iPhoneのロックを設定するメリットとは?
iPhoneのロック画面をしっかり設定しておくことで、個人情報や写真、連絡先、SNSアカウントなどの大切なデータを守ることができます。万が一、iPhoneを紛失したり盗難に遭った場合でも、パスコードや指紋認証「Touch ID」、顔認証「Face ID」を設定していれば、第三者による不正利用や情報漏洩のリスクを大幅に減らせます。
また、Apple PayやSuicaなどの電子マネー、クレジットカードの不正利用も防げるため、安心してiPhoneを使い続けるためにはロック画面の設定が欠かせません。
本記事では、iPhoneのロック画面の基本や設定・解除方法をわかりやすく解説します。
ロック画面とは?iPhoneのロック画面の役割とできること
ロック画面とは、iPhoneの電源を入れたときやスリープ解除時に最初に表示される画面のことです。ロックを解除するにはパスコードや指紋、顔認証などのセキュリティ認証を行います。ロック画面では以下のことができます。
- 通知の確認(LINEやメール、SNSなど)
- カメラや懐中電灯の起動
- ウィジェットの表示(天気やカレンダーなど)
- 音楽の再生・停止
- 緊急SOSの利用
また、iOS 16以降では、ロック画面の壁紙やウィジェット、時計のスタイルなどを自由にカスタマイズできます。自分好みにロック画面を設定しましょう。

パスコードでiPhoneのロックを設定・解除する方法
パスコードとは、iPhoneのロックを解除するために入力する数字のパスワードです。パスコードを設定することで、iPhoneのデータ保護機能が有効になり、端末内のデータが暗号化されます。
パスコードの設定方法
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Face IDとパスコード」または「Touch IDとパスコード」を選択します。
※表示されない場合は、iOSのバージョンを確認してください。 - 「パスコードをオンにする」または「パスコードを変更」をタップします。
- 6桁の数字(または任意のパスコード)を入力して設定します。



※ 最新のiOSではデフォルトで6桁の数字ですが、古いバージョンのiOSでは4桁の場合もあります。
注意: パスコードを忘れるとiPhoneを初期化しなければならないため、必ず覚えておきましょう。
ロック画面でロックを解除するには、ホームボタンがあるiPhoneでは、ホームボタンを押すとパスコードの入力画面が出現します。ホームボタンがないiPhoneでは、画面下部を上にスワイプするとパスコードの入力画面が現れます。
Touch IDでiPhoneのロックを設定・解除する方法
Touch IDは、iPhone SEシリーズなどで利用できる指紋認証機能です。ロック解除だけでなく、Apple Payやアプリのログインにも使えます。
Touch IDの設定手順
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Touch IDとパスコード」を選択し、パスコードを入力します。
- 「指紋を追加」をタップし、画面の指示にしたがって指を当てて登録します。


指紋は最大5つまで登録可能です。よく使う指を登録しておきましょう。
Touch IDでロックを解除する方法は、ロック画面で登録した指でホームボタンを押すだけです。
Face IDでiPhoneのロックを設定・解除する方法
Face IDは、iPhone X以降のホームボタンがないモデルで利用できる顔認証機能です。Touch ID同様、支払い認証やアプリログインにも対応しています。
Face IDの設定方法
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Face IDとパスコード」を選択します。
- 「Face IDをセットアップ」をタップします。
- 画面の指示に従い、顔を枠内に収めて動かしましょう。


iPhone 12以降では、マスク着用時もFace IDが利用可能です。メガネをかけている場合は「メガネを追加」から登録しましょう。
Face IDでロックを解除するには、iPhoneを顔の正面に持ち、ロック画面を見るだけです。
iPhoneのロック解除ができないときの対処法
iPhoneロック解除ができない場合、以下の原因と対処法が考えられます。
- パスコードを忘れたとき
→ iPhoneを初期化し、バックアップから復元する必要があります。事前にiCloudやiTunesでバックアップを取っておきましょう。 - Touch ID/Face IDが反応しないとき
→ 指や顔が濡れていたり、センサーが汚れていると認証できないことがあります。センサー部分をきれいに拭き、再度試してください。 - ロック解除の認証に複数回失敗したとき
→ 一定回数失敗すると、一定時間ロック解除ができなくなります。しばらく待ってから再度試しましょう。
まとめ
iPhoneのロック画面は、あなたの大切な情報を守るための第一歩です。パスコード、Touch ID、Face IDを活用し、セキュリティを強化しましょう。設定方法は簡単なので、まだ設定していない方はぜひこの機会に導入してみてください。
おすすめの記事
著者プロフィール
