Mac OS Xには開発者向けの無線LAN診断ツール「Wi-Fi診断」というソフトが用意されている。このソフトは通常の[アプリケーション]フォルダではなく、[System]→[Library]→[CoreServices]に用意されている。
Wi-Fi診断は無線LANのさまざまな情報を取得するツールで、例えば、[表示]メニューから[ネットワークユーティリティ]→[パフォーマンス]を選択すると、現在のWi-Fi電波レベル強度や、ネットワークのトラフィックをリアルタイムのグラフで表示することができる。
また、[WiFiスキャン]のタブでは周囲のネットワーク名、バンド、セキュリティ、信号レベルなどを確認することも可能だ。
ほかにも多くの機能があり、MTライオンの同ツールではネットワークトラフィックもキャプチャすることができるようになっている。これは開発者向けの機能で、キャプチャログは「.pcap」形式で保存される。対応したソフトがないと開くことはできないが、周辺の無線LANのパケットをまるごと記録できる強力なツールだ。