサイズや間隔、背景色などを変更できます。
位置を選んで移動&リサイズ
ミッションコントロールには、2つのウインドウを左右にきっちりと並べる「スプリットビュー」機能が搭載されていますが、残念ながらその操作性はイマイチですよね。このソフトなら、ウインドウをドラッグすると画面上に現れる縮小レイアウトにドロップするだけで、その位置に移動&リサイズできます。あらかじめ4つのレイアウトが用意されていますが、ユーザが好きなレイアウトを追加することも可能です。
サムネイルからウインドウを切り替え
ファインダなどでは、[コマンド]キー+[F1]キーでウインドウを切り替えられますが、3つ以上のウインドウを開いている場合、お目当てのウインドウをスパッと選べません。このソフトは、ドックのアイコンにマウスカーソルを合わせると、そのソフトが開いているウインドウがサムネイルで表示され、目的のウインドウに合わせるだけで切り替えられ、クリックして閉じることもできます。
ショートカットキーでウインドウを切り替え
「Witch」は、macOS標準のアプリケーションスイッチャに、ウインドウやタブの切り替え機能を追加したようなソフトです。[オプション]キー+[タブ]キーを押すと現れる横長のバーから起動中のソフトを切り替えられるのは標準機能と同じですが、ソフトを選んで[↓]キーを押すと、そのソフトが開いているウインドウを切り替えられます。さらに、WEBブラウザの場合はタブを切り替えることも可能です。
すべてのウインドウをワンタッチで隠す
プレゼンの前やスクリーンショット撮影時など、開いているウインドウが邪魔なときに役立つのが、この「HideAndClick」です。メニューバーのアイコンを右クリックすると、開いているすべてのウインドウが一瞬で隠れます。同アイコンをクリックすると、隠れているソフトのリストが表示され、選択すると再び表示されます。[コマンド]キー+[H]キーで隠したウインドウも同リストから再表示できます。
指定したソフトの「ウインドウの復元」をオフに
macOSには、ログイン時に前回と同じウインドウやタブを自動的に開く「再開」機能が搭載されています。作業をスピーディに再開できて便利ですが、ログイン直後は使わないようなソフトのウインドウまで開かれてしまうこともあります。そこで役立つのが「RestoreMeNot」です。このソフトを使えば、指定したソフトのみ再開機能をオフにし、そのほかのソフトは通常どおり再開してくれます。
ウインドウを素早く2分割、3分割、4分割
ミッションコントロールの「スプリットビュー」機能は、2つのウインドウを左右に並べるだけですが、広いディスプレイをさらに効率よく使いたい人にはこの「Magnet」がおすすめです。ウインドウを画面の端にドラッグするだけで、それをフル画面、2分割、3分割、さらには4分割にリサイズしてきっちり配置できます。メニューバーまたはショートカット操作で最前面のウインドウを移動/リサイズすることも可能です。
指定したウインドウの内容をそのまま映し出す
開いているウインドウの内容とまったく同じウインドウをもう1つ開きたいとき、新規ウインドウを作成できれば問題ないのですが、iTunesのように1つのウインドウしか開けないソフトもあります。これは、プルダウンメニューから選んだウインドウの内容を「複製」したように、そのまま映し出すソフト。元のウインドウの内容を変更すると、同じように表示されます。移動時は、ウインドウ内ならどの場所でもドラッグできます。
ウインドウの外側を暗くして集中力を高める
ウインドウをいくつも開いて作業をすると、視界がゴチャゴチャして気が散りますよね。「HazeOver」は、最前面にあるウインドウ以外を暗くすることで、集中力を高めてくれるソフト。メニューバーやドックの明るさは変わらないので、操作に支障はありません。メニュー内のスライダで背景の暗さを調整できるほか、背景のカラーや暗くなる際のアニメーション時間なども好みにカスタマイズできます。
スクリーンショットを常に最前面に表示
撮影したスクリーンショットを参照しながら作業したいとき、「ScreenFloat」が便利です。画面上の必要な範囲を選択すると、その内容がフローティングウインドウとして常に最前面に表示されます。ほかのソフトのウインドウに隠れないので、ウインドウを切り替えたり移動したりする手間が要りません。スクリーンショットは独自のライブラリで管理でき、いつでも再表示できます。
【まめソフト】
「Window Tidy」には、グリッド上でドラッグして位置とサイズを指定することで、最前面のウインドウを瞬時に調整できる「クイックレイアウト」機能も搭載されています。また、ショートカットキー操作で目的の場所に移動することも可能です。
【まめソフト】
「ScreenFloat」はタイマー撮影([コマンド]キー+[コントロール]キー+[2]キー)に対応するほか、指定した画像ファイルを読み込むことや、クリップボードの内容をフローティングウインドウとして表示することも可能です。