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Apple主催の学生向けプログラミングコンテスト「Swift Student Challenge」。次回受付が2026年2月6日にスタート! 入賞者が語る、アプリ開発の道のりと創造性

著者: Mac Fan編集部

Apple主催の学生向けプログラミングコンテスト「Swift Student Challenge」。次回受付が2026年2月6日にスタート! 入賞者が語る、アプリ開発の道のりと創造性

画像●Apple

Appleが毎年開催する「Swift Student Challenge」は、学生デベロッパの創造性と技術力を称える国際的なプログラミングコンテストです。SwiftとXcodeを活用し、実社会の課題に挑むアプリを開発するこのチャレンジは、2026年の応募が2025年2月6日から3週間にわたり受け付けられます。

「Swift Student Challenge」の詳細ページ

参加者は、Appleが提供する新しい「Develop in Swift チュートリアル」「Appleに相談」のCode Alongセッションを活用して準備を進めることができます。これらのリソースは、SwiftUI、空間コンピューティング、機械学習などの最新技術を学ぶ絶好の機会となっています。

リリース:「デベロッパが、アプリのアイデアからApp Storeまでの道筋を紹介」

Brayden Gogis(2019年入賞):ゲームへの情熱がアプリ開発の原点に

2019年のSwift Student Challengeで入賞したBrayden Gogisさんは、幼少期からゲームに魅了されてきました。アプリ開発の道へ進んだきっかけは、App Storeで14歳の開発者によるゲームを見たことだとか。

彼の入賞作品「Solisquare」は、直感的なジェスチャ操作が可能なカードゲーム。SwiftUIを活用し、触覚的な操作感を実現しています。現在は、Taylor大学の4年生として、ソーシャルメディアアプリ「Joybox」の開発にも取り組んでいます。

Joyboxは、写真やストーリー、音楽を共有するグループ機能を備え、Apple Musicとの連係も可能。SwiftUIとUIKitを組み合わせ、ユーザ体験にこだわった設計が特徴です。

Brayden Gogis
Brayden Gogisさん。




Adrit Rao(3度の入賞経験あり):アクセシビリティと共感をテーマにしたアプリ開発

カリフォルニア大学バークレー校の学生であるAdrit Raoさんは、Swift Student Challengeに3度入賞した経験を持ちます。彼が開発を進める「EyeSee」は、視覚障がいの体験をシミュレートするアプリ。共感力の育成を目的としています。

また、手話を音声に変換する「Signer」では、Core MLを活用。聴覚障がい者と非障がい者のコミュニケーションを支援するアプリとして注目を集めました。Raoは、ユーザからのフィードバックをもとに、アプリの改善を続けています。

Adrit Rao
Adrit Raoさん。

Sofia Sandoval(2024年入賞):手作りカードの温もりをデジタルに再現

メキシコと米国で育ったSofia Sandovalは、手作りカードの文化をデジタルで再現するアプリ「Cariño」を開発。Apple PencilとProcreateを使ってカードテンプレートをデザインし、SwiftUIで本物のカードのような操作感を実現しました。

彼女は現在、Vision Proを活用した空間コンピューティングの導入にも挑戦中。アプリにさらなる次元を加えることで、ユーザ体験の深化を目指しています。

Sofia Sandoval
Sofia Sandovalさん。




2026年の「Swift Student Challenge」に向けて、今こそチャレンジの準備を!

この秋、AppleはSwiftUIや空間コンピューティングなどを学べる新しい「Develop in Swift」のチュートリアルを公開。学生や教育者は、Xcodeを使った実験や「Appleに相談」セッションを通じて、Swift Student Challengeへの参加準備を進めることができます。

アプリ開発に興味がある学生にとって、今がまさにスタートの好機。ツールはすべて手の届くところにあり、挑戦する価値に溢れています!

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