Mac業界の最新動向はもちろん、読者の皆様にいち早くお伝えしたい重要な情報、
日々の取材活動や編集作業を通して感じた雑感などを読みやすいスタイルで提供します。

Mac Fan メールマガジン

掲載日:

macOSがアップデートできない? エラーメッセージが表示されたときに確認したい6つのこと

著者: 松山茂

macOSがアップデートできない? エラーメッセージが表示されたときに確認したい6つのこと

macOSがアップデートできない場合、いろいろな原因が考えられます。

アップデート項目自体が表示されない場合、Macが最新バージョンに対応していない可能性があります。まずはMacの機種を確認しましょう。

ちなみに、macOS Sequoiaの対応モデルは以下のとおり。
・iMac:2019年以降
・Mac Studio:2022年以降
・Mac mini:2018年以降
・Mac Pro:2019年以降
・iMac Pro:2019年以降
・MacBook Air:2020年以降
・MacBook Pro:2018年以降

macOSをアップデートできないときに確認したい6つのこと

macOSをアップデートする際、エラーが表示されることがあります。その場合、以下の6つの項目を確認してみましょう。

(1)ストレージの空き容量を調べる
(2)インターネット接続を確認する
(3)セーフモードでインストールする
(4)ディスクを修復してからインストールする
(5)macOS 復旧からインストールする
(6)Macを消去してからインストールする

まずは手軽な方法から! ストレージとネットワーク環境を確認する

対応機種でアップデートするには、ストレージにある程度の空きも必要です。macOS Sequoiaのインストールファイルは約12GBあるので、その倍の約25GB程度の空きを確保しておきましょう。

また、Macがインターネットに接続していないとアップデートできないので、Wi-Fiなどの接続もチェックしておきます。

ストレージの空き容量は「システム設定」の[一般]→[ストレージ]で確認できます。空きが少ない場合は、不要な書類やコンテンツを削除します。

それでも解決しないなら…。セーフモードやmacOSの再インストールを試そう

アップデート作業が開始されてもダウンロードの途中で止まったり、準備中やインストール中にエラーメッセージが表示された際は、Macをセーフモードで起動したり、ディスクを修復したりしてみましょう。

●Macをセーフモードで起動する方法
【Appleシリコン搭載のMac】
(1)Macをシステム終了する
(2)電源ボタンを長押しして起動オプションを読み込む
(3)起動ディスク(Macintosh HD)を選択する
(4)shiftキーを押しながら起動ディスクの下に表示されている「セーフモードで続ける」をクリックする
【そのほかのMac】
(1)電源オンか再起動した直後のshiftキーを押し続ける
(2)ログインウインドウが表示されたらshiftキーを離す

ディスクの修復は、「ディスクユーティリティ」に搭載されている[First Aid]で行えます。修復後に再度アップデートできるか確認してください。

もしそれでも解決できなければ、現在のシステムを再インストールしてからアップデートする方法もあります。

システムの再インストールは「macOS復旧」から行います。電源投入時に電源ボタンを押したままにして「オプション」の下に表示された[続ける]を選択します。Appleシリコン非搭載のMacの場合は、起動時に[option]キーを押したままにします。

※この記事は『Mac Fan』2025年1月号に掲載されたものです。

おすすめの記事

著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

この著者の記事一覧