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【ベストバイガジェット2024】Apple専門誌「Mac Fan」の編集部員が選ぶ“今年買ってよかったもの”。Mac、iPhone、iPadと使おう!

著者: Mac Fan編集部

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【ベストバイガジェット2024】Apple専門誌「Mac Fan」の編集部員が選ぶ“今年買ってよかったもの”。Mac、iPhone、iPadと使おう!

2024年も間もなく終わりに差し掛かってきました。

今年もApple、そしてさまざまメーカーからたくさんの製品が多数登場しましたが、読者の皆さんは、何を購入されたでしょうか? 

この記事では、編集部が実際に触れて試した数々の周辺機器の中から、「これぞ今年の一押し!」というプロダクトを厳選しました。

2024年のトレンドを振り返りながら、来年の新たなガジェット選びの参考にしていただければと思います。

それでは、編集部が選んだ注目のプロダクトをご覧ください!

編集長・笹本が選ぶベストバイ2024

Apple Watch Series 10/スマートウォッチ

文字盤上にぴよログのコンプリケーションを設置して、子ども(二歳児)のログを確認しています。

今年のベストバイを聞かれて、真っ先に思い浮かぶのが「Apple Watch Series 10」です。

理由は「睡眠時無呼吸の通知機能」が大きいです。

本機能はApple Watchを装着して就寝することで、内蔵する加速度センサが体の動きを検知して、中等度から重度におよぶ睡眠時無呼吸の兆候が検出されたときに通知で知らせてくれるというもの。

Apple Watch Series 10およびSeries 9/Ultra 2が対応モデルで、iPhoneの「ヘルスケア」アプリでデータを閲覧できます。

以前から“睡眠時無呼吸症候群予備軍”としての自覚があり、寝室をともにしている家族からも、「いびきがすさまじい」とクレームをもらっていたところだったので、この機能を使って、日々の変化をモニタリングしています(今のところ「呼吸の乱れ」は低いとのこと…ほっ)。

Series 10では本体の薄型化・画面の大型化が実現していて、使用感も抜群!

新色である「ジェットブラック」も、従来のアルミニウムモデルと違ってツヤがあり、見た目もお気に入りです。

Shokz OpenRun Pro 2/イヤフォン

「ブラック」を愛用中。ほかに「オレンジ」「大迫傑モデル」「キプチョゲモデル」がラインアップされています。メガネを着けていても干渉しません。

もともとワイヤレス骨伝導イヤフォンは同じShokzの「OpenMove」を愛用していましたが、それを妻に譲ったタイミングで、ちょうど「OpenRun Pro 2」が登場したのですぐに乗り換えました。

「OpenMove」がいわゆるエントリーモデルで、「OpenRun Pro 2」がハイエンドモデルという立ち位置で、もちろん性能差(価格差)があるので当然なのですが、音の聴こえ方の部分ではっきりと違いがわかりました。

クリアな高音域と自然な中音域を再生できる骨伝導ドライバと、低音域に迫力をもたらす18×11mmの空気伝導ドライバをデュアルで搭載しているので、ダイナミックで臨場感のあるサウンドを味わえます。

また、従来モデルより装着感が軽くなったことで、長時間の使用でも圧迫感がありません。

今のところ、食器洗いや洗濯といった家事の際に本製品を装着して、音楽やポッドキャストを視聴していますが、QOLがめちゃ上がっている実感があります。

来年からは本製品とともにジョギングを開始して、ダイエットするのを新年の目標とします。

BOSS KATANA:GO/ヘッドフォン・アンプ

ギター練習のお供に最適! 15年前にこれがあったらもっと演奏が上手くなってたかも…。

大学時代にバンド活動をしていた私。最近、当時のバンド仲間に声をかけられて、久しぶりにライブに出ることになり、エレキギターを練習せねばならなくなりました(ちなみに当時の担当パートはベース、ギターもちょっと弾けました)。

大学時代の自宅での練習方法といえば、ギターとアンプをシールド(ギター用のケーブル)で接続し、アンプにヘッドフォンをつないで演奏をすることがほとんどでした。これだと練習をしようにも準備が大変で、ちょっと億劫なんですよね。

大学を卒業してから10年以上経っているので、最新のテクノロジーを活用したいい練習方法があるに違いない!と思って調べたところ、この「BOSS KATANA:GO」がヒットしました。

本製品はエフェクターで有名なBOSSが開発したギター/ベース用のヘッドフォン・アンプです。

ギターに直接接続できるので、シールドもアンプも必要なし! 本機にヘッドフォンさえつないでしまえば、すぐに演奏を楽しめます。チューナー機能も付いているので、チューナーも必要ありません(本当便利です)。

また、オーバードライブやディストーション、コーラスなど、即戦力のプリセット・メモリーが30種類用意されているため、エフェクターなしでバリエーション豊かなサウンドを実現するのも素晴らしい!

さらに、専用アプリには便利な「SESSION機能」を搭載していて、アプリ内で再生した音源や、YouTubeコンテンツに合わせて演奏することができます。

リピートの設定や再生速度の変更に加え、指定したポイントでメモリーを自動的に切り替えることなどができるので、練習効率がめちゃくちゃ上がりました。練習のモチベーションも上がります!

今年3月の発売後、人気すぎて使用部材に関し調達の見通しが立たなくなってしまい、販売完了となってしまったことだけが難点です。

11月に数量限定で再販したのですが即完売。また生産されるといいな…。

著者プロフィール

笹本貴大

笹本貴大

『Mac Fan』編集長。1989年生まれ、東京都青梅市出身。ベビーテックに興味あり! FP3級、世界遺産検定3級、名探偵コナン検定1級。 Xアカウント:@ssmt_tkhr

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副編集長・関口が選ぶベストバイ2024

PLAUD NotePin/AIボイスレコーダ

間違いなく、今年一番驚かされたアイテムです。文字起こし系のハードおよびソフトはこれまでいくつか試してきましたが、PLAUD Note Pinの精度はピカイチ。要約も非常に賢いです。

写真を見れば一目瞭然ですが、とにかく小さい。中心部分を長押しすると録音がスタートします。

録音データに応じて、要約の“スタイル”を変更できるのもいいところ(取材メモや講義など)。フィンガーチョコレートと遜色ないコンパクトなサイズ感と、本体中央を長押しするだけという極めてシンプルな操作性もすばらしい。また、ブローチ型になったり、腕時計型になったり、ペンダント型になったり。“ウェアラブルなボイレコ”というアプローチも新鮮でした。

私は取材や打ち合わせなどで使ってますが、常に身につけて適宜録音することで、VlogならぬVoilogもできそうだなと(ボイス・ログです)。最大20時間の録音に対応するので、1日使えます。

レビュー記事を書いているので、気になる方はぜひご覧あれ。

iPhoneアプリ「PLAUD」、あるいはWebブラウザで録音データを管理できます。音声は自動でアップロードされ、文字起こし・要約するかどうかは自分で選択する仕様です。なんと、無料で月に300分も利用可能!

Amazfit HELIO RING/ヘルスケアリング

Amazfit HELIO RINGは、いわゆる「ヘルスケアリング」です。これまたレビュー記事を作成した製品です。2024年の秋口に入手し、記事を書いて以来ずっと着用しています。

リングの表面にはちょっとしたデザインが施されています。悪目立ちはせず、よく見える程度で好ましい。内側にはセンサ類がありますが、装着しても異物感はありません。

「BioTracker PPG 心拍センサ」「温度センサ」「EDAセンサ」「3軸加速度センサ」「3軸ジャイロセンサ」の5つを搭載し、それらが取得したデータを、アプリ「Zepp」で閲覧できます(Appleの「ヘルスケア」との連係にも対応)。

使い勝手や機能性などはレビュー記事を読んでいただくとして、私が強調したいのは「アクセサリをつける“言い訳”になる」ということ。おそらく共感してくれる人は多いと思うのですが、なんとなく、アクセサリをつけてお出かけするのって恥ずかしさがあったりするものです。

しかし「これヘルスケアデバイスなんで」という“言い訳”があると安心できます。なんと私、言い訳ができたことで、ずっと欲しかったヴィンテージのメキシカンアクセサリも購入してしまいました。おすすめアイテムですが、散財の入り口にもなるので注意かも。

iPhoneアプリ「Zepp」の画面。データは自動で連係されます。「レディネス」という数値は、ゲームでいうとHP。どれくらい“準備ができているか”を示す数値です。ちょっと疲れていても、レディネスが高いと頑張れる気がしたり。

Beats Pill/ワイヤレススピーカ

私、日常で音楽を聴くことがほとんどありません。移動中はイヤフォンを常にしているものの、再生しているのはYouTubeかラジオ、NBAの試合中継くらい。生活の中に音楽が入り込む隙間がない、と2024年の夏頃まで思っておりました。

なぜ“夏ごろまで”なのか。そう、8月にBeats Pillを入手したのです。

弾けるような「ステートメントレッド」のカラーはインパクト抜群。“使いたい欲”がビンビン刺激され、在宅ワーク時にBGMを流してみることに。それが私にバシンとヒット。今では、着席→Beats Pillの電源を入れる→iPhoneで音楽を再生、までがルーチンです。

500mlのペットボトルくらいのサイズ感。背面(手が触れている部分)は、しっとりスベスベとした上質な肌触りです。

サウンドに関しては、重低音の切れ味がよく明瞭なので、聞き流していても体に響く心地よさがあります。耳を立てて聞かずとも、なんとなくテンションを上げてくれる。それってBGMのあるべき姿じゃないでしょうか。

当然、音楽鑑賞用のスピーカ、あるいはモバイル用途のスピーカとしても魅力的な性能とデザイン性を備えていますが、私の生活に音楽を添えてくれたことにまず感謝です。

本体の紐を使って、有孔ボードにぶら下げて使っています。

著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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編集部・中臺が選ぶベストバイ2024

JBL Go 4/ワイヤレススピーカ

私が今年愛用してやまないアイテムは、JBLのスピーカ「JBL Go 4」です。

長風呂派な私にとって、入浴時の音楽は必需品。これまではiPhoneを濡れない場所に置き、iPhoneのスピーカから音楽を流していました。でも、iPhoneが濡れるんじゃないかとハラハラすることもしばしば。そんな悩みを解消してくれたのが、この製品でした。

「JBL Go 4」は、IP67の防水・防塵性能を備えているため、お風呂場でも安心して使えるのが最高です。湯船のフチに置いてもよいですし、本体に搭載されているフックを使って浴室乾燥用の物干し竿に吊り下げて使うこともできます。

本体にはフックを搭載するため、ドアノブや物干し竿など、ちょっとしたところに引っ掛けられます。重さは190gで取り回しがしやすいのもグッド!

機能面はもちろん、音質面も大満足。コンパクトながら、低音が“ズンズン”としっかり効いたパワフルな音を楽しめます。

専用アプリ「JBL Headphone」を使えば、iPhoneからイコライザを調整することも可能です。

また、一回の充電で最大7時間再生できるのも魅力のひとつ。

いくら長風呂の私でも、週に2度ほどの充電で、お風呂タイムと朝の支度の時間を音楽に包まれながら過ごせています。

IP67の防水・防塵規格を備えるため、キッチンやお風呂でも使うことができます。夏にはプールサイドなどで使うのもいいですね!

スマホショルダーストラップ/iPhoneアクセサリ

今年の9月にiPhone 16を買いました。

それからというものの、「カメラコントロール」ボタン押したさに写真を撮る機会が急増! でも、いちいちカバンの中からiPhoneを取り出すのが面倒に感じるようになりました。そんなプチストレスを解決してくれたのが、このBelkinのスマホショルダーストラップです。

このストラップの魅力は、まず最大25kgの耐久性を備えている点。丈夫で安心して使えるだけでなく、シンプルかつエレガントなデザインで日常使いにもピッタリです。

ストラップの長さは自由に調整できます。また、クリップ部分のディズニーキャラクターは、製品に付属する5つのキャラクターのマグネットプレートの中から、その日の気分でカスタマイズして付け替えられます。

また、ストラップには簡単に取り外しできるバックル機構が搭載されているので、帰宅したらサッと分離してiPhoneを充電し、ストラップはクローゼットへ掛けておけます。

さらに、付属のディズニーデザインのマグネットプレートで、自分好みにカスタマイズできるのが楽しいんです! これまで2カ月ほど愛用していますが、マグネットプレートが不意に外れたことは一度もありません。

日常使いにもお出かけにも大活躍するこのストラップ、男女問わずおすすめです。

指でつまんで軽く回すだけで、iPhoneとストラップを簡単に分離・装着できるのが使いやすいポイント。2ヶ月ほど製品を愛用していますが、一度も不意に外れてしまったことはありませんでした。

著者プロフィール

中臺さや香

中臺さや香

Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、読書、最新のガジェットを触ること。月に一度、Appleに関する最新情報を生配信で解説している「Mac Fan News」も見にきてください!

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編集部・佐藤が選ぶベストバイ2024

Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)/充電器

iPhone、AirPods、Apple Watchを毎日充電するため、ベッドルームのケーブルがごちゃついており、ケーブルをすっきりさせたいと以前から思っていました。それに加えて、ワイヤレス充電をこれまで使っていなかったので試しに買ってみようと思ったのがこの製品です。

実際に使ってみると、期待どおりケーブルはすっきりしました。

寝る前にさっとセットするだけなので楽ちん。AirPods Proはケースを外さなくてもしっかり充電できます。

上部で充電しているiPhoneとApple Watchは磁力でくっつくので落ちる心配もありませんし、下部にあるQi規格の充電器も正しい位置に置いて充電が開始するとランプが点灯するのでわかりやすいです。

Qi部分だけ滑り止め素材になっているので、置いてもズレないうえ、中心が把握しやすくなっています。

ワイヤレス充電の恩恵もかなり大きく感じるようになり、これまでケーブルを差し込むことを手間に思ったことはありませんでしたが、今では億劫になってしまいました…。使ったら手放せない、我が家のメンバーの一員です。

AirPods Pro 2/ワイヤレスイヤフォン

2020年からずっとAirPods Proを使っていたのですが、ヘビーユースしていたことや、経年劣化もあり、充電がもたなくなってきました。

そこで新しいワイヤレスイヤフォンを購入しようと考え、いくつか候補を検討しましたが、Appleデバイス間のスムースな連携性を維持できる、最新のAirPods Pro 2を購入しました。

初代と見た目はほぼ変わらないけど、使うとパワーの違いを感じます。

買い替えで期待していたのはバッテリの改善、ノイズキャンセリングの向上です。当然新品ですので、AirPods Pro 2は公称6時間のバッテリによって、残量を気にする必要がなくなりました。これまでは2時間くらいでバッテリが切れてしまっていたので、大きな違いです。

ノイズキャンセリングもかなり向上していて、地下鉄の通勤も外部音をシャットアウトできます。満員電車のストレスも少し軽減されました。

上で紹介したワイヤレス充電器を使っているので、MagSafe対応もうれしいポイントでした。

AirPods Pro 2を含めて、我が家もUSB-C対応製品が増えてきました。所持している製品の中でLightningケーブルを搭載しているのはiPhoneとiPad。早く買い替えたいです。

著者プロフィール

佐藤彰紀

佐藤彰紀

『Mac Fan』編集部所属。EC運営などの業務を経て編集部へ。好きなものは北海道と競技ダンス。

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編集部・大竹が選ぶベストバイ2024

JBL LIVE BEAM 3/ワイヤレスイヤフォン

正直に申し上げると、音の違いもわからないし、自分で音楽を楽しむ分には低価格帯のイヤフォンでも問題ないと思っていました。しかし、JBL LIVE BEAM 3ははじめて試した瞬間、そんな私でもはっきりと音質の違いがわかりました。

充電もなかなか減らず、長時間持ち運べます。気分に合わせて、専用アプリからお気に入りの画像を設定できる点もうれしいポイントです。

包み込むような音が耳いっぱいに広がります。特に中域帯からの低音が聞き応えがあり、没入間がクセになってしまいました。

また、専用アプリからイコライザをかなり細かく設定できるため、聴く音楽のジャンルに合わせてカスタマイズすることができます。どの設定が今聞いてる音楽に最適か探すのも楽しいんですよね。

さらに、より高い臨場感のあるサウンド体験ができる「空間サウンド」という機能もあり、音楽だけでなく「ムービー」や「ゲーミング」といった設定も変更できたため、幅広い試聴に対応している点もお気に入りのポイントです。

さらに、付け心地も軽く、長時間つけていても耳が痛くならないうえ、ノイズキャンセリング機能を搭載するため、移動中や外出先でも快適に音楽を聴き続けられます。普段から常に使っているので、持たずに出掛けてしまうとかなりの物足りなさを感じるほど。

ちなみに、本体部分は、専用アプリからお気に入りの画像を設定できます。そのため世界に一つしかない、自分専用の1台という気分で持ち運べます。今年一、私の生活を彩ってくれた製品でした。

専用アプリからイコライザを設定可能です。「VOCAL」や「BASS」、「JAZZ」など6種類ジャンルで設定でき、また画像上のグラフを変更すれば、それぞれのイコライザも自分好みに変えられます。

著者プロフィール

大竹望未

大竹望未

『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利なガジェット、iPhoneのTipsを日々探し求めています。

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