※※※マニアック注意!※※※※※
やったー! ファイアフォックスがカラープロファイルに対応しましたようっ!
…って、タイトルから気付くとは思いますが、とてもマニアックな内容です。でもこれって、ふだんファイアフォックスを使っているイラストレータさんやフォトグラファーの方にとっては、とても気になる話だと思うんですよ。
先日、ファイアフォックス3のベータ1というのがリリースされました。バージョン3では、さまざまな新機能が搭載されますが、同時に、セキュリティ面やテキスト選択での操作性の向上など、WEBブラウザとしてのベース部分もかなり強化されています。
中でも、私が注目したいのは、「画像に埋め込まれたカラープロファイルを正しく解釈できるようになったこと」です。今までファイアフォックスは、画像に埋め込まれたカラープロファイルを正しく処理できなかったんですよ。
これって、実はすごく困ることなんです。例えば、イラストレーターや写真家の方が、自分の写真をホームページ上で公開した時、ファイアフォックスだとカラープロファイルが無視されて、褪せたような色になっていたんです。
それがバージョン3でついに解消!
…したのはいいんですが、標準設定では、やっぱりカラープロファイルは無視されてしまうんですよ。
カラープロファイルを正しく処理するためには、通常は開かない「コンフィグ画面」を開いて設定しなければいけない。以下、その設定方法を書いておきます。
1.ロケーションバー(URLを入れる欄)に「about:config」と入力
2.「劇薬注意!」という内容の警告が出るので、[最新の注意を払って使用する]をクリック。
3.なんだかウジャウジャとリストが出ます。この中から、[gfx.color_management.enabled]という行を見つけます。
4.その行の[値]の欄が[false]になっていると思います。この[false]の部分をダブルクリックすると、[true]という文字列に変わります。これでカラープロファイルの読み込みがオンになります。
5.後はファイアフォックスを再起動すれば、キチンカラープロファイルが処理されます。
と、手順を書いてきましたが、これで解決するのは自分の環境だけ。本当はこんな手順を踏まなくても、すべてのファイアフォックスユーザが、標準でキチンと画像を表示できることが理想です。
バージョン3正式版をリリースする時は、ぜひデフォルトでオンにしておいてほしいです。ほんとに。