昨今、何かと注目されるのがプライバシーです。iOS 14では、Wi-Fiネットワーク周りのプライバシーに関するセキュリティ機能が強化され「プライベートWi-Fiアドレス」機能を利用できるようになりました。デフォルトで設定されているため、特に何かを気にする必要なく使えるのも魅力です。
この機能は、ネットワークごとに端末、この場合はそれぞれ個別のiPhoneを示すMACアドレスを別のものにすることで安全性を高めています。より詳細が気になる方はAppleのサポートページなどを参照してください。
https://support.apple.com/ja-jp/HT211227
さて、自動的に設定されるこの機能ですが、設定がどこにあるかは知っておいた方が良いでしょう。基本的に問題は起きないとされているものの、「iOS 13までは普通に接続できていたネットワークが、iOS 14になってから急に不調」といった場合、この機能が影響している可能性もあるからです。
「設定」アプリから[Wi-Fi]へ移動し、それぞれのネットワークの右端[i]アイコンから設定を参照可能。ここで[プライベートアドレス]が有効になっていればプライバシー対策が強化されている、と判断できます。
試しにオフにしてみると、このように[プライバシーに関する警告]とネットワークに対してメッセージが表示されます。そのため、不具合などの関係でどうしてもオフにしたい場合以外は、基本的にオンにしておいた方が良さそうです。