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レコードプレーヤの選び方●いちから知りたい!Macでレコード録音

著者: 中村朝美

レコードプレーヤの選び方●いちから知りたい!Macでレコード録音

レコードプレーヤの選び方

レコードの基礎がわかったら、次はMacと組み合わせたレコード録音について学んでいきましょう。その前に、まずレコードを聴くために最低限必要な機材がいくつかあります。それが「レコードプレーヤ」、「カートリッジ(針含む)」、「フォノイコライザ(フォノイコ)」、「アンプ」、そしてスピーカやイヤフォンなどの「出力措置」です。「いろいろ揃えるものが多いんだな…」と思った方、そんなことはありません。

近年のレコードブームも影響して、各社いろいろなレコードプレーヤを発売しており、フォノイコ、アンプ、スピーカといった装置とプレーヤが一体型になっているものが今の主流になっています。なので、すべてが一体型のプレーヤであれば、あとはレコードさえ用意すれば、すぐにレコードサウンドを味わえます。中にはブルートゥース接続ができるモデルなど、さまざまな特性を持ったプレーヤが多く世に出てきているのです。

ではその中で、Macと組み合わせて使いたい場合は、どのプレーヤを選べばいいのでしょうか。一番簡単な方法は、USB端子を備えた「USBレコードプレーヤ」が多数発売されているので、それを購入すること。単純にプレーヤとMacをUSB接続すれば、簡単にレコードを録音することができます。

USBレコードプレーヤの中には、USBメモリを挿して使うタイプのものも存在します。USBメモリに直接レコード音源を録音し、それをMac上で編集することももちろんできますし、USBメモリが接続できるオーディオ機器ならそのままでも音楽が聴けるわけなので、こちらもかなり利便性が高いです。

一方、すでにレコードプレーヤを持っているけど、USB端子が付いていないという方は、別途Macと接続できるADC(アナログデジタルコンバータ)が必要です。価格は数千円から数万円と幅が広いので、求める性能に応じて見極めましょう。

そして、Mac上で音源を録音・編集するためのソフトウェアも必要です。といっても、先述のUSBレコードプレーヤの多くには録音・編集用のソフトウェアが付属しているので、新たにソフトウェアを購入する必要はありません。もしそうしたプレーヤ付属のソフトウェアがなかったとしても、アップル純正の「ガレージバンド」を使えば同様の目的が達成できます。実際の録音方法は次ページから解説します。

おすすめUSBレコードプレーヤ

Air LP

【発売】インミュージックジャパン

【価格】1万4204円

【URL】http://ionaudio.jp/airlp/

背面にはUSB端子が備わっているので、付属のケーブルを使ってMacと接続ができます。

Air LPはブルートゥース送信機能を搭載しているので、ブルートゥーススピーカとの接続すれば、ワイヤレスの出力が可能です。

 

DP-200USB

【発売】デノン

【価格】3万円(税抜)

【URL】http://www.denon.jp/jp/product/hificomponents/turntablecartridges/dp200usb

DP-200USBに直接USBメモリを接続し、音源データを録音。それをMacに移せば、音源データの編集等が簡単に行えます。