例えば、ファインダ上で4つのファイルを選択し、[ファイル]メニューから「4項目を圧縮」を選ぶとまとめて1つのZIPファイルが出来上がる。[ファイル]メニューの代わりに、副ボタン(または[コントロール]キー+クリック)でコンテキストメニューを開いて実行することも可能だ。
しかし、1つずつが大きなファイルで、それぞれ圧縮ファイルにしたいときは、ひとつずつ選択して操作を繰り返すのは面倒だ。そんなとき、「アーカイブユーティリティ」という標準ソフトを使うことで一度に個別圧縮することができる。
アーカイブユーティリティとは、Mac OS Xに標準で備わっている、圧縮を司るソフトだ。普段表に出てくることはないが、単独のソフトウェアとしてシステムフォルダの奥に存在している。
アーカイブユーティリティがあるのは[システム]→[ライブラリ]→[CoreServices]フォルダの中。
これをドックにドラッグして登録し、複数ファイルをドラッグ&ドロップすると、それぞれのファイルが個別の圧縮ファイルになる。
ただし、初期設定のままでは「cpgz」というファイル形式で圧縮されてしまう。先にアーカイブユーティリティを起動して[アーカイブユーティリティ]メニューから[環境設定]を開き、[アーカイブのフォーマット]を「Zip アーカイブ」に変更しておこう。