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Vol.4 カロリーママ

著者: 崎谷実穂

Vol.4 カロリーママ

ダイエットは、1日の摂取カロリーが消費カロリーを下回っていれば成功する。理屈は単純だが、毎日食べたもののカロリーを計算し、マイナスになるように気をつけて過ごすのは難しい。だから、人はなかなか痩せられない。そんなダイエットをサポートしてくれる心強いアプリがある。

「カロリーママ」は、株式会社リンクアンドコミュニケーションが開発する健康アドバイスアプリだ。食事を記録するアプリはほかにもあるが、本アプリの特徴は管理栄養士による食事・運動に対するアドバイスがリアルタイムで届くところ。このアドバイスは、日本では数少ないMPH(公衆衛生学修士)の資格を持つ管理栄養士の佐々木氏が監修しており、すべて医学的根拠がある。

「これまで栄養指導というものは、病気にならないと受けられませんでした。でも病気を治すだけでなく、健康を維持するためにも栄養指導は有効なんです。もちろん、ダイエットにも」

もともとリンクアンドコミュニケーションでは、10年以上前から診療所などに向けて管理栄養士による食事指導支援サービスを提供していた。そのノウハウの蓄積が、本アプリにも活かされている。

「アドバイスの種類は200万とおり。それが、入力された食事に合わせて出てきます」

使い続けられるアプリにするために、UIにもこだわっている。食事を入力する画面はメッセージングアプリ風で、さまざまな表情の栄養士キャラクターのイラストが表示される。食事の入力は選択式。食材やメニュー名などのキーワードを入れると、10万ものメニューリストから候補が示される。「入力はなるべくスムースに。そして、コミュニケーション感を演出することで、飽きさせない工夫をしています。継続的に利用してもらうことで、効果が出てくるアプリですから」と、開発を担当する信清宏市氏は言う。

今年4月にアプリを公開し、プロモーションなしで累計5万ダウンロードを超えた。キリン株式会社とタイアップした飲酒にフォーカスしたバージョンのアプリなど、シリーズ化もされている。目指すは1000万ダウンロード。専門家をより身近な存在にし、誰もが健康に過ごせる世界を実現するため、「カロリーママ」の改良は続く。

食事の内容を入力すると健康アドバイスがすぐに届く

カロリーママ

【発売】株式会社リンクアンドコミュニケーション

【価格】無料

【URL】http://caloriemama.net/

日々の食事内容を入力することで、それに応じた健康アドバイスが自動応答で届く健康アドバイスアプリ。アドバイスはすべて、管理栄養士が監修。利用開始時に身長・体重・性別・年齢などを入力すると、摂取カロリーと消費カロリーの目標値が設定される。それに基づいて1日のカロリー計算が行われ、アドバイスに従っているうちに楽しくダイエットできるのが特徴だ。

食事を入力するたびに自動でカロリー計算

キャラクターの表情は27種類。まるで会話をしている気分に

株式会社リンクアンドコミュニケーション

事業開発マネージャー・管理栄養士・MPH(公衆衛生学修士):佐々木由樹氏(左)/マーケティング部:信清宏市氏(右)