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暗記学習にもiPad! 「赤シート」を“呼び出して”勉強に役立てよう! アクセシビリティ機能の活用法

著者: 関口大起

暗記学習にもiPad!  「赤シート」を“呼び出して”勉強に役立てよう! アクセシビリティ機能の活用法

「勉強道具」といって連想されるもの。ノート、鉛筆、消しゴム、単語帳…そして赤シート。iPadでの学習が当たり前になった今、字面がやや古い気もしますが、学びの本質は変わらないはず。

あらゆる分野で重要なのが「暗記」です。本記事ではその暗記学習に役立つ、iPad上に赤シートを再現する方法を解説します。

iPad上に赤シートを再現。「アクセシビリティ」機能の「カラーフィルタ」を使ってみよう

まずは「設定」アプリを開き、[アクセシビリティ]→[画面表示とテキストサイズ]→[カラーフィルタ]をタップ。

「設定」アプリの[アクセシビリティ]→[画面表示とテキストサイズ]へ。
[カラーフィルタ]をタップ。

機能をオンにして、[色合い]を選択。スクリーンショットには反映されないため、下図は通常の画面のままですが、この時点で画面が赤くなります。次に、[強さ]のスライダを右端まで引っ張り最大に。[色相]を左端まで引っ張って最小に設定しましょう。

[カラーフィルタ]をオンに。
[強さ]と[色相]を調整。

続いて、[アクセシビリティ]まで戻ります。最後に[ショートカット]→[カラーフィルタ]を選択すれば設定は完了です。

[アクセシビリティ]の[ショートカット]をタップ。
[カラーフィルタ]にチェックを入れよう。

以降、画面を赤くしたいときは、ホームボタンのあるiPadはホームボタンをトリプルクリック。ホームボタンがないiPadは、トップボタンをトリプルクリックします。




AssistiveTouchを使えば、赤シートのオン/オフがもっとスマートに!

と、ここまで設定方法を解説しましたが、正直なところ、物理ボタンのトリプルクリックを繰り返すのはスマートとは言えません。特に勉強に使うのであれば、思考の妨げにもなるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、「AssistiveTouch」の活用。AssistiveTouchとは、簡単にいうとディスプレイ上に擬似的なホームボタンを配置する機能です。

AssistiveTouchの使用方法

まずは「設定」アプリ→[アクセシビリティ]→[タッチ]→[AssistiveTouch]でスイッチをオンに。すると、白いボタンがiPadのディスプレイ上に表示されます。

「設定」アプリの[アクセシビリティ]から[タッチ]を選択。
続いて、[AssistiveTouch]をタップしましょう。
開く画面で、[AssistiveTouch]のオン/オフを切り替え可能です。上図には映っていませんが、画面には白丸のアイコンが表示されています。

AssistiveTouchにカスタムアクションを割り振る方法

続いて、[カスタムアクション]のいずれかに[アクセシビリティショートカット]を割り振りましょう。今回は、[シングルタップ]に割り振ってみます。

同メニュー内に[カスタムアクション]という項目があります。[シングルタップ][ダブルタップ][長押し]、各操作方法に応じて、どういったアクションを実行するか選択しましょう。
ここでは、[シングルタップ]に[アクセシビリティショートカット]を割り振りました。

以降、AssistiveTouchのボタンを一度タップすると、画面が赤くなります。

一つ前の画面に戻ると、[シンブルタップ]に機能が割り振られているのがわかります。

たとえば「メモ」アプリに覚えたい単語を赤字で書き込んでおけば、下の動画のように暗記学習に役立つはずです。

著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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