最初にエルキャピタンのアップグレードインストールについて解説します。現在使っている設定やデータを残したままOS Xエルキャピタンをインストールする方法です。まず、Macアップストアからエルキャピタンをダウンロードし、インストーラでインストールを行いましょう。マーベリックスからヨセミテなどのアップグレードと基本的な流れは同じです。
ライオン以降を使っている方はそのままインストールを進められますが、10・6・8以前を使用している場合には、ソフトウェア・アップデートをかけてMacアップストアが使えるようにする必要があります。
なお、一度エルキャピタンにアップデートすると、基本的にはヨセミテなどには戻せません。アップデート後に「必要なソフトが動かない」、「動作が遅すぎて使えない」ということのないように、事前にOS Xのタイムマシンなどでバックアップを取っておくことをおすすめします。バックアップ方法については93ページで解説しています。
OS Xのアップグレードインストール
? OS Xインストールが起動
Macアップストアからのダウンロードが終わると自動的にインストーラが起動します。
? 使用許諾に同意
?で[続ける]をクリックするとソフトウェア使用許諾契約が表示されます。[同意する]をクリックするとダイアログが表示されるので、再度[同意する]をクリックします。
? インストール先を確認
初期設定では、現在OS X が起動しているボリュームがインストール先に選ばれています。これでよい場合は?へ、変更したいときは?に進みます。
? インストール先を指定
[すべてのディスクを表示]を押すと、接続されているすべてのボリュームが表示されます。半透明で選べないものは、インストール不可能なボリュームです。
? ログインパスワードを入力
?もしくは?で[インストール]をクリックすると、ダイアログが表示されてパスワードの入力を求められます。ログインパスワードを入力して、[OK]をクリック。
? インストールの準備
インストーラがMacを再起動するための準備を行います。この作業は30分ほどで終了し、準備が終わると30秒後に再起動します。すぐに再起動したいときは[再起動]をクリックしましょう。
? インストール中
Macが再起動するとエルキャピタンのインストールが開始されます。所要時間は、12インチMacBookの場合で30分ほどかかりました。Macのモデルや世代によって前後するでしょう。
? インストール終了
インストールが終了すると、自動的にMacが再起動し、ログイン画面が表示されます。インストール直後は多少Macがもたつくかもしれません。