Bluetoothで謎のトラブル発生。急遽ネットで取り寄せたワイヤレスのトランスミッタ/レシーバが意外な用途で活躍しました。
ブルートゥースを外付け化
最近のイヤフォンは、ブルートゥース(Bluetooth)が当たり前になっています。iPhoneユーザならエアポッズ(AirPods)一択と思われるかもしれませんが、個人的に耳の形状とフィットしないのでさまざまな製品を試しては取り換えている今日この頃です。
ワイヤレスといってもAAC対応のものであれば音質は十分で満足なのですが、ここで別の問題が生じました。Macを音源とした場合、ほかの部屋に移動すると音声がブチブチと途絶えたり接続が切れてしまう問題です。
ブルートゥースとはいえ10メートルは到達するはずなのに、壁の素材のせいか電波が干渉しているせいなのかいまいち接続が不安定なのです。
この現象を改善する方法を模索したところ、外付けのブルートゥーストランスミッタ/レシーバの「JPT1」を見つけました。
約44ミリ四方で18グラムと小型軽量にも関わらず、AACとapt−Xに対応となかなか期待できるスペックです。ブルートゥースの規格は4.1(クラス2)とMac内蔵とほぼ同じですが、外付けで設置場所の自由度の高さが気に入りました。付属のUSBマイクロケーブルで充電しながらも使えるので、サーバ機として使っているMacミニと組み合わせるのも面白そうです。
アマゾンエコーとMIXする
お取り寄せして早速開封したところ、本体には電源ボタンとトランスミッタ(送信機)/レシーバ(受信機)を切り替えるボタンと3.5ミリステレオオーディオジャックのみというシンプルなもの。日本語マニュアルも付属するので設定は難しくありません。
まず、レシーバモードで動作を試したところ、JPT1に接続した有線のイヤフォンでiPhoneからの音楽をワイヤレスで聴けました。これで好みのイヤフォンやヘッドフォンをワイヤレス化できるというわけです。
次に、トランスミッタモードに切り替えて、Macのヘッドフォン出力をJPT1に入力し、ブルートゥースイヤフォンとJPT1をペアリング。この状態で音楽を再生し、別の部屋に移動したところまったく途切れず音楽が聴けました。やはり内蔵ブルートゥースに問題があったようです。
ここで思いついたのはJPT1はアナログ入力なので、オーディオ分配ケーブルを用意すれば、複数の音源をまとめて聴けるということ。そこで、2又になっているオーディオ分配ケーブルを入手し、アマゾンエコーの音声出力もJPT1に入力してみると、MacでBGMを流しながら、音声コマンドで呼びかけたアレクサからの回答もイヤフォンで聞こえました。ホームポッド(HomePod)が日本で発売されるまでは、この組み合せで試してみることにします。
(1)PT1は超小型のBluetoothトランスミッタ(送信機)/レシーバ(受信機)です。2台同時のワイヤレス接続が可能で、コーデックはAAC、apt-X、apt-X LL(低遅延)対応と高音質。バッテリは最大13時間駆動します。
(3)TX(送信機)モードに切り替えて、付属の3.5mmステレオAUXケーブルを接続するとMacの音声出力をワイヤレスでBluetooth対応イヤフォンやスピーカに飛ばせます。内蔵よりも設置自由度が高く到達距離を伸ばせます。