2月12日、Apple表参道で行われた「Today at Apple」に、ピアニストの辻井伸行さんが登場しました。
「Today at Apple」は、Apple Storeで定期的に行われる無料のイベントで、Apple製品の使い方や魅力を学べるだけでなく、アーティストによるパフォーマンスが披露されることもあります。
この日のイベントでは、辻井さんによるピアノの生演奏とトークセッションが行われました。
生演奏では、ベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」第1楽章』や、ショパンの『ノクターン第8番』が披露され、会場は美しい音色に包まれました。

トークセッションでは、辻井さんがはじめて手にしたApple製品について語り、それがiPhone 11 Pro Maxだったと明かしました。
コロナ禍で時間があった際には、iPhoneのVoiceOver機能(ジェスチャに基づくスクリーンリーダー)を活用する練習をしたそうで、現在も電話やメールのほか、インターネット検索や記事の読み上げ機能を日常的に活用しているとのことです。
また、「Apple Music Classical」アプリについては、聴きたい曲や作曲家、アーティスト名を入力すると、すぐに候補が表示される点がとても便利だとコメント。
さらに、空間オーディオに対応したAirPodsについても、「まるで生演奏を聴いているかのような臨場感があり、ノイズキャンセリングのおかげで外でも雑音を気にせず音楽に集中できる」と、その魅力を語ったほか、「コンサートホールで演奏を間近で聴いているような感覚になります」と、その没入感にも感動した様子でした。
「Apple Music Classical」では、空間オーディオに対応する辻井さんのアルバム『べートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番《ハンマークラヴィーア》、遥かなる恋人に』をはじめ、数多くのアルバムが配信されています。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
著者プロフィール

中臺さや香
Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、読書、最新のガジェットを触ること。月に一度、Appleに関する最新情報を生配信で解説している「Mac Fan News」も見にきてください!