3COINSが販売するガジェットは、そのコスパの良さ、機能性、デザイン性が各所で熱く語られている。充電器やケーブル、スマートバンド、ワイヤレスイヤフォン、モバイルバッテリ…あたりは筆者もよく知るところだが、まさか、サングラス型スピーカまでリリースしているとは!
そんなわけで、「オーディオサングラス」(5500円)は果たして買いか否か。3COINSからお借りしたサンプルを使ってレポートしていく。
ブラックとブルー、2色のレンズをラインアップ。遮光性を求めるならブラック。トレンド的にはブルー?
「オーディオサングラス」は、ブラックとブルーの2色をラインアップ。ブラックのほうが遮光性が高く、太陽光をしっかり遮ってくれる感覚があった。一方のブルーは淡めなので、装着していても、直射日光を眩しく感じることはありそうだ。ただし、トレンド感が強いのはブルーだと思う。用途と好みに合わせて選びたいところ。
なお、いずれのレンズも99%UVカット、IPX4相当の生活防水仕様というスペックは共通する。

iPhoneとサングラスをBluetoothで接続。ツルに備えたセンサは感度良好!
iPhoneとはBluetoothで接続する。左右のツルにセンサがあり(装着時、こめかみあたりにくる)、長押しすると起動。初回接続時はそのままペアリングモードに切り替わる。あとはiPhoneを操作し、Bluetoothメニューに表示される「G10(「オーディオサングラス」のデバイス名)」をタップすればいい。

「オーディオサングラス」のセンサは、かなり感度が高い印象だ。サッと触れるだけで動作するのは便利でスムースな一方、誤操作も起きやすい。この辺りは慣れかもしれないが、使い始めはやや気を使いそうだ。
なお、センサは長押しで電源のオン/オフ、ワンタップで音楽の再生/停止が可能。また、接続したiPhoneに着信があった場合、右側を一回タッチすると電話を受けることができ、左右いずれかをもう一度タップすると電話が切れる。ただしマイクは非搭載なので、会話する場合はiPhoneを手元に持っておく必要がある点は注意したい。
サウンドは及第点。ながら聴き用の“イヤフォン”としては問題なし!
肝心のサウンドは、高音がシャカシャカした印象で、聴き応えのある音質ではない。ただし“ながら聴き”には十分だ。そもそも音質を追求したデバイスではない、というのはしっかり理解しておきたい。音楽はもちろんだが、ラジオやポッドキャストの流し聴き用途にもマッチすると思う。さながら、散歩中のBGMのように。
スピーカ孔は、左右のツルに合計4箇所。当然だが、開放型なので音漏れする。使う環境によっては、音量のコントロールに気を使いたいところだ。

そこで提案したいのが使い分け。「オーディオサングラス」は、サングラスとしても有用なデザインとスペックで、しかも軽量だ。だから、電車移動時、あるいはコンテンツに集中したいときは“ただのサングラス”にしてしまい、別のイヤフォンを使えばいい。
「サングラスにスピーカがついている」。文字どおりだが、それくらいの“オプション”的な感覚を持っておくと、かなり満足度が高くなる。
充電は専用ケーブルで。5500円でサングラスとイヤフォンが手に入る。…迷わず買いでは?
ちなみに、「オーディオサングラス」は約3〜4時間の連続再生が可能。ちょっとした散歩には十分だ。またメーカーによると、充電は約2時間、待機時間は約100時間とある。
なお、充電は付属のケーブルで行う。付属ケーブルは、USB-Aコネクタと二股に分かれたマグネットコネクタを備え、「オーディオサングラス」のコネクタに磁力吸着して給電する。


5500円で、モダンなサングラスと、用途を絞れば必要十分なワイヤレスイヤフォンが手に入る。めちゃくちゃお得な買い物では?という気がしてきた。
結論は、買い。個人的には、「サングラスをかける行為」に一抹の恥ずかしさがあるので、「コレ、スピーカなのよ?」と一言添えられることもありがたかったりする。
なお、「オーディオサングラス」は一部店舗限定の商品だ。また、店舗により在庫状況が異なるので注意。

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著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_







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