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iPadの「フリーボード」アプリの基本テク/オブジェクトの配置・フリーハンドでの書き込み

著者: 井上晃

iPadの「フリーボード」アプリの基本テク/オブジェクトの配置・フリーハンドでの書き込み

「フリーボード」でボードにオブジェクトを配置してみよう!

遠隔でチームメンバーとアイデアを共有するときや、マインドマップの作成など、視覚的な説明が効果的な場面では、ホワイトボードアプリが活躍します。

今回は、iPadOS 16.2以降をインストールしたiPadに標準搭載されている、「フリーボード」アプリの使い方を解説しましよう。

「フリーボード」の基本操作としてまず覚えたいのは、オブジェクトの配置と、フリーハンドでの書き込みの2つです。

まずは、新規作成した「ボード」に図形を配置して、図形の中にテキストを入力してみましょう。

「フリーボード」アプリを起動し、画面上部にあるペンのアイコンをタップすると、ボードを新規作成できます。なお、ボード上でピンチイン/アウトすると、拡大/縮小ができます。
続いて、画面上部の赤枠で囲ったアイコンをタップします。ここではまず、表示されたタブの中から[基本]を選び、角が丸い四角形を選択して配置してみましょう。

さらに、フリーハンドで線を加えることで強調したい部分がわかりやすくなります。

iPadOS標準の「マークアップツールバー」からは各種ペンを選ぶことが可能です。

マーカーで強調したい部分に色をつけたり、ペンで手書き文字を加えたりするなど、アレンジしてみてください。

配置した図形をダブルタップするとカーソルが表示され、テキストを入力できます。タップすると表示されるメニューからは、オブジェクトの色や、テキストのフォントを変えることも可能です。
ボードに手書きしたい場合は、ペンのアイコンをタップしましょう。下部に「マークアップツールバー」が表示されるので、ペン先を選択し、フリーハンドで書き込みましょう。

「フリーボード」で動画や写真を挿入して資料を整えよう!

図形以外にも、ボードには付箋やテキストボックス、画像、動画、ステッカーなど、さまざまなオブジェクトを配置できます。

ここでは操作の練習として、動画を挿入してみましょう。

ボードに動画や画像などの要素を配置すると、視覚的にわかりやすい資料になります。

動画を配置するには、画面上部中央の右端にある写真のアイコンをタップしてから[写真またはビデオ…]をタップします。
「写真」アプリのライブラリが起動するので、[ビデオ]を選択。ボードに配置したい動画をタップで選択し、[追加]をタップしましょう。
配置した動画の右下にある再生ボタンをタップすると、動画が再生されます。目のアイコンをタップすると、動画が全画面表示に切り替わります。

あとは、テキストボックスなどを使って説明文を入力すれば、資料の土台は完成です。

「フリーボード」で方眼表示の切り替えと「コネクタ」で資料の見た目を整えよう!

そして、ひととおりの要素を配置し終えたら、資料の見た目を整えましょう。

今回覚えたい機能は2つ。

方眼表示の切り替えと、オブジェクト同士を「コネクタ」でつなげる方法です。

方眼は綺麗にレイアウトを組むための補助機能の意味合いが強いので、誰かに見せるときは非表示にしましょう。

続いて、方眼とコネクタに関する操作を説明します。まずボード画面の右下に表示される四角のアイコンをタップすると、方眼の表示/非表示が切り替わります。

また、コネクタで要素をつなぐと流れや関係性を簡単に説明できます。

さらに、その横のアイコンをタップすると「コネクタ」の機能が起動します。コネクタをオンにした状態で、オブジェクトをタップすると、上下左右の辺に矢印が表示されます。
この矢印をドラッグすると、コネクタ(線)が伸びます。つなげたいオブジェクトまで伸ばして指をはなし、コネクタをタップすると先端のスタイルの変更などが可能です。矢印などを選んで手順解説に使うのもよいでしょう。

著者プロフィール

井上晃

井上晃

スマートフォン・タブレット・スマートウォッチなど、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌で、速報やレビュー、コラムなどを執筆している。新製品やサービスのレビュー、比較検証記事の執筆本数は年間100本以上。

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